
目が痒ーい。
今週は徹底的に花粉症に苛められました。
大袈裟ではなく、「目玉」を取り出して水でじゃぶじゃぶ洗いたいくらいです。
こうなると、鼻も常時むず痒いし、仕事にもなかなか集中できません。
このシーズンは決して嫌いじゃないんですが、この症状だけは何とかならないかなあ。
さて、そんな憂鬱な気分のなか、今週よく聴いたのは、
・バリリカルテットのモーツァルト:弦楽五重奏曲第3番&5番
・ケフェレックのモーツァルトアルバム
・フェインベルグの未発表録音集
の3枚です。
今日は、その中からフェインベルグの未発表録音集を採りあげます。
フェインベルグは1890年生まれのロシアの名ピアニストですが、彼の新譜がリリースされる話は、銀璧亭のTandoさまからうかがっておりましたが、ようやく先日入手することができました。
早速聴いてみましたが、昨年初めて彼の平均律を聴いたときと同様、大変強い感銘を受けました。
ひとことで言うと、とにかく自然。テンポもデュナーミクも柔軟で、堅苦しさは微塵も感じられません。
録音時期が大きく異なるので、中には録音に難のあるものもあります。
たとえば、1948年のライブ録音であったスクリャービンのピアノソナタなどは、スクリャービン特有の美しい内声部の変化がほとんど聴き取れない。想像を逞しくすると、確かにそれらしく聴こえるような気はするけど、やはりもっといい録音で聴きたかったというのが本音ですね。
楽しみにしていただけに残念でした。
しかし、バッハは素晴らしかった。
とくに初出のステレオ録音の3曲は、神々しさすら感じさせる名演奏。
これだけ立体的にフーガが鳴り響くことも珍しいでしょう。
ロマンティックなバッハですが、ポリフォニーの再現という点で圧倒的な印象を聴き手に与えます。
濡れたような弱音の魅力も、フェインベルグの大きな特徴でしょう。
なかでもフェインベルグ自身の手で編曲された「前奏曲とフーガ」BWV533を聴いていると、不覚にも何度も涙がでそうになりました。
そして、この曲を録音した同じ年にフェインベルグはこの世を去ります。
1962年のことでした。
<曲目>
■Bach: Fantasia & Fugue in a, BWV 904(初出ステレオ)
■Bach: Sinfonia in A, BWV 798
■Bach: Toccata in D, BWV 912(初出ステレオ)
■Bach-Feinberg: Prelude & Fugue in e, BWV 533(初出ステレオ)
■Bach-Liszt: Fantasia & Fugue in g, BWV 542
■Scriabin: Sonata no. 5(1948年1月 モスクワにおけるライブ録音)
■Rachmaninoff: Preludes op. 23 nos.1 , 3, 7, 8
■Liszt: Consolations no.s 1, 2
■Chopin: Ballade in f, Op. 52
<演奏>
サムイル・フェインベルグ(ピアノ)
今週は徹底的に花粉症に苛められました。
大袈裟ではなく、「目玉」を取り出して水でじゃぶじゃぶ洗いたいくらいです。
こうなると、鼻も常時むず痒いし、仕事にもなかなか集中できません。
このシーズンは決して嫌いじゃないんですが、この症状だけは何とかならないかなあ。
さて、そんな憂鬱な気分のなか、今週よく聴いたのは、
・バリリカルテットのモーツァルト:弦楽五重奏曲第3番&5番
・ケフェレックのモーツァルトアルバム
・フェインベルグの未発表録音集
の3枚です。
今日は、その中からフェインベルグの未発表録音集を採りあげます。
フェインベルグは1890年生まれのロシアの名ピアニストですが、彼の新譜がリリースされる話は、銀璧亭のTandoさまからうかがっておりましたが、ようやく先日入手することができました。
早速聴いてみましたが、昨年初めて彼の平均律を聴いたときと同様、大変強い感銘を受けました。
ひとことで言うと、とにかく自然。テンポもデュナーミクも柔軟で、堅苦しさは微塵も感じられません。
録音時期が大きく異なるので、中には録音に難のあるものもあります。
たとえば、1948年のライブ録音であったスクリャービンのピアノソナタなどは、スクリャービン特有の美しい内声部の変化がほとんど聴き取れない。想像を逞しくすると、確かにそれらしく聴こえるような気はするけど、やはりもっといい録音で聴きたかったというのが本音ですね。
楽しみにしていただけに残念でした。
しかし、バッハは素晴らしかった。
とくに初出のステレオ録音の3曲は、神々しさすら感じさせる名演奏。
これだけ立体的にフーガが鳴り響くことも珍しいでしょう。
ロマンティックなバッハですが、ポリフォニーの再現という点で圧倒的な印象を聴き手に与えます。
濡れたような弱音の魅力も、フェインベルグの大きな特徴でしょう。
なかでもフェインベルグ自身の手で編曲された「前奏曲とフーガ」BWV533を聴いていると、不覚にも何度も涙がでそうになりました。
そして、この曲を録音した同じ年にフェインベルグはこの世を去ります。
1962年のことでした。
<曲目>
■Bach: Fantasia & Fugue in a, BWV 904(初出ステレオ)
■Bach: Sinfonia in A, BWV 798
■Bach: Toccata in D, BWV 912(初出ステレオ)
■Bach-Feinberg: Prelude & Fugue in e, BWV 533(初出ステレオ)
■Bach-Liszt: Fantasia & Fugue in g, BWV 542
■Scriabin: Sonata no. 5(1948年1月 モスクワにおけるライブ録音)
■Rachmaninoff: Preludes op. 23 nos.1 , 3, 7, 8
■Liszt: Consolations no.s 1, 2
■Chopin: Ballade in f, Op. 52
<演奏>
サムイル・フェインベルグ(ピアノ)











私自身、この音源からは、発売前の期待を遙かに上回る感銘を受けました。
ただ、最近は深刻な(?)スランプ状態でして、その感銘がどうしても納得出来る言葉になりません。
romaniさまのエントリーを拝読して、悶々と抱えてきた胸のつかえが下りたような心地です。
これを好機と、拙blogで以前に載せたエントリーを再読した所、誤謬を発見することができました(^^;
その仕切り直しの意味もこめて、やはり今一度拙blogでも、フェインベルグについて書き連ねたいと思います。
背中を押して頂いた…と言うより、romani様に便乗するような恰好で心苦しい限りですが、その砌にはこちらからも是非トラックバックを送らせてください。
いつもありがとうございます。
フェインベルグはTandoさまに教えていただいたピアニストで、平均律を聴いて以来、私にとっても大切なピアニストの1人です。
彼の自在なスタイルは、タイプはまったく異なりますがグルダと相通ずるところがあるように思います。
Tandoさまの記事を楽しみにしております。