四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

温暖化の北上(ツマグロヒョウモン)

2008-05-20 | Weblog

知っていますかこの名前?
多分。蝶好きの人なら知っていると思います。南方系のタテハチョウの一種です。
漢字で書くと、褄黒豹紋(大阪のおばちゃんが好きな豹柄)

私達が住んでいる町の中で起きている異変。
かつては、南西諸島から近畿地方にかけて棲息していた蝶が、いま関東地方で繁殖して更に桜と同じように北へ向かおうとしている。
「これっていいじゃない、綺麗な蝶が旅しなくても観賞できる」
確かにそれは言える。
オイオイ。そう言う問題でないだろう、
関東や東北南部でも姿が最近見られるようになり、別に。農作物に直接影響を与える動物と違って、影響は少ないかも知れないが、この北上の原因が問題である。
そのひとつが、
温暖化と都市のヒートアイランド現象。
もうひとつが
身近な園芸植物。
このふたつである。
チョウには「食草」がある。幼虫が食べる植物はチョウの種によって異なり、ツマグロヒョウモンの場合は、スミレ類である。
本来は野山に多いこの食草が近年、街中で見られるパンジーである。
このパンジー、そう言えば秋から春にかけてよく街中で見かける。
この花が。このチョウの一番のご馳走だとは知りませんでした。
綺麗で、花びらも大きい、食べ応えのあるスミレ。
美しいチョウに、相応しいフランス料理かも知れません。
さしずめ。ワインはスミレの甘い滴、センターテーブルを広げ、友人を招いて、
明るい日差しの下で味合う、最高の料理というところでしょうか。

ここで問題なのは。やはり遺伝子組み換えの問題と温暖化でしょう。
人が集まり、箱物に自然を作る、快適さを求めるが故に使いやすい、便利なものに作り変える。
その言い例が箱物と道路。
いまどき土の道路をつくり、車を走らせば苦情が出るでしょう。
便利さと快適さに溺れた人間には、自然は苦手であり苦痛なのです。
その結果がこのチョウの北上でしょう。
北上すれば生態系のバランスが崩れ、やがて滅亡へと向かうのです。
人でもそうです。失った愛の代償は大きいし、取り戻すには不可能もあるのです。
一度壊滅した固体は戻りません、その言い例が日本狼。
「いま我々に何が出来る」そう考えた場合出来るのはひとつ。
壊滅する前に手当てをして、いまを大切に守ることです。
その時。命の大切さ、弱い者を守れるのは、人間しかいないことを知って欲しい。

(サンケイ新聞の一部記事を抜粋)

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生き物の異変(リュウキュウ... | トップ | 生き物の異変(エゾシカ) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あーすねっと)
2008-05-20 13:35:59
『温暖化の北上』・・・その通りですネ!!
地上から海底まで、現在、かなり進んでいると思われます。
恐らく、根本は、海底(深海)の温度変化だと(個人的見解)思います。
北極・南極から流れ出る(深海の)低温の海水変化が 海水表面の温度を変化させ、気象変化や干ばつなどとして 現れてくるのだと考えます。
もっと、怖い事は、(すでに、現れておりますが)『永久凍土』地帯が解凍され "封印" されている「メタンガス」が温度上昇により 地上に放出される事だと思います。・・・・・
一説では、温暖化防止の可能リミット時間は「5年後が分岐点である」と言う人も数多く存在します。(個人的には、私も同感です)・・・
ただ、近年に その分岐点が近ずいている事は、事実です。
今、行わなければならない事は、地球規模での効果のある行動ではないでしょうか!!
私も自分にできる最大の方法で、最大の活動をするつもりです。
それが、今の時代に生きている自分のなす事だと思いますから・・。end

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事