GPX250 Ninja:バイクと猫とサンフランシスコの雑記

Kawasaki GPX250でベイエリアをまったり走る…バイク通勤 in San Francisco

天気が良いからBodegaBay。その3:Point Reyesのアワビアート!?

2016年10月03日 | バイク
入り江が見渡せるカフェ前にバイクを停めて…案外混んでた。アメリカの「駐車場なんだからバイクだろうが車だろうがどこでも停めて良し」は非常にウレシイ。日本だと「いや〜、バイクの駐車場は無いんで…」と言われる事がしばしばある。最近は中高年ライダーが増えた所為で「バイクで来る観光客もいる=彼等も観光地にお金を落としてくれる」と気付いたのか、観光地では多少バイク駐車場が確保される様になってきた…にしてもまだまだ車の駐車場に比べると圧倒的に少ないですからね。


サンドイッチやピザは右のレストラン。エスプレッソ系とアイスクリームは左のスタンドで。めんどくさいけれど、商売上の住み分けしているらしい。60代とおぼしきご夫婦2人だけでやっているスタンドは行列してる。後ろに並んでいたオジサンが「ここはとにかくいつも行列なんだ。商売うまく行ってて羨ましいワ」なんでもその人はSFの某レストランのオーナーなんですと。SFは場所代が激高だから彼がぼやくのも無理は無い。10種類あるアイスクリームから選んで、エスプレッソの上に載せる、なんて事もやってくれます。


おねだりワンコ。飼い主のオジサンが食べているフライドポテトが欲しい…。


Bodega Bayは今日も穏やかに静かに広がっている。ラグーンだから湖と同じで強風の時以外は波が無い。


カフェのオバチャンのアドリブ的特製「カプチーノにピスタチオバニラアイス載せ」を味わいつつ、入り江の前のベンチで15分ほどノンビリ。これは美味しかった。邪道だろうが構うもんか。おばちゃんいわく「コレやる人は多いわよ。コーヒー飲みたいしアイスクリームも食べたい、でも2個両手で持つのは面倒って人もいるからネ。一緒にしたら片手で持てるじゃない」だそうです。はい、まさにその通り。あの狭い空間で両手に持ってたら絶対こぼすか、他人の服にアイスクリームが付くとかでトラブルに違いない。


ワイルドフラワーがたくさんある。今の季節はWhite Yarrow (ノコギリソウ)だらけ。これ、霧ヶ峰にもあったですヨ。日本の高山植物と近縁の植物がここら辺で雑草としてわんさか生えている事があってびっくりする。


さて、帰り道。すれ違うバイクライダーたちと挨拶を交わしつつ…


牧場地帯を突っ切って走る。眺めが良いのお…。


丘の上には黒牛の群れ。上空にはタカが舞う。SFが洗練されたITビジネス都市だと喧伝しても、NAPAやSONOMAがオシャレなワインを誇っても、ベイエリアの実質はこのテの農村なのヨ。牧畜・農業の強力な地盤があるから他の表層産業が生まれる余地が出来るってわけ。


R1に入る曲がり角は目立たないから気をつけていないと見落とす。うっかり通り越した事は何回もある。今日は前にライダーさんいたから続いてすんなり…。


Ocean Roarに向かって走る。反対側から見ると同じ道なのに新鮮に見えるから面白い。


牧場の中の一本道をひた走る。右側は自然保護区。トレイルがあるから中に入って水辺まで行けまヨ。ソルトマーシュを近くで見たいならトレイルを歩くのも良いかもね(でもトイレなし、休憩所無しですヨ)。


Ocean Roarを見下ろすポイントまで戻って来た。コールボックス付きの一時待避所から河口が見渡せる。下は砂利と砂で滑るから気をつけて入る。こんな所で転けたら悲惨以外の何ものでも無し…。


Ocean Roarの眺め。大概の人は眺めに感激するか、でなきゃ河口の形成や潮の入り込み方に興味を示す。でもこの眺めを見て無感動、何の興味も示さないヤツもいる、と最近知った。


クリークとしては二級河川に見えるのに、河口は素晴らしい。キークリークからの淡水とTomales Bayの塩水が混ざり合う所だから、特殊な生物、植物が繁殖している。


もう一枚。満潮の時は水路が現れます。干潮時はメインの水路を除いて(つまり川)水が無くなる。


Ocean Roarからは海沿い。Hog Islandが見える。


今頃から来る人たちもいる。すかさず「ヤエー!」


連続でまた来た。あわてて引っ込めたVサインを出し直し。マスツーかい。


海沿いのR1を走るのはホントに気持ちが良いですヨ。車でもいいけれど1人なら絶対バイクがいい。帰りは行きより早く感じるからあっという間に「丘をもう一つ越えればPoint Reyes」の地点まで来てしまう。


ブラックマウンテンを横目で見ながら丘を越えたら拍子抜けするほどあっけなく、Point Reyes Stationの町へ。


ここには面白い家があります。アーティストなのか土着宗教的な何かなのか…それとも単なる飾りなのかは謎。


全部アワビ。ポールのてっぺんには鹿の角。


ちょっと異様な眺めだし…元ボスに聞いたら知ってるかも知れないな。場所は丘から降りて来たR1をそのまま真っ直ぐ行ってCow Girlsの店を過ぎた交差点の近く。消防署の裏です。


さて、Point Reyesでは別にする事は無し…ガソリンは十分あるし休憩はサウサリートでいいし。今日はチーズ工房には寄らないし…なのでそのまま町を通り抜けてR1を南下。


帰り道は順調に走ってラークスパーの町を通り抜け…セピアにしてみた。


サウサリート近くの湿地帯で強烈な虫アタック。シールドの真ん中にヒットしたから掃除しなきゃ走れません。小さな虫なら前が見えなくなる事はないけれど、かなり大きな蛾だったからね。視界不良は困るから横道に入って停車。カムにヒットしなくて良かった。後ろの水面はサンフランシスコベイの入り込み。ここは水鳥のサンクチュアリになってる。


サウサリートに戻って来たんで休憩。サウサリートのアイスクリーム屋さんでコナコーヒーアイスクリームをゲット。日本のアイスは上品にスクープ一個を載せる。アメリカはどこでも盛大にギチギチに詰めて盛りあげる。絶対スクープ3個分くらい入ってると思うヨ。ダブルにしたら6個分…こりゃアメリカ人が太る訳だわさ。


サンフランシスコを眺めながらいつもの公園でアイスクリームをなめつつノンビリして、日が陰り出す頃にGGBを渡って帰宅。


本日のルートです。往復で約230キロ。ノンビリした休日のソロツーにはちょうど良い距離です。ロシアンリバーのあたりまで行っても良いけれど、ロシアンリバーまで行くなら釣りキャンプしたいもんね。かなり昔にロシアンリバーの先の小さな入り江(釣り許可の場所)で一日釣りした事があった。巨大なカサゴやアイナメが釣れますヨ。


ところで、例の「アワビポール」は皆に知られているらしい。スタジオシェアの友人に聞いたら典型的北部のカルチャーなんだそうで。北カリフォルニアからカナダにかけて、北に行く程この様なポールで飾った家が増えるんだそうな。海や山の猟に関係する人がネイティブアメリカンの文化に触発されて作って来たものじゃないか?との事です。思わぬ所で思わぬ文化の流れを見た。

[その1」と「その2」もよろしく。
天気が良いからBodegaBay。その2:牧場地帯をひたすら走る
天気が良いからBodegaBay。その1:渋滞GGB入り口はショートカットで回避


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