杵屋六郎ブログ

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芸談

2016-10-16 00:28:21 | 日記

一般に公開されている芸談では本当に芸の上で大切なことは書かれていないと思った方が良い。一般の人にも耳障りの良い事は本当の進歩には結びつかない。常識の範囲で稽古しても普通の芸にしかならず、画期的な上達は望めない。一見すると非常識にしか見えないものがコツであることが多い。若い時にこそ進歩的な考えをして常識を打ち破る稽古をした方が良い。歳をとれば自然にそぎ落とされて常識的な範囲に落ち着いいてしまう。誰でもが自然にそうなる。若い時にこそ無茶が出来ると思って色々と試した方が良い。
自分の専門分野では名人であっても、芸のコツを言葉で具体的に表現することは違った能力を必要とするからだ。
良い芸が出来てもそれを上手に伝達するのは難しいことだ。特に画期的な稽古方法、理論、理念、信念となると教えることが無理になる。
価値観の差は非常に大きく芸に影響を及ぼすものだ。
世阿弥の花伝書には芸における多くのコツが書かれているが、それを知る人は少ない。花伝書を芸のコツを教えるハウツー本だと考えれば話は早い。一読する価値は大いにある。
若くして神童と騒がれても大成する人は意外に少ない。逆に言えば、誰にでもチャンスがあるという事。ちょっと気が付くのが遅くても時間をかけて芸をエージングするつもりでいれば良い。花の咲く時期が少し遅くなるだけだと考え、修行にゆとりを持つことが大切だ。
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