杵屋六郎ブログ

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何気ない瞬間の中に真実を発見する力を得よう。

2017-01-04 19:46:06 | 日記
世の中のお世辞や美辞麗句を鵜呑みにすると、とんでもない真実を見逃してしまうことがある。音痴なのに周りの気配りで気が付かない有名なオペラ歌手の実話からも分かるように音痴なのにそれを理解していない人は山ほどいる。そういう人が底辺で音楽を支えているのも残念ながら事実。愛好家というのはありがたい存在だと言える。音楽を不得意とする人が努力を惜しまないのも事実だ。努力しても無駄とは言わないが筋の良い人は教えなくてもわかるというのも事実。一を聞いて十を知る必要はない。一を聞いて一を理解するだけで良い。先走りは良い結果にならない。若くして天才と言われて大成する人は少ない。重要なことが千あれば黙って千まで積めば良い。淡々と稽古するのが稽古という修行である。
自分の感覚を鋭くすればお世辞の中からも意外なメッセージを感じ取ることが出来る。決して人の裏を読むのではなく、感覚を鋭敏にして自分に気持ちの良い言葉を信じなければ良い。褒められる理由を自分が理解できる以外は信じない方が良い。
芸の世界にうぬぼれは大敵である。誰も褒めないから自分をほめたい気持ちは少しだけわかるがうぬぼれてしまえばその時点で終了。進歩はなくなる。少しの名声で満足できるのはとても幸せな人だが、良いお手本とは言えない。
新年は自分を厳しく見つめ直す良い機会です。長期的な課題、中期的な課題、直前の課題などを具体的に書くことで今年の目標を設定しやすくなります。