老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

米中首脳会談のシナリオと行方

2017-04-06 14:34:03 | 安全・外交
いよいよ米国トランプ、中国習近平両首脳の米中首脳会談が始まる。どう見ても性格は正反対で相性は良くない印象がある。主要議題は北朝鮮問題と米中貿易不均衡問題と報じられている。ごもっともな気がする。

北朝鮮問題について、下馬評では、米国は中国に圧力をかけ、北朝鮮の核・ミサイル開発を中止させてほしいようである。仮に首脳会談でこのような要望が米国から出れば、中国のカードは何であろうか。おそらく、現在休戦状態に置かれている朝鮮戦争を終戦にして、平和条約は無理にしても米朝間で相互不可侵条約を結ぶ確約が得られれば、中国も北朝鮮の核・ミサイル開発中止交渉に本格的に乗り出すというシナリオもあるのではないかと思われる。

一方米国が条約締結を拒否して、中国に北への圧力強化のみを求めれば、「トランプさんどうぞ単独で交渉して下さい」と言うことになり、結果米国が北朝鮮の金正恩狩りから第二次朝鮮戦争への進展も辞さずと行動を起こしたとしても、中国は第一次朝鮮戦争の時のように北朝鮮側に立って参戦はしないであろう。そしておそらく在日米軍基地のある日本を巻き込んだ第二朝鮮戦争を高見から見物しているであろう。

戦争当事者が相互にミサイルを発射し合い、原発に命中しなくとも原発冷却電源や原発への送電網が破壊されれば、早晩日韓の何カ所かの原発で福島原発爆発の二の舞の事態が発生する。そうなれば日韓・米軍、北朝鮮は人的、物理的、社会的被害は計り知れないが、中国は参戦しない分、無傷で高笑いであろう。

即ち、濡れ手に粟で日韓の戦後復興の特需で潤うのは中国である。また北朝鮮と戦った日米韓は手負いの状態に陥り、アジアにおける現在のプレゼンスを失墜させ、相対的に無傷な中国は米国に替わってアジアでのプレゼンスを高めるであろう。即ち戦わずして勝つことが可能となる。また原発爆発で放射能に汚染された本土復興に懸命な日本は、尖閣列島防衛どころではあるまい。その間に中国に実効支配を許すことは明らかである。

一方米韓が北朝鮮を占拠すれば中国は米韓と国境を接することになり、中国はそれを嫌っていると言われるが、北朝鮮は最後は自国の核施設を爆破して、米韓の進駐を放射能で防御する可能性も否定できない。このように放射能で汚染された朝鮮半島に米軍が駐留するはずがない。福島原発が水蒸気爆発を起こした際、福島沖に援助に来ていた米空母は安全な海域に緊急避難したことは記憶に新しい。まさに広島長崎への原爆投下の当事者として放射能の怖さを一番知っているのは米軍である。

ところで今の安倍政権の外交を見ていると、トランプ政権の外交に追随し、米韓が北朝鮮を攻撃すれば、在日米軍を巻き込んだ第二次朝鮮戦争に自ら巻きこまれようとしている。その先に何が待っているのかという洞察が欠落しているように思われる。まさに森友学園レベルの戦略である。一方中国は第一次朝鮮戦争と同じ轍は踏まず、参戦はせず傍観を決め込むはずである。これが中国4000年の戦国歴史を持つ教訓であろう。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
厚顔
『政治』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 映画「太陽の蓋」 | トップ | 腐った木の根元から出てくる... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日米中関係分析 (竹内春一)
2017-04-06 19:16:25
1990年ころ日本は米国本土の土地をすべて購入できる資金があった。そこから米国の経済的な反撃が始まった。gdpの推移でみるとよくわかる。米国と中国のgdpの伸びがすさまじい。日本は30年近いゼロ成長であったのに対して、米国と中国はグラフで見るとスカイロケットを打ち上げた感じである。新幹線で東海道を走ると、新幹線の線路が日本で、富士山の山のカーブが米中である。

日銀は国債を年140兆円も買っている。それで得をしているのは米国である。われわれ日本人には雲のような動きで、なにがどうなっているの全く分からない。それでも断片だけはわかる。日本の銀行は中国にかなりの額を投資しているらしい。日本の敵である中国に投資するとは、三菱東京ufjは売国奴という記事を見たこともある。三菱東京ufjの筆頭株主は外資である。日本の金を使い中国に投資し、利益が米国に還流するシステムが出来上がっている。さらには三菱東京ufjには通貨発行権まであり、財務省も反対していない。

経済の動きから見れば、北朝鮮問題はダシである。北朝鮮が北米まで到達するミサイルと核を持ったとしてどうということはない。北が本土までミサイルを発射させれば、日本の真珠湾攻撃と同じである。多少の犠牲(911)を見せれば、北朝鮮を地上から抹殺できることになる。真珠湾攻撃の意味はここで有効に働く。北朝鮮は「おれは日本ほど馬鹿ではない」と思っている。したがって限定的な爆撃が考えられるが、そうなると朝鮮半島と日本は中東のようにテロが荒れ狂う焦土と化す恐れがある。

米国にとって日韓はビジネスの玉であるから、まだ役に立つ玉であるから、北朝鮮へのミサイル攻撃は単なる脅しである、と考えられる。

日銀の発行する円がる。米国はfrbが発行するドルがある。米国(ロックフェラー)は日本の大手銀行に独自通貨を発行させたがっている。そこで問題がある。三菱東京が100兆円に相当する通貨を発行したとすると、それは誰のものですか?
Unknown (sica)
2017-04-07 02:55:41
>戦争当事者が相互にミサイルを発射し合い、原発に命中しなくとも原発冷却電源や原発への送電網が破壊されれば

弾道ミサイルにそんな精度はありません

>日韓・米軍、北朝鮮は人的、物理的、社会的被害は計り知れないが、中国は参戦しない分、無傷で高笑いであろう。

日韓の被害は分かりますが、米国は物理的・社会的被害なんてほとんどありません
それと中国が高みの見物などしようなら、存亡の危機となった金王朝は中国に核を撃つ可能性が大です

>放射能で汚染された朝鮮半島に米軍が駐留するはずがない。福島原発が水蒸気爆発を起こした際、福島沖に援助に来ていた米空母は安全な海域に緊急避難したことは記憶に新しい

福島事故以降も、米軍は日本に駐留していますが

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL