老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「マフイア政権」「ならず者国家」の末路は近い!

2017-06-28 17:30:38 | 安倍内閣
わたしは、小泉政権の本質を「はぐらかし」だと断じた事があります。「はぐらかし」というのは、狂言の「太郎冠者」で太郎冠者が主人の叱責や疑いを上手に「はぐらかし」逃げ切るようなやり方を指します。つまり、弱者(支配される側)が強者「権力者」に対抗する方法が「はぐらかし」という手段でした。

この弱者の手段を強者「権力者」が意図的に用いたのが、小泉純一郎の政治手法だ、という意味を込めて、小泉政権の本質を「はぐらかし」だと断じたのです。強者が弱者の方法論を簒奪して、弱者を誑かすのが小泉政治の本質だったのです。

安倍政権も本質的には、この小泉政権の手法を継承しています。たとえば、「共謀罪」を「テロ等準備罪」と名称を変えて、国民の目を「はぐらかす」のです。法案の持つ危険な本質を覆い隠すやり口を見れば、「はぐらかし」の手法が、現在の自民党政治の主流に位置している事が良く分かります。

そして、この「はぐらかし」手法が最も発揮されるのが、政権の危機管理策の場面です。

6月24日、安倍首相は、神戸で、加計学園問題について、驚くべき方法論を開陳しました。

曰く、「1校に限定して特区を認めた中途半端な妥協が、結果として国民的な疑念を招く一因となった。」「今治市だけに限定する必要は全くない。地域に関係なく、2校でも3校でも、意欲ある所にはどんどん新設を認めていく。」と述べたのです。

国家戦略特区問題に関する安倍内閣の方針や加計学園に対する優遇措置の経緯を知っている人にとっては、信じられない方針転換です。

安倍首相やその周辺は、「安倍首相は、獣医学部認可には一切関わっていない」と言い続けてきたはずです。自分の一存で獣医学部認可など決まるはずがなく、公明正大な議論の末に加計学園の獣医学部設置が決定したのだ、と言い張ってきたはずです。

ところが、「今治市だけに限定する必要は全くない。地域に関係なく、2校でも3校でも、意欲ある所にはどんどん新設を認めていく。」と断定的に述べたのです。つまり、首相の一存で国家戦略特区の方針などどうにでも変えられる、と言う事を言外に証明している事になるのです。

これまで国会などで必死に言い張ってきた自らの主張の根拠を自分の手で崩したという事を意味します。

まあ、安倍首相の頭の中で、自分自身の発言の整合性や論理性がどうなっているかは分かりませんが、完全に論理矛盾を犯している事はたしかです。

この発言の本当の狙いは、最初に書いた国民の目と耳を「はぐらかし」てやろうという事なのです。一言で言えば、「木を隠すには、森の中だ」という短絡的発想です。

誰のブログか忘れましたが、「自分がウンコを洩らし、周りから臭い臭いと言われるので、皆を連れて『「肥だめ』に飛びこもうという作戦。そうすれば、みな臭くなって、自分の臭い匂いが忘れられる」と書いていましたが、あまり表現が上品でない点を除けば、見事に安倍政権の本質を見抜いています。

同じ事を、郷原弁護士の上品な表現を借りれば、以下のようになります。彼はロッキード事件に例えています。

・・「総理大臣の犯罪」が裁かれたロッキード事件に例えてみると、時の総理大臣自身が、「全日空がロッキード社のトライスター機だけを導入したから疑われた。これから全日空に働きかけて、ボーイング社からも買うように言ってやる。それなら文句ないだろう。」と公言したようなものだ。・・
郷原信郎が斬る
http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/264.html

大変良く分かる理屈です。さらに、郷原弁護士は続けます。

・・この事件では、ロッキード社の全日空へのトライスター機売り込みについて総理大臣が便宜を図ったのかどうか、運輸省の監督下とは言え民間会社である全日空の航空機購入について、総理大臣の職務権限が及ぶかどうかが争点になったのであるが、もし、(在職中に疑惑が表面化したとして、)総理大臣自身が、「全日空の航空機購入に影響力を及ぼしてやる」などと言えば、総理大臣としてロッキード社に便宜を図ることが可能だったことを認めるに等しい。・・
郷原信郎が斬る
http://www.asyura2.com/17/senkyo228/msg/264.html

安倍内閣の言説(特に安倍首相)には、この種の詭弁や論理矛盾が満載です。それだけ、日本の政治や政治家の質が劣化しているのです。

昨日も稲田防衛大臣の発言が大問題になりました。ところが、本人は、自分の発言が、何故そんなに問題になるのか理解できなかったようです。詳細は避けますが、彼女の発言は、「憲法15条違反」「自衛隊法違反」「公務員法違反」の疑いが濃い発言です。かってなら、防衛大臣更迭必至の発言です。

稲田防衛大臣は、弁護士出身です。司法試験がインチキだとは思えないので、それなりの法知識はあるはずです。その彼女が平気でそういう発言をしてしまう、と言う所に「マフィア政権」の腐敗があるのです。

安倍首相は、稲田防衛大臣の罷免はしないというニュースが流れていたので、このまま彼女は留任でしょう。仲間・身内だけはどんな事をしても庇うという意志の表明です。

心理学者の中野女史は、TV朝日の番組で稲田防衛大臣の事を「プラトニック 枕営業」と評しました。「稲田大臣は、他の人から何と批判されようと、権力者一人を確実に握っておけば自分は安泰だ」と考えているというのです。強かな女性の生き方だと言うのでしょう。安倍首相の留任表明で、中野女史の評価が正しい事が証明されたようです。

わたしたち国民は、独裁政権「マフイア政権」の恐ろしいほどの腐敗を目の当たりにしています。前川氏が、日本は、1930年代に先祖がえりをしているのではないかと憂いていましたが、洋の東西を問わず、独裁政権(ファッショ政権)は、マフィア化します。

独裁政権内部の住人たちは、何をしても許される、という独裁者独特の意識に絡めとられやすいのです。以前にも指摘した事があるのですが、「心の箍」が完全に外れてしまうのです。

この「心の箍」が外れた人間が多発しているのが、安倍政権です。これは、独裁政権末期の症状です。

「心の箍」が外れた人間の言説や行動は、決して、普通人や常識人の尊敬を勝ち取る事はできません。それどころか、彼らの眉をひそめさせます。この普通人や常識人の心の動きが、独裁政権「マフイア政権」打倒の「心理的基盤」になります。今やこの「心理的基盤」は、怒りで、沸騰寸前に膨れ上がっています。

わたしたちは、ここを良く見定めて、粘り強く安倍政権打倒を叫び続けねば、ならないと思います。

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
流水
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歴史 (竹内春一)
2017-06-30 11:31:20
19世紀、ヨーロッパ全土を震撼とさせた二人の怪物。
小説「ザ・ロスチャイルド」の内容である。
ナポレオンは日本風に言えば一国一城の主であった。
ロスチャイルドは一介の金貸しであった。一方は朝露の露に消え、他方はカネで比類なき富を築き、21世紀には政治を動かすほどになっている。
力(武力)で世に出た者は力で倒れた。
カネの力で世に出たものは、200年を経た今も生き残っている。違いは何か。ロスチャイルドには、簡単であるが、時代を生き残る「秘訣」があった。それはカネの行き先を知っていたからである、とされる。19世紀
バブルが起こり銀行が潰れ投資家は全財産をすった。
フェアチャイルドはバブルで集まったカネが、投資されずに悪徳の人物に集まることを2000年の人脈により知っていた。その人物のところに行き、悪徳のカネの管理を利子1%で行うと申し出た。そのカネで当時、絶対の通貨である金を買った。バブルが弾けると債権は紙くずになった。銀行も中央銀行であったイングランド銀行も最後の通貨であった金を求めた。フェアチャイルドは金利3%でイングランド銀行に貸し付けた。

今の日本も似ている。政治の権力を誇っていた安倍政権の雲行きがあやしくなった。日銀は年80兆円も刷っているが、一体そのカネはどこに行ったのか。我々の年金はどこに行ったのか確かなことはわからない。日本で流通し、企業に投資しされている気配がない。
東京銀行のように貸し付けたカネが誰かのポケットに入ったのではないか。

日銀が発行した円は、海外ファンドが金利ゼロで借りて、世界の新興諸国に貸し付けて10%以上の金利を取っているらしい。世界的なバブルが起きれば日銀は倒産状態になる。日本人はカネの行き場を知っているのだろうか。今アメリカ全体の負債総額がリーマンショック前夜を越えたと言われる。日本の経済はどうなるのでしょうかね。

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