老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

5.3憲法集会@有明防災公園・参加報告

2017-05-03 22:12:36 | 憲法
日本国憲法施行から70年。一度も改定されることなく続いてきた憲法は、戦後の私たちの生活の基盤となり、私たちの暮らしに深く根付いていることを改めて感じます。

そんな憲法の存在を心から大切に思い、憲法集会にはここ10年かかさず参加していますが、今年も、有明防災公園で行われた憲法集会に参加してきました。

12時半頃に会場に到着した時には、プレコンサートが行われていましたが、まだ会場にはゆとりがあり、正面ステージ脇の芝生に場所を確保することができました。

その後続々と人が集まってきて、1時の開会時には私の居るエリアも沢山の人で埋まりました。

開会宣言に続き、ピーコさん(ファッション評論家)、池内了さん(世界平和アピール七人委員会委員)、坂手洋二さん(劇作家)、山田火砂子さん(映画監督)のスピーチ。

ピーコさんは、今の憲法と自民党憲法草案を比較した本を出すそうで、その作業の中で気付いた自民党の憲法草案の問題について、話しました。
池内さんは、軍学協同を求める政府の介入を拒否する運動についての話をしました。
坂手さんは、海外で日本政府を批判すると、それを聞いた外国人から「初めて愛国心を持った日本人に出会えた」と言われる。国を愛するというのは政府の意向に従うことではない、というのが世界の常識、と語りました。
山田さんは最近小林多喜二の運命を母の視点で描いた「母」という映画を作製したとのこと。我が子が国に命を捧げることを望む母は居ないことを、これからも訴え続けたいと、85歳の監督さんは意欲を語りました。

続いて、「立憲野党」代表の挨拶で、蓮舫民進党代表、志位和夫共産党委員長、森裕子自由党参議院議員、吉田忠智社民党党首、沖縄の風伊波洋一参議院議員が登壇。夫々に、安倍首相の強引な政権運営、憲法破壊を批判すると共に、現憲法を守り活かす必要性の認識、そのために野党が市民と共に共闘して、選挙を闘う決意を語り、終わりに手を繋いで参加者たちの「憲法護ろう!原発いらない!共謀罪廃案!」のコールに応えました。

引き続き、落合恵子さん(作家)、伊藤真さん(弁護士)、植野妙実子さん(中央大学教授)によるスピーチ。

落合さんは、沖縄辺野古埋め立て、森友問題、福島(東北でよかった発言)、「いずも」の米軍補給艦警護など、今安倍政権下で起きている数々の「憲法違反」への「憤りと屈辱」を語り、「落とし前をつけよう」と呼びかけました。
伊藤さんは、「憲法」を、日本で戦後一人一人の幸せと命のために構築された最も大きな「インフラ整備」と語り、憲法の輝きを護るために、「公正な選挙」と「違憲訴訟などを通じた司法の活用」を提案しました。
植野さんは、70年続いてきた憲法の正当性を語ると共に、立憲主義の意味や憲法の三つの理念を正しく理解するために、憲法を読み直す運動を提唱しました。

又、韓国の朴槿恵退陣運動に携わったイ・テホさんが特別ゲストとして登場し、連帯の思いを語りました。

更に、沖縄の山城博治さんも駆けつけて、自らの経験で実感する「共謀罪」の危険性を指摘しつつ、「安倍のやりたい放題を許すわけにはいかない、止めようじゃないですか!」と熱く呼び掛け、<沖縄 いまこそ立ち上がろう>を歌い、やがて参加者もそれに呼応して歌声が会場に響きました。

引き続き、共謀罪に反対する法律家団体連絡会の米倉洋子さんから、「共謀罪の創設を許さない」のアピールがあり、プログラムは終了。

その後のパレードは失礼してしまいましたが、去年より多い5万5千人が集った約2時間の集会は、ちょっとやそっとの脅しには屈しない人々の、力強い意志と、揺るぎ無さ、明るさに満ちていて、強く勇気付けられたひと時でした。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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「水」と「タイマツ」 (おとなのおやつ)
2017-05-07 15:33:16
 “憲法9条に自衛隊を明記する”は一見自衛隊の方を尊重するようにも思えますが、その結果の現実として、世界の紛争地へいま以上に、隊員を多く送り込めるということになるのではないのだろうかと私は考えてみたりです。
 「自分の国が確かに侵略されると思ったときは、相手と戦いそのために命を無くすことも生じるという覚悟はできています。でも日本から遠く離れ日ごろ関係のそれほど濃くない国で、何のために?誰のために?がピンとこないまま、人を殺したり自分が殺されたりすることには不本意を感じてしまう」という主旨の自衛隊の方による文章をネットで読んだことがあります(安倍首相が誕生する前のことですが)。気持ちをそのまま正直に投稿されたのだろうなと思いました。
 
 自衛隊と国民が信頼関係ならば、例えば1990年秋から1995年春まで続いた雲仙普賢岳噴火、火砕流が川を走り下りる状態のとき、二次遭難を恐れる火山地震学者の忠告も聞き入れず、「山に一般人が残っているかもしれないから」と隊員を引き連れ危険地へ入って行った第16普通科連隊長の市民の命に対する責任感とか、2011年3月11日の東日本大震災では、亡くなった人の遺体を海の水に浸かり捜して回った隊員の方とか、日本は火山の上に存在する国なので自衛隊でないとこなせない人命救助の作業があり、それに立ち向かう隊員の姿に庶民は皆感謝し、誇りにさえ思うのではないのかなぁと、憲法9条に明記されるとかは関係なしに…です。雲仙のときは宮沢喜一首相、細川護熙首相、東日本のときは菅直人首相だったですね。
 安倍首相になって御嶽山噴火があったけれど、もう少し懸命に迅速に救助を行っていたなら助けられる命があったのに…という思いが残っています。そして海の向こうで自衛隊員を働かせることには熱心そうだけど、国の中での自然災害のときはおとなしくなってしまうのだろうか?などと考えると、それが本当ならば、何だか、寒々としてしまうのです。

 政治の世界には独裁者、現れるのですね。「私は毛主席の忠実な犬です」と言った毛沢東の妻江青女史。日本の政治でも忠実な犬(妻)を連れた独裁者が時折首相になるかもしれない。自衛隊明記の9条、そのときどんな使われ方をするのだろうか?海の向こうで自衛隊を侵略的に働かせ、他国の人に憎まれ信頼を失い、国内は雰囲気が荒れ気味になり、社会が自滅してゆくのだろうか。

 これまでの9条が「水」なら、安倍首相の唱える9条は「タイマツ」などと、勝手に名前をつけたりしています。世界に火事(戦争)が生じたとき、頭から「水(9条)」を被って火から身を守り、冷静に火事の状況、その広がり方向を見定め、人間のために自分のために、こころを砕き知恵を絞り、火事の鎮火を模索する…。
 火事の近くへ行き「タイマツ(松明)」を掲げウロウロすると火が燃え移らないともかぎらないですね、「水」を被るのはとても賢いと私は思います。

 ジャパンハンドラーズのリチャード・アーミテージさんに「9条が日本国民のバリケードになっていると言わせる憲法9条。自分からそのバリケードに手を加え、軟弱化させなし崩しにしてしまうのは、情けなくて!もったいなくて!…アホすぎるのではないのかなぁと、どうしても、何度でも、私は考えてしまいます。
おとなのおやつさん (笹井明子)
2017-05-07 23:28:05
コメント有難うございます。
安倍総理のやりたい放題に振り回されて気持ちが荒み、自分が何を大切だと考えてきたのかを見失いそうな日々ですが、こんな時こそ原点に立ち返って考え、ていねいに発信することが、何より必要だし、力になると、おとなのおやつさんのメッセージを拝読し、ふと我に返った気持ちになりました。
笹井明子さま (おとなのおやつ)
2017-05-08 18:04:17
  こんばんは。このブログがあるお陰で、私の気楽な文章でも発表の場をいただけて、いつも感謝です。
 お疲れになることあると思いますが、貴重なブログ、これからも発展されますように、こころからお祈りしています。

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