蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

小さな花たち  (bon)

2017-10-02 | 日々雑感、散策、旅行

 今年も早や10月に入りました。不精して、しばらくベランダにもあまり出ていなかったの
ですが、時季が来ると自然はその季節を感知して、小さな身体にそれぞれの花を咲かせて
いじらしささえ覚えるのですね。(花の写真は、9月30日のものです。)

 
 どうした拍子か、恐らく新党結成の地響きが 野党全域を揺り動かしてしまい、瓦解する
羽目になった政党がでるなど 大荒れ模様を呈しています。 1強与党の、勝手気ままな横暴
ともいえる振る舞いに一矢を打ちこむ・・そんな大きな流れもそこに潜んでいるのでしょう。
 こんなに右往左往した政界は見たことがありません。選挙当選だけを求める輩もうごめい
ているから、なおお寒い感じがするのでしょう。こんなことでいいのでしょうか!

  
 話は、すっかりそれてしまいました。先月末にベランダで咲く小さな花たちを拾ってみま
した。ありふれたものばかりで、見栄えがしませんがお許しを願うばかりです。

 アシダンテラ  もう消えてなくなったのかと思っていましたら、突然咲いてきました。
 何となく優雅に見えるこの花、日本には1935年頃に、エチオピア産のアシダンテラ・ビカ
ラー
A.bicolor Hochst.とその変種のムリエレーというのが、主に切り花として入って来た
のだそうです。 “白色花で内側の3弁の基部に紫黒紅色の鮮やかな斑紋があり,魅力的で
ある。芳香が午後になると強くなるので,切り花や花壇で愛好される。”などともいわれて
います。形状や性質はグラジオラス(春植え)と似ていますが、寒さに非常に弱いなど一般の
グラジオラスとはやや性質が異なるようです。

         アシダンテラ
          

 2014.8.25のブログ「アシダンテラとゼフィランサス」に、記事アップしていますから、
4年前に一度咲いたのでした。アヤメ科グラジオラス属だそうで、アシダンセラともよばれ
るようです。

 コルチカム  先ずは、写真をご覧ください。

  コルチカム (パソコンの上で)         花アップ
  

 

 コルチカム(Colchicum autumnale) はイヌサフランとも呼ばれ、イヌサフラン科の植物
で、原産はヨーロッパ中南部から北アフリカだそうです。名前の通り、秋に花が咲きますが、
写真のように、球根を土も水もなくてもこのように花が咲く珍しい植物です。花が終ってから
葉が出て来るのです。花が終った後に鉢植えにしようと思っています。名前に「サフラン」
とあり、見た目も良く似ていますが、アヤメ科のサフランとは全く別の植物なんですね。

 このコルチカム、毒性があり、毒性植物で有名な「トリカブト」がありますが、昨年まで
の10年間で、トリカブトで3人が死亡しているのに比して、コルチカムは6人も死亡している
といいますから、よほど恐ろしいのですね。しかし、この毒性『コルヒチン』は、痛風薬と
しても薬事法で認可、販売、処方されているといいますから“毒も使いようで薬”なんです
ね。

 色は、写真のは、白っぽく先が少し淡い紫色ですが、全体が藍色のものもあります。
 こちらも、2010.10.12,2011.9.26にブログ記事アップしていました。もう6~7年前に
なるのですが、この時、園芸友の会の講師先生から球根を頂いたのでした。そして、今年、
再び球根の頂きました。

      いただいた球根(2球) (9月15日)
         

 

 ステルンベルギア この花も、確か以前に植えて一度咲いた記憶がありましたが、その後
どうなったのか忘れていて、5号鉢に名札も付けずにそのままにしていましたら、突然黄色
の花が2つ咲いてきたのです。
 ステルンベルギア・ルテア(Sternbergia lutea)は、ヨーロッパ南東部からアジア南西部
に5~8種が分布する小球根で、秋に休眠から覚めると、葉の出現と同時、あるいは花が先駆
けて1つの球根から2~3本咲くようです。花後は、葉を残し、冬越ししたあと、初夏に葉が
枯れて夏に休眠するのです。和名はキバナタマスダレとよばれ、ヒガンバナ科 / キバナタマ
スダレ属(ステルンベルギア属)の植物です。

       ステルンベルギア
         

 

 マユハケオモト 面白い花の形ですね。 マユハケオモトは、別名ハエマンサス(Haeman
thus albiflos)といい、アフリカ、南アフリカに約60種類が分布するヒガンバナ科 
マユハケオモト属の球根性の植物です。 マユハケオモトは、花の形がお化粧用のハケ
(刷け)に似ているからこのような名前が付いたのでしょう。 夏は休眠して9月下~11月上
に開花する冬生育型なんですね。 日本へは明治時代の初期に渡来したそうです。

 このブログ、2014.10,21「マユハケオモト」に記事アップしていました。 この前年
(2013年10月下旬)の蓼科農園収穫祭の時に、滋賀県のNさんがわざわざ持参していただい
たのでした。 今年も健在です。

       マユハケオモト
         

 以下には、写真だけを並べました。

 まだ咲いているムクゲ           ハイビスカス
  

       紅葉したチョウジソウ(5月頃に白い花が咲きます。)
               

 

 

 

 

 

 


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