老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「老人党・リアルグループ『護憲+』」は第十二期に入りました

2014-08-01 20:11:36 | 憲法
『政治に責任を持ち、これからはだまされないぞ、と自覚をもって集まろう』という、故なだいなださんの呼びかけで生まれた「バーチャル政党・老人党」の中で、当時の自民党政権が、平和主義の否定・国家主義的色彩の濃い「新憲法制定」に向けた歩みを開始したことに危機感を抱いたメンバーが集って、2004年1月に「老人党リアルグループ『護憲+』」は発足。2014年8月より第十二期(*)に入りました。

この間私たちは、憲法の基本理念「国民主権・人権・平和」の視点に立って考え、判断し、行動することの大切さを広く伝え、憲法が政治に真っ当に反映される社会を実現したいと願って、ホームページやブログによる情報・メッセージ発信、学習会・意見交換会の主催など、多岐に亘る活動を展開してきました。

一方、この間の政治状況を振り返ると、2009年9月に国民の期待を担って誕生した民主党政権が、官僚・財界の抵抗や米政府・巨大資本の圧力などで、身動きが取れないまま、旧来の自公政権と変わらない政策に傾斜していったことで、国民の間に失望、反発が広がり、結果、2012年12月の衆院選、2013年7月の参院選を経て、自民・公明が返り咲き、圧倒的多数を占める巨大与党が出現しました。

こうして誕生した安倍政権は、当初こそ「アベノミクス」と称する金融緩和、財政出動の経済浮揚政策を前面に押し出して、国民の支持取り付けに専念しているかに見えましたが、支持率が安定していると見るや、一転、強権的な姿勢に転じ、安倍首相の執念である「改憲」=「強い国家作り」に向けた強引な歩みを開始しました。

NHKの上層部に安倍首相の‘お友達’を配して政府のコントロール下に起き、内閣法政懇の人事に手をつけて、憲法解釈の歯止めを取り去り、昨年12月には多くの国民の反対の声をよそに「秘密保護法」を強行採決。

そして、2014年7月1日、ついに「改憲」の本丸ともいえる「集団的自衛権の行使容認」を、「閣議決定」という形で宣言。「国会」での議論もまともにせず、「憲法改正」の手続きも経ずに、「憲法」の根本原理「立憲主義」を無視した上で、基本理念のひとつ「戦争放棄」を骨抜きする暴挙に出ました。

これに対して、国民の間からは、「戦争をする国になるのは嫌だ」という素朴な拒否感や、「説明が破綻している」「立憲主義の否定だ」「憲法99条(憲法尊重・擁護義務)違反だ」などの批判の声が噴出し、現在も広がり続けていますが、安倍首相は、「自分が最高責任者」だと豪語して、「国民=主権者の反対を押し切って決める強いリーダー」像に自ら酔っているような振る舞いを続けています。

終戦から69年。憲法施行から67年。憲法誕生の歴史的背景を知る世代が減っていく中で、現憲法の根本原理と基本理念を否定し、時代を過去に戻すような勢力が、いま政権の座に居座ってしまったことに、強い危惧を感じずにはいられません。

しかし、このような傲慢な政権運営をいつまでも許しておくほど、私たち国民が無自覚であるとは、到底思えません。現に安倍自民党政権の支持率は、徐々に、しかし着実に低下し始めています。

人々に今なお広がる政治への無関心、マスコミの世論誘導、自治体等に存在する言論統制の自己規制、力のある野党の不在など、課題は山積していますが、憲法を拠り所に政治を正していくことを、諦めるわけにはいきません。

憲法が私たち国民一人ひとりの生活や命を守る基盤であること、国際情勢が不安定な状況にあって「日本国憲法」の「平和主義」こそ世界の標準になるべきことを、これまで以上に、たゆまず、恐れず、広く伝え続け、より多くの仲間と共有することを志したいと思います。

以上の認識のもと「護憲+」は、第十二期も以下の活動を行っていきます。

1.憲法誕生の歴史的背景と、「一人ひとりの暮らし・命を大切にする」という日常的視点に立って、憲法の基本理念「国民主権・人権・平和」と、基本原理「立憲主義」の意義を確認し、その価値を共有する人々との繋がりを作り、育て、その輪を広げる。

2.「憲法尊重・擁護義務」を果たさない安倍政権の退陣を求め、積極的に掲示板・ブログでの発信を行う。また、集会・デモへの参加、パブリックコメントや意見広告への参加、議員との対話、議会への請願、違憲訴訟など、主権者として可能な様々な方法で主体的・積極的に行動する。

3.現憲法との比較対照によって、自民党の「新憲法草案」を検証・考察し、その危険性、問題点を指摘し、広く伝える。

4.翼賛体制を支えるメディアや、「言論の自由」に対し自主規制に走る自治体・大学等の動きを指摘・批評し、改善を促す。国民に必要な情報や客観的視点に基づく情報を収集・分析・伝達する。

〔*第十二期:2014年8月1日から2015年7月31日まで。当グループは、運営全般に関して一年ごとの見直しを行っています。詳しくは「運営」をご覧下さい。〕

趣旨に賛同された皆様のご参加を心から歓迎します。

「護憲+HP・趣旨」より
笹井明子



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ラジオイラン日本語ニュース毎更新ニュース投稿 (通りがけ)
2014-08-02 13:36:53
http://japanese.irib.ir/news

イスラエル戦争犯罪偏執狂ユダヤフリーメーソンこそが、戦後国連認定治外法権を隠れ蓑にしたGHQユダヤフリーメーソン鬼畜マッカーサーを使って東電もNHKも新聞社も霞ヶ関全省庁(宮内庁法務省ふくむ)も検察も自衛隊も全部作った『平和の敵』戦争犯罪真犯人だから、こいつらに(鬼畜米軍地位協定じゃなく)鬼畜イスラエル外交官特権「治外法権」でやらせる限り絶対に福一石棺桶化は達成しないよ。鬼畜はわざと達成しないのだ。それは原爆投下も原発事故も同じ「死の商人」イスラエル戦争犯罪偏執狂鬼畜外道ユダヤフリーメーソンが外交官治外法権で策謀した悪逆非道のまさに戦争犯罪そのものだからである。

イスラエルこそ武装強盗団鬼畜アメリカ軍と似而非日本人鬼畜詐欺師政府を手足(軍と兵站)として使って世界中で鬼畜戦争犯罪を現行犯で累(かさ)ねている地球のテロの根源中枢魔窟国家であり、かつて自らでっち上げた国連で作った国際法を悪用し世界中の他国に外交官特権治外法権をたてに『合法的に』無法暴力犯鬼畜を潜入させ、他国内部で統治機構破壊内乱戦争策謀工作を到るところで隈なくのべつ幕なしに仕掛け続けている。 地球人類誕生以来不変の人間の魂を奪う「契約の悪魔」が作った魔窟鬼畜国家がイスラエルである。

世界中の国々はただちに自国領内のイスラエル大使館を閉鎖解体撤去して悪魔から外交官特権『治外法権』を剥奪し、かつて戦争策謀死の商人ユダヤフリーメーソンが自らの悪業隠蔽のために作った国連を逆手にとって国連緊急総会を招集し、イスラエルUSA日本以外のすべての国の絶対多数の多数決でイスラエルを国連敵国指定して、イスラエル国の交戦権を国連敵国日本同様に領土内自衛権を除いて永久に強制的に剥奪せよ。 悪魔の自縄自縛である。

「悪魔王イスラエルよ悪を為すな」

釈尊の言葉
「世に母を敬うことは楽しい。また父を敬うことは楽しい。」
「母と父とは子らに対して多大のことをなし、育て、養い、この世を見せてくれた。」
「母、または父が老いて朽ち衰えていくのを養わないで、自らは豊かに暮らす人、これは破滅の道である。」
「親の義務とは、子を悪から遠ざけ、善に入らしめ、技能を習学させ、適当な妻を迎え、適当な時期に相続させることである。」
「子らは、すみかであり、妻は最上の友である。」
「自分よりも愛しいものはない。同様に他の人々にも、自己は愛しい。故に自己を愛するものは、他人を害してはならない。」
「生き物を自ら害すべからず。また他人をして殺さしめてはいけない。また、他の人々が殺害するのを容認してはならない。」
「あらゆる生物にたいして暴力や悩みを与えてはならない。」
「世界はどこも、とどまってはいない。すべての方角も揺れ動いている。私は、安住の地を求め探したが、どこにもなかった。すべて、死や苦しみにとりつかれている所ばかりだった。殺そうとしている人々を見よ。武器をとって打とうとしたことから恐怖が起こった。すべてのものは、燃えている。欲望と怒りと愚かさによって。」
「怨みは怨みをもって止まず。怨みを捨ててこそ止む」
「人の価値とは、生まれや身分によるものではなく、清らかな行いによって決まる」

イスラエル大統領と首相宛

「この世の宝こどもたちをころす軍事攻撃という悪逆非道をただちにやめなさい」


参照http://www.asyura2.com/14/senkyo168/msg/925.html#c56
http://nueq.exblog.jp/23063710/

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