つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
愛犬と町を歩き、記録し、記憶する。
私的津幡町見聞録、時々イラスト。

消えゆく意匠の記録。

2016年10月29日 19時45分30秒 | 日記
デザインには、流行がある。
顕著な例が「ファッション」だろう。

戦争の傷が癒え始め、消費文化が一挙に花開いた時代をリードしたのが、
フランス・パリで「クリスチャン・ディオール」が発表したニュー・ルック。
メンズファッションなら太陽族だ。
好景気の追い風に乗って登場したのは、アイビー・ルックとモッズ・ファッション。
女性の間では、ミニスカートが大流行。
サイケ・ファッションが下火になると、神戸のニュートラ、横浜のハマトラが席巻。
そして、DCブランドの台頭。
渋カジ、アメカジ、グランジ、エスニック。
チビT、ルーズソックス、腰パン、ローライズジーンズ等々…。
つい、前置きが長くなってしまうほど多種多彩だ。

移り変わるスピードはファッションに及ばないものの、
どんなモノも、流行り廃りと無縁ではいられない。
気が付くと、デザインは「時代を醸す」ようになる。
身近で代表的な例の一つが「看板」だろう。

本日、空に薄日が差し始めた夕刻、散歩に出かけた際、
川尻水門近くの川沿いで、倒れた看板を発見した。

角度が深く、掲示面は分り難かったが、どうやら川の保全に関する告知らしい。
思うに、自然倒壊ではないようだ。
建て替えのため、人為的にコンクリ―トの台座ごと引っこ抜かれたのだろう。
…などと考え、ふと辺りを見渡すと、
風雪に耐え、時代を醸す看板類が林立していた。

↑ウインクした河童は判別できるが、足元の魚らしき生き物の種別は謎。
正直、かなり稚拙だ。
原案は、一体どこのどなたが描いたのだろう?
市街局番の桁数から、少なくとも10年が経過しているのは明らかである。

↑こちらも、経年数は前述同様。
板面が消えかかっているのに、電話番号だけが鮮明。
桁数が現在に沿っている事からも、明らかに後貼りだと分かる。

↑コレは、更に古く思える。
浮いた錆がベースになった劣化具合に加え、
文字とキャラクターの質感が80'sっぽい。

↑続いてコチラ。
肝心のメッセージが、殆ど読めない。
反面、溺れかけている子供の迫力がアップ!↓

こ…怖い…。

きっと近い将来、無くなってしまうであろうユルくて雑な看板たち。
今のうちだ。
散歩へ出かけた折には鑑賞しておきたい。
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