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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【私の春三題】幼なじみ・桜の新葉・土筆

2017-03-15 15:01:52 | 日記
 寒がり屋の私は、もうそろそろ寒さは退散してほしいものだと思っている。

 過日、名古屋に住む女性と逢って、ある美術展と昼食をともにした。
 彼女の方からの招待だ。
 実はこの女性、私のもっとも古い友人の一人で、なんとはじめて出会ってから72年が経過している。

 彼女は、私が疎開先の大垣の郊外で、国民学校へ入学した折の同級生なのである。
 しかし、数ある同級生のなかで、いまなお行き来があるというのは、彼女が名古屋で就職し(高校教師)、名古屋の人と結婚し、同じく名古屋で居酒屋をやっていた私の店にも顔を出してくれたことによる。
 なお、彼女の娘さんも私の店へ来てくれたが、なんということか30歳になるやならずで急逝してしまい、愛娘を失った彼女の嘆きはひと通りではなかった。
 その折、二人を知る私としては、つたない言葉で彼女を慰めたものだった。

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 今回は、そのお返しのようなもので、昨年、連れ合いに先立たれた私を慰め激励してくれるというのだ。
 甘んじて受け入れることにした。

 長年の付き合いとはいえ、互いにすべての経歴を知るわけではないので、お互いに経過してきた生き様などを話しあったが、彼女の経歴にもさまざまなドラマがあったようだ。
 今はすっかり落ち着いた一人住まいで、名古屋都心近くのマンションに居を構え、結構多彩な趣味の世界で生きている。
 
 さしで長時間話し合うのははじめてだったが、次第に打ち解けて、次回は彼女の親しい別の同級生も呼んで逢おうということになった。
 なお、彼女は、私が加わる同人誌の読者でもあり、けっこう私が書いたものについても憶えていてくれて、その点でも話が弾んだ。
 なかなか楽しい出会いであった。

     

 話はまったく変わるが、私が鉢植えで種から育てていた桜んぼの木、昨年、直植えにしたので、ひょっとして今年あたりチラホラでいいから花をつけないかなぁと思っていたのだが、どうやら花はお預けで新葉が出てきた。
 これがまたとても初々しくて、けっこう華やかで綺麗だ。写真は、それぞれが1センチほどの葉をつけたものを接写したのだが、その輝くような美しさがわかっていただけるだろうか(って、写真がうまくなきゃ伝わらないわな)。
 来年あたりにはぜひ花をつけてほしいものだ。
 もともとあった桜んぼの木が、もう寿命でアプアップしているので、その種から育てたこの2代目への期待は大きい。

          

 またまた話は変わるが、つい最近、同人誌の仲間でFBでの友人でもあるYさんが、お友だちから土筆をもらったと書いているのを読み、すわと私の秘密の場所へ行ってみたが、まったく見当たらなかった。誰かが採った形跡もない。
 ここは建物の北側で、ほとんど陽が当たらないので、「まさかこんなところに」と誰もが気付かず、それで私の秘密の場所になっているのだが、その日照の件でまだなのかなとも思う。すぐ近くなのでまた来てみようと思った。
 でも手ぶらで帰るのもシャクだったので、その周辺の陽当りの良いところを探してみたら、こちらの方はもう開ききっているものも含めて、ある程度のものを採ることができた。

          

 いつまでも寒い寒いとぼやいているが、春はたしかに来ているようだ。精神的には幼なじみとのほのぼのとした久々の出会いで、そして周辺の自然としては、その体内時計でもって確実に季節の到来を告げる身近な植物たちの営みを通じて、鈍感な私も、さすがにいま、春を実感しはじめている。

 
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