老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

12/18公開討論会:「9条問題の本質をつかむ」参加報告(2)

2015-12-22 08:57:16 | 憲法
私もこの討論会に参加させていただきました。

9条改憲論者3(司会者を含む)対 護憲論者1というバランスに欠けるものの熱いバトルでした。

特に笹井さん報告の「伊藤真さんの発言③、④、⑥」については私も前から懸念していた点ですが、これに対する他の論者からの見解は聞かれませんでした。質問時間に確認しようと挙手はしたものの、指名されませんでした。

聞きたかった内容は次の点でした。

1.「狡猾な政権側の横暴を許している現在の政界・世論状況の中で9条と現実の一部「矛盾」を現状に合すことの緊急性・必要性・実現性がどれ程あるのか?」
「反対にうまく利用されるだけではないのか?」との懸念にどう答えるのか?

2.確かに「矛盾を正せ」は正論でしょうが、ことほど左様にリベラル・平和側でも矛盾解消の見解が分かれる複雑・微妙な問題を、次の参議院選挙までに国民の多数が冷静に議論し、合意できると考える根拠は何か?

3.これを言うと「ではいつまで待つのか?未来永劫に解消できないのではないか?」と改憲論者は反論するが、兎に角先ず、それが冷静・対等に議論できるだけの勢力分布を確保してから」と答えたい。(対等勢力を諦めることはできない。)今は「百害あって一利なし」と考えるので、平和側での勢力分散は止めてほしいと言うよりも勢力結集に努力して欲しい。

というものでしたが指名されず、残念でした。

と言う訳で今井さんの主張される「9条改憲の国民投票実施」には現時点では時期尚早で反対という私の認識は変わらないままでした。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
tetsujinn

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