障害児と学校 → 頑じいの歯ぎしり

障害がある子とない子と → 頑固爺の「ごまめの歯ぎしり」

自分と私

2017年06月17日 | ことば
「自分」という言葉は、本来「自分自身」「おのれ」の意味である。
軍国時代の日本、陸軍では新兵に対するいじめが過酷だった。個を捨てて全体に尽くす軍人を作るため、自分を「私」とか「僕」とか呼ぶことを軟弱だとして禁止した。「『わたし』だと‼お前はそれでもきんたまがついとるのか。自分のことは『自分』と呼べ!」つまり一人称としての「自分」は陸軍発祥である。スマート好みの海軍では「わたくし」だったと思う。
 当然この用法は占領時代中消滅していた。ところが敗後10年目の1956年、日本は国連加盟が認められ被占領状況が終了した。と同時に「逆コース」時代が発足し、一人称としての「自分」も復活した。私が復活した「自分」を初めて聞いたのは現役の柔道選手山下泰裕さんからである。つまり陸軍用語から体育会系用語として復活した。現在も高校・大学の体育会では相当の普及率である。残念ながら日本語に定着したようだ。 何も軍隊が陰湿ないじめに使ったことばを復活しなくてもねぇ。 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 変語マニュアル | トップ | 2こ上の先輩 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。