つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
愛犬と町を歩き、記録し、記憶する。
私的津幡町見聞録、時々イラスト。

変化と伝承。

2016年10月30日 12時27分21秒 | 日記
散歩中の楽しみの1つは「音」だ。

梢や電線を鳴らす風の音。
野鳥や虫の声に、それらの羽音。
川面で跳ねた鯉の水音。
電車のレール音に呼応する遮断機の警告音。
自動車のエンジンの機動音。
家々から漏れ聞こえる生活音。
…物静かな田舎町ながら、耳をすませば案外と「音」に溢れているのだ。
それらは時折、僕の関心をくすぐる。
先日の場合は、風に乗って運ばれてきた「掛け声」だった。

音の発生源は「津幡中学校」。
拙ブログ過去の投稿に掲載したが、現在、僕が通っていた当時の面影はない。
70年近くに及ぶ歴史の中で、幾つかの統合・分離を繰り返し、
平成に入ってから建物も大幅に改築され「見知らぬ母校」になってしまった。
一抹の寂しさを禁じ得ないものの、時の流れ故、致し方ない。
形在る物は、いつか壊れてしまうのだ。

しかし、幸いにして変わらないモノもある。
「伝承」だ。

朝練前、グラウンドに向かって一礼を捧げる姿。

散り散りに所定の位置について汗を流す後輩たちの姿は往時と同じ。
準備運動の掛け声も変わらない。

「イチ、ニッ」「サン!シ!」
「ゴー、ロク」「シッ!ハチ!」

風に乗って辺りに響く規則正しいコールアンドレスポンスを聞きながら、
昭和の頃の校舎を思い出す。
懐かしさに浸りながら、その場を後にしようとした時、
不意に、違和感を覚える施設が目に映った。

太陽光発電用のソーラーパネル。
記憶の中の光景にはない、変化の好例。
平成の産物である。
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