蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

聖護院大根  (bon)

2016-12-19 | 日々雑感、散策、旅行

             このところ季節外れの気温ということで日中は15℃と予想され
            11月上旬並らしいです。今日は、大きな高気圧が列島を覆い
            広い地域で、風も弱く良いお天気となりそうです。

 
 今年初めて、すぐ前の市民農園で作ってみました。 聖護院ダイコンです。今年9月15日に
種まきをして、あれから3か月ほどで、もう収穫できていますから本当にお手軽な感じで栽培
できるのです。青首大根もこの時一緒に植えました。 しかし長ネギをこの時期に収穫する
ためには、春3月に種まきをし、7月に定植してようやく・・で、やや時間がかかります。 
ネギやダイコンは、今月に入って少しずつ収穫し、ご近所さんにもいただいてもらっています
が、昨日の日曜日、これらをまとめて集合させてパチリとしました。

          聖護院ダイコンなど(聖護院、青首、長ネギ、こかぶ)
              

 

 聖護院ダイコンというのは、いわゆる「丸大根」ですが、京都の伝統野菜なんですね。
もとはといいますと、江戸の昔(1830年ころ)に尾張の国から京都聖護院の東、金戒光明寺に
普通の長大根が奉納された時、この大根を付近の農家がもらいうけて長年栽培しているうちに
丸くなったそうです。おそらく、京都のそのあたりの耕地が浅く土中深く根を伸ばせないため、
その環境に適した形に変わってきたのかも・・といわれています。現在、京都南部の淀地区を
中心に栽培されるようになった事から「淀丸大根」や「淀大根」とも呼ばれたりしているそう
です。 しかし、今や、市販の種(タネ)そのものが「聖護院大根」として売られているので、
どこで栽培しても聖護院なんですね。 そもそもの原種は、尾張の国の「宮重(みやしげ)大根」
だそうで、普通の青首大根もこの系統だといいますから、大根の元祖?みたいな存在なんですね。

種まきの10日後あたり           収穫期
 

 

抜く直前                       12月初めころの長ネギ
 

 

 聖護院大根は、煮物用と言われているのですね。 「聖護院大根は一般的な青首大根と比べ、
単に形がまるいという違いだけではなく、肉質がとても柔らかいのに煮くずれしないのが特徴
で、辛味や大根臭さが少なく、甘みがあり、田楽や煮物、風呂吹き大根など煮て美味しい大根
です。水分が多いため、大根おろしには向いていません。西洋料理でも、ポトフ的な煮物や
スープなどに使うと良いでしょう。出汁をしっかりと含ませて柔らかく煮上げたものを魚料理
などの下に敷いたりして一緒に食べても美味しいです。」とありました。

 また「肉質が緻密で、生のままスティックにしたり細切りにしてサラダ的な使い方をしても
とても歯ざわりがよく、また、辛味が少なくほんのりと甘味があってとてもおいしいです。
さらに、漬物も沢山あります。ピクルスにしても良いでしょう。」ともありました。

         鶏肉とうすあげの煮物にしてみました。
          

 

 聖護院ダイコンとよく似た丸い形のカブがあります。千枚漬けでおなじみの「聖護院かぶ」
ですね。 ネットを見ていたら、大根の方でも千枚漬けができる・・などとありましたので、
キャベツなどをスライスする器具で、丸大根をスライスして、甘酢と昆布に付け込んでみました。 
かぶ独特のぬめりのような食感はありませんでしたが、千枚漬けに似た「おなます」風でおいし
く頂きました。

 ついでに、「聖護院かぶ」も、京野菜の一種で、京の伝統野菜に指定されているのです。
成長すると2 - 5kgにもなる、日本最大級のカブで、千枚漬けの材料となっているほか、煮物や
汁物もあるそうです。 聖護院大根の方は、原種が尾張からでしたが、こちらのカブは、近江が
原種で、享保年間(1730年ころ)に、近江の国堅田から、京都府左京区の聖護院に持ち帰り栽培
し改良したことからこの名になったそうです。 昼夜の気温差が大きく、霧が発生する地方が好
条件のようで、今では京都府亀岡市や滋賀県大津市で盛んに栽培されているそうです。

 聖護院かぶ と 聖護院大根とはどう違うのか? かぶと大根は、基本的(植物学的)には全く
別ものなんですね。 古い名でも、かぶはスズナ、大根はスズシロ ですね。 詳しくは、この
どちらも、アブラナ目、アブラナ科ですが、かぶはアブラナ属で大根はダイコン属なのだそうで
す。 どちらも丸いですが、葉に鋭い切れ込みがあるのがダイコンで、切れ込みのないのがカブ
ですので、機会がありましたらご確認ください。

 もう終わりますが、「聖護院キュウリ」というのもあるそうですね。江戸時代頃から栽培が
はじまったとされるきゅうりで、明治から昭和の中頃までさかんに栽培されていましたが、暖地
産の早生きゅうりが主流となり生産は激減してしまったようです。今では、保護種となっている
ようです。聖護院きゅうりは、黒いいぼいぼの、丸というよりやや三角のような断面をしている
そうです。 

   お疲れさまでした~。


         収穫が続いているしゅんぎくとほうれん草です。
          

 

 



 

 

 



『ささやき』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 秋田蘭画  (bon) | トップ | 冬至  (bon) »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日々雑感、散策、旅行」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL