今年の夏の甲子園は、例年になく面白い。
昼間は結果を確認するくらいしかできないので、帰宅後、食事をしながら「熱闘甲子園」で試合内容を楽しむのが、ここしばらくの日課になっています。
今日は、いよいよ決勝戦。
白熱した素晴らしいゲームでした。
大会屈指の好投手同士が、実力どおりのピッチングをすると、さすがに爆発力を秘めた両チームの打線であっても、そう打てるものではありません。
しかも、今日は両チームの守備も素晴らしく、ピーンと張り詰めた緊張感の中、稀に見る好ゲームだったと思います。
1対1の引き分け再試合というのは、きっと神様の配慮にちがいありません。
私なんかは絶対両校優勝でも良いような気がしますが、いかがでしょうか。
さて、最近通販で購入したコーガンの10枚組ボックスセット。
まだ2枚しか聴いていませんが、なかなか素晴らしいです。
とくに感銘を受けたのが、ベートーヴェンのクロイツェルソナタ。
とても1952年のモノラル録音とは思えないくらい、生々しい音が聴けます。
ややピアノが遠く感じますが、これは、ないものねだりというもの。
コーガンのヴァイオリンは、まさに緊張感溢れる鬼気迫るもの。
剣の達人が名刀を持って静かに構えただけで、あたりの空気が変わりますよね。そして、気合もろとも、真っすぐに正面から一気に打ち込んでくる。聴き手も真剣に受け止めないと大怪我をします。
しかもコーガンは、凄みだけではなく、美しい音を奏でる秘法も身につけている。
これは手ごわいです。とくに第1楽章にそれが顕著でした。
そして忘れてはならないのが、ピアノのギンズブルグの素晴らしさ。
このロシアの名ピアニストは、ある意味でコーガンとよく似ているのではないでしょうか。
大変なヴィルテュオーソでありながら、音楽の本質に真正面から切り込んでいく気概と、凛とした美しさを併せ持っています。
コーガンが楔のように打ち込む強烈なアクセントを、ことごとく見事に受け止め、圧倒的な技術の冴えとともに絶妙の表現で投げ返す。そして弱音部では、美しくも緊張感溢れる音楽を2人して奏でる。
本当に見事なベートーヴェンとしかいいようがありません。
「クロイツェルソナタ」という稀代の剛速球を投げつけたベートーヴェンも、きっと「天晴れ!」と褒めてくれることでしょう。
もう一枚のディスクでは、初めて聴くデニソフのパルティータが滅茶苦茶面白い。
バッハの無伴奏パルティータ第2番を下敷きにして、デニソフが自由に脚色したものですが、独奏ヴァイオリンは比較的原曲に近い音楽を奏でています。
しかし、バックが美しくハーモニーをつけているなぁと感じた瞬間、とんでもない不協和音に変わり、まったく心が休まる暇がありません。(笑)
もうこの段階で、まんまとデニソフの術中にはまっているのでしょうね。
続くショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲が、何とクラシカルな安らぎに満ちた音楽に感じたことか・・・。
こんなことは、初めてでした。
そんな曲の配列はともかく、このショスタコーヴィチも素晴らしい演奏でした。
このボックスセット、他にも珍しい作品が多く含まれているようなので、コーガンの名技とともに楽しみに聴いていきたいと思います。

<CD3>
■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 Op.47『クロイツェル』
1952年5月30日
グリゴリー・ギンズブルグ(P)
■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 Op.96
1975年1月4日
サミュエル・アルミアン(P)
<CD-2>
■デニソフ:ヴァイオリンと室内オーケストラのためのパルティータ
1981年5月9日
パーヴェル・コーガン(指揮)管弦楽団
■ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.99
1959年4月24日
キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル
■サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
1951年11月1日
アレクサンドル・ガウク(指揮)大交響楽団
昼間は結果を確認するくらいしかできないので、帰宅後、食事をしながら「熱闘甲子園」で試合内容を楽しむのが、ここしばらくの日課になっています。
今日は、いよいよ決勝戦。
白熱した素晴らしいゲームでした。
大会屈指の好投手同士が、実力どおりのピッチングをすると、さすがに爆発力を秘めた両チームの打線であっても、そう打てるものではありません。
しかも、今日は両チームの守備も素晴らしく、ピーンと張り詰めた緊張感の中、稀に見る好ゲームだったと思います。
1対1の引き分け再試合というのは、きっと神様の配慮にちがいありません。
私なんかは絶対両校優勝でも良いような気がしますが、いかがでしょうか。
さて、最近通販で購入したコーガンの10枚組ボックスセット。
まだ2枚しか聴いていませんが、なかなか素晴らしいです。
とくに感銘を受けたのが、ベートーヴェンのクロイツェルソナタ。
とても1952年のモノラル録音とは思えないくらい、生々しい音が聴けます。
ややピアノが遠く感じますが、これは、ないものねだりというもの。
コーガンのヴァイオリンは、まさに緊張感溢れる鬼気迫るもの。
剣の達人が名刀を持って静かに構えただけで、あたりの空気が変わりますよね。そして、気合もろとも、真っすぐに正面から一気に打ち込んでくる。聴き手も真剣に受け止めないと大怪我をします。
しかもコーガンは、凄みだけではなく、美しい音を奏でる秘法も身につけている。
これは手ごわいです。とくに第1楽章にそれが顕著でした。
そして忘れてはならないのが、ピアノのギンズブルグの素晴らしさ。
このロシアの名ピアニストは、ある意味でコーガンとよく似ているのではないでしょうか。
大変なヴィルテュオーソでありながら、音楽の本質に真正面から切り込んでいく気概と、凛とした美しさを併せ持っています。
コーガンが楔のように打ち込む強烈なアクセントを、ことごとく見事に受け止め、圧倒的な技術の冴えとともに絶妙の表現で投げ返す。そして弱音部では、美しくも緊張感溢れる音楽を2人して奏でる。
本当に見事なベートーヴェンとしかいいようがありません。
「クロイツェルソナタ」という稀代の剛速球を投げつけたベートーヴェンも、きっと「天晴れ!」と褒めてくれることでしょう。
もう一枚のディスクでは、初めて聴くデニソフのパルティータが滅茶苦茶面白い。
バッハの無伴奏パルティータ第2番を下敷きにして、デニソフが自由に脚色したものですが、独奏ヴァイオリンは比較的原曲に近い音楽を奏でています。
しかし、バックが美しくハーモニーをつけているなぁと感じた瞬間、とんでもない不協和音に変わり、まったく心が休まる暇がありません。(笑)
もうこの段階で、まんまとデニソフの術中にはまっているのでしょうね。
続くショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲が、何とクラシカルな安らぎに満ちた音楽に感じたことか・・・。
こんなことは、初めてでした。
そんな曲の配列はともかく、このショスタコーヴィチも素晴らしい演奏でした。
このボックスセット、他にも珍しい作品が多く含まれているようなので、コーガンの名技とともに楽しみに聴いていきたいと思います。

<CD3>
■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 Op.47『クロイツェル』
1952年5月30日
グリゴリー・ギンズブルグ(P)
■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 Op.96
1975年1月4日
サミュエル・アルミアン(P)
<CD-2>
■デニソフ:ヴァイオリンと室内オーケストラのためのパルティータ
1981年5月9日
パーヴェル・コーガン(指揮)管弦楽団
■ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.99
1959年4月24日
キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル
■サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
1951年11月1日
アレクサンドル・ガウク(指揮)大交響楽団











早実が勝ちましたが、私は北海道が好きなので苫小牧の選手を応援していました。(単純・・・)
ちょこっとしか見れませんでしたが、決勝戦以外も良い試合がたくさんあったように思います。
高校時代に学内でソフトボール大会があり、決勝戦で負けてしまったのですがとても良い思い出です。
いつもありがとうございます。
>冷たいとは生前の大方の批評でしたが、私は冷たいとは全然思いません。
いやー、全く同感です。甘口か辛口かというと、やっぱり辛口だと思いますが、底流には常に温かいものが流れているように感じます。
>コーガンはバッハの無伴奏はなかったですよね?
無伴奏も、きっと録音があるような気がするのですが・・・。
どこかでシャコンヌを聴いたような気がします。
また、確認してみますね。
決勝戦の再試合も、ほんとに素晴らしいゲームでしたね。
きっと生涯忘れることはないと思います。
>決勝戦以外も良い試合がたくさんあったように思います。
ほんと、そうですね。熱くて、激しくて、でも爽やかで・・・。
最高のドラマを見せてもらいました。
同じ目線でおさかな♪さんが見ておられたようで、とてもうれしく思いました。
ありがとうございました。
TBを頂戴したエントリー所載の\\\"Ginzburg Live Recordings \\\"シリーズは遺族の協力を受けながら無事に続編も出揃い、手元の音源も厚みを増しました。
既にご存知かも知れませんが、タワーレコードでは取り扱いがあるようです。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfSearchResults.jsp?keyword=AllKeyClassical&entry=Ginzburg+Live+Recordings+&GOODS_SORT_CD=101&SEARCH_GENRE=ALL&TYPE=&STR=
コーガンとギンズブルグは、そんなに親しい関係だったのですか・・・。
演奏を聴いて、なるほどと思いました。
またタワレコの情報、ありがとうございました。
是非ゲットして順に聴いてみたいと思います。