コエトオトからはじまる

コエトオトが発信する、発見と創造のブログですコエトオトのパフォーマンスをお見逃しなく!

ビバ!エスパーニャ

2008-06-30 17:22:37 | はしやすめ
                                        photo;uefa.comより

サッカーEURO2008、
4年に一度、欧州ナンバーワンを決めるこの大会で
遂にスペインが44年ぶりに優勝しました!

やったーーーーぁ!
こんなときスペイン国内に居られたらどんなにすばらしいでしょう。
呑んで呑んで呑みまくるでしょう(^^)

写真は、スペインのフェルナンド・トーレスが
ディフェンダーをかわし、飛び出したキーパーの頭上を越えて
小さなループシュートを放った得点シーン。

一瞬止められたかと思いましたが、トーレスの早さが勝ったようです。
すばらしい。

この1点のみで勝ったので確かに最後までドキドキ。
でもスペインのパスはつながってたし、大きなミスさえしなければ行ける!と
途中から確信してきました。

私的には、運動量の多かったミッドフィルダーのシャビとセナ、
ディフェンダーだけど高速で駆け上がるセルヒオ・ラモスに
殊勲賞を捧げたい気持ちです。

スペインはその歴史ゆえに地域同士の仲が悪いと云われます。
レアル・マドリッドとバルセロナがその典型です。
でも今回そんな確執を振り切ってひとつになれたのは
選手の「絶対にここで勝ちたい」という思いだったのでしょうか。
確かにスペインファンとしても
「ええ加減にせぇよ!」と、沈んだままの“無敵艦隊”に喝を入れたい
沸々とわいてくる焦燥感がありましたし。

私はラウール・ゴンザレスのファンだけど、
変にスペインを背負った(ように見える)ラウールがいなかったのが
今回幸いしたのかも・・・
と、哀しいけれどそう思うところありです。

強い強いと云われながら国際試合でなかなか上に上がれなかった
スペインの汚名を返上した今回のEURO。
あのパスワークと攻撃力が今後も続くなら
本物の“無敵艦隊”時代到来なのではないでしょうか!

2010年のワールドカップが楽しみになってくるわけです(^^)



古帛紗(こぶくさ)2点

2008-06-29 01:15:26 | 朗読あれこれ


古いきものの数カ所で、合わせ縫っていた糸が切れていました。
古いきものは当然糸も弱くなっていますもんね。
目立たないとはいえ気になっていたので
きょう、馴れない手つきで補修してみました。
決してうまい縫い方だとは思いませんが、手をかけた分、
そのきものに愛着がわくもんですわ。(^^)

そんなことをしているとピンポン鳴らして宅急便が到着。
箱を開けてみると、きものと帯、茶道の本、
そして帛紗や古帛紗などが入っていました。
茶道を再開したときいた親戚が送ってきてくれたのです。ありがたや。

で、写真の古帛紗。
よ~く見ると、緑色の古帛紗には「未(ひつじ)」
黄色の古帛紗には「卯(う)」の文字があるのですが分かります?

これらの古帛紗には説明書がついていて、それによりますと・・・
十干(じゅっかん)と十二支を組み合わせる年の数え方がありますが、
一周すると60年。還暦です。

緑色は「辛未(かのとひつじ)」
三種の神器の勾玉を羊の角のかたちにデザイン化しています。

黄色は「丁卯(ひのとう)」
卯の文字の間に丁の文字も見えます。やはり上代のアクセサリー、勾玉が
デザインされています。

親戚が何故この2つの年のものを持っていたのかはきいていません(^^;
興味深いのは、これらの古帛紗におまけがあって、
過去10回、つまり600年分の「辛未」「丁卯」の年に何があったかを簡単に記した
年表が付いているのです。

60年前、120年前、180年前・・・
へぇ~、あれはこの年かぁ。
ほぉ~、そんなこともあったんだぁ。
そんなことの繰り返しです。

ちなみに一番最近の辛未は1991年、丁卯は1987年。
ということは、次の辛未は2051年、丁卯は2047年。

もちろんそれまでに使ってもいいけれど、
その年を迎え、目出たくこれらの古帛紗を御年に使えるよう、
長生きできますようにーーー。

そうそう、古帛紗は、濃茶(抹茶を練ったお茶)のとき、お茶碗をのせて呑んだり、
お客さんが多い茶席のとき、半東さん(水屋をあずかる助手)が古帛紗にお茶碗をのせて
三客以下のみなさんに運ぶときに使ったり、
茶箱を使った手前や、香合を飾るときなど、茶席にはいろんなシーンで登場します。





玉砕!

2008-06-27 01:09:51 | 朗読あれこれ


タレントさんでいうところのオーディションに当たるものに参加してきました。

「家族ゲーム」並みに横一列に並んだクライアント。
先方10人、対する私は1人という状況はよくあることだとしても、
なんと云っても先方との距離が50センチほどの机を挟むのみ。
部屋の都合上・・・とはいえ圧迫感!
まさに「こいつ、どんな奴じゃ」と挑んでこられている感じです。
蛇に睨まれたカエルどころじゃありません。

あの状況で普通でいられる人はいるのでしょうか?

私は無理でした。
とある商品をプレゼンテーションする役でしたがレロレロです。
喋っていても間近にいるクライアントのからだや視線が動くのが気になります。

あんなにトホホな気持ちになったのも久しぶりです。
私ってダメダメじゃん!
しょんぼりしました。

人との距離って大事なんですね。そう思いました。
こころ開いて、あるいはできるだけ自分らしくいるためには
ある程度の距離が人には必要なんだと痛感しました。
特に初対面のときは。

それが物理的な距離なのか
心情的な距離なのかは
ケースバイケースなのでしょうけれど(^^)

そういえば、けさ仕事に向かおうとすると、
信号故障か何かで電車のダイヤが大幅に乱れていました。
到着の電車はもちろん“乗り物”の域を超えています。
これ以上無理だと分かってからさらに乗り込む。
乗客のストレスはピークを越えて行き場を失っています。
密着というより圧迫ということばがぴったりの客同士の距離。
あぁ、どう考えてもこれは異常です。

人にはやはり程よい距離が必要なのではないでしょうか。

オーディションで玉砕した私は、鰹の刺身になぐさめてもらいましたとさ。





旬の味覚が届く

2008-06-21 21:30:05 | はしやすめ



今シーズンのさくらんぼは、
冬場の低温から春先の暖かさにより順調に生育し、
成熟期間は昼夜の気温格差にも恵まれ、
色・艶・甘さの3拍子がそろい
美味しく実った愛らしい果実を
大事に収穫しお届けいたします。


こんなメッセージとともに秋田県増田町・ながいわ農園のさくらんぼが届きました。

この輝き、“赤い宝石”とはよく云ったものです。
土壌を蘇生する「内城菌」なる菌を使ってできた
安全で豊かな土で育ったそう。

何よりも、さくらんぼを大事に大事に育てた農園の方々の
意気込みが感じられます。

私はやっぱり国産のさくらんぼが好きだなぁ。
いただきまぁす!




6月19日

2008-06-20 00:58:25 | 朗読あれこれ


この日に太宰は生まれ、
この日に入水した太宰の遺体が発見されたという、
なんとも因縁深い日なのです。

しかも今年は太宰治没後60年で
来年は生誕100周年なのです。

生きている私たちは、そうやって区切りをつけたり意味深くとったりしますが、
太宰はどう思ってるでしょうね(^^;


私もまだ足を運んだことがないのですが、
太宰ゆかりの地、東京・三鷹に
『太宰治文学サロン』
なるものがオープンしているので
ふと心にひっかかた方は行かれてみては?
直筆原稿の複製があったりするらしいです。


もっとも私は、太宰治こと津島修治の生家で
青森県五所河原市金木町にある『斜陽館』に興味があります。

出自を恥じる風を装い
芥川賞を懇願し
数々の文士と摩擦を生じ
自分を愛し家族を愛した

などと私は思い込んでいるけれど、
その何処に太宰治の真実があるのかないのか、
故郷に行ったら何か感じられるのかなぁなんて思って(^^;


思えば、10代のころ、あこがれの予備校の先生が「きりぎりす」を教えてくれて、
その先生が40歳の誕生日を迎えたときに

「遂に太宰の生きた年数を越えてしまいました」

と授業中ボソっと云ったのを今でもよく覚えているのでしたーーー。




ちなみに・・・

2008-06-19 01:34:54 | はしやすめ



下記のブログに書いた22日(日)深夜3時35分からの
EURO2008決勝トーナメントで、
我がスペインはイタリアとあたることになりました。

相手にとって不足無し。

申し訳ないけれど平均年齢の高いイタリアのカテナチオを
若いエネルギー全開の無敵艦隊が撃破させていただきます!
ピルロ、ごめん!

ちなみに写真の背中はビジャ。
スペインの至宝、私のラウールがつけていた「7」番をいま彼が背負っています。
哀しいけれどそれが世代交代。
選手が育っている証拠。

絶対勝つぞぉーっ。アニモ!(スペイン語で「がんばれ」)


深夜に起きているなら

2008-06-18 01:26:10 | はしやすめ


サッカーなんぞ見てみませんか?
いまヨーロッパでは4年に一度の
EURO2008がオーストリアとスイスで開かれています。
予選を勝ち抜いて来たヨーロッパ16カ国のチームによる激戦です。

まもなくグループの1位2位が決まって
19日から決勝トーナメントが始まります。

ヨーロッパ時間なので、これを生で見ようと思うと
午前3時半ころからの試合開始ですので気合いが要ります。
明らかに次の日に影響しますが(^^;
サッカーにちょっとでも興味があって
ひょっこりこの時間に起きていましたら
みてみてください。
感動のプレー続出です。

日本ではWOWOWがすべての試合を生中継しています。
決してWOWOWの回し者ではありませんが事実なので。

我が愛するスペインがものすごく強くてうれしい!私は狂喜乱舞(^^)
予選落ちする危機があったチームとは思えない快進撃です。

決勝がスペイン対オランダだったらいいな。

勝つぞ!エスパーニャ!アニモ!

ちなみに22日(日)の深夜3時35分からのスペインの試合は
TBSでもオンエアがあります。
できればみて欲しい!
・・・けど確実に月曜日に影響がでるなぁ。強制できないなぁ。(^^;


よろしければ参考にどうぞ→EURO2008のオフィシャルサイト




きょうは父の日

2008-06-15 10:51:56 | はしやすめ

・・・とは云っても、私の記憶が確かならば
「父の日」に父に何かをあげたり言葉をかけた覚えがありません。
こうゆうと仲が悪いのかと思われそうですがそうではなく、
そのような習慣がない。それだけです。

実は「父の日」よりもメジャーな(笑)「母の日」においても同じ。
母から何か催促があるわけでもなく(そんなこと普通しないか)、
テレビでプレゼントのやりとりでテンションのあがる
世間の母娘の姿なんぞみて
「まぁ、仲がよくていいこと」
と他人事で済んでしまう始末です。

私って冷たいのかしら(^^;

誕生日は別格として、
世間のみんなが「せ~の」で取り上げるイベントに
あまり興味がないのかもしれません。
その割には、正月には初詣とお屠蘇は欠かさないし
節分には豆まきする。
縁起物には敬意を払おうと思うのです。

・・・などと、自分の中では合点がいってても
実は父も母もちょっとだけ何かを期待していたら
申し訳ないなぁ。
他でもない、自分の親のことですもんね。
浮かれたクリスマスやバレンタインデーとはわけが違う。

・・・電話でもしてみます。


余談ですが、ウチの父と云えば、むかし

心頭滅却すれば火もまた涼し

と、何度もきかされました。

子どもの私にそんなに壁が立ちはだかっていたのでしょうか・・・
脳天気でポジティヴな私は、どんなシチュエーションで
父の口からそんな言葉がでたのか覚えていません(^^;

ただこの“教訓”は今でも思い出します。


「さよなら」を云えなくて・・・

2008-06-13 02:35:53 | 朗読あれこれ



さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うための遠い約束


薬師丸ひろ子嬢が「セーラー服と機関銃」として歌い、
作曲した来生たかお氏が「夢の途中」として歌った曲の
出だしの歌詞です。

名言(名歌詞!?)ではないでしょうか。


友人が先日歯医者さんに行きました。何年ぶりかに歯石をとろうと思いついたのです。
自宅の1階を診察室にした個人病院でしたから
玄関を入るとすぐ待合室。
そこに足を踏み入れるやいなや、受付のお姉さんから

「こんにちわ!」

と声をかけられ、友人は戸惑ったそうです。

「あ、ども、こんにち・・・むにゃむにゃ」

考えてみたら、歯医者さんには子どもも来るしお年寄りも来るし、
“痛くて大っ嫌いな歯医者にきてしまったぁ~”
というような不安とも諦めともつかぬ思いを払拭するためにも
明るいお出迎えは必要なのかもしれません。

その友人によると、受付のお姉さんは、治療を終えて帰る患者さんに対しても

「さようなら!」

と声をかけるんだそうです。
あら何ともいい話じゃない、と私が云うと友人は
「とんでもない!」と云います。

理由をきくと、友人にとって「さようなら」ということばを交わし合う日常がないんだと。
「さようなら」は、子どものころ「先生さよなら、みなさんさよなら」と云って以来、
そこに置いてきたんだと。
いまは別れるときは「じゃ、ど~も」とか「おつかれ~」くらいしか云わないと。
改めて、しかも病院の受付という初対面の方から親しげに
「さようなら」なんて云われるとドギマギしてどうすりゃいいんだと。

私は大爆笑しましたが、友人は大まじめ。
治療をしている間も、診察室の向こうから患者さんに「さようなら」と声をかける
受付の方の声がきこえてきて、
自分にも帰るときに「さようなら」と声をかけてくるんだろうか、
そうしたら自分はどう返せばいいんだろうか、
「さようなら」なんて絶対にいえやしない、
困った困った、どうしよう・・・
とずっと考えていて、おかげで歯石除去の痛みはほとんど感じなかったそうです(^^)

で、結局どうだったの?
と私がたずねると、やはり帰り際に声をかけられたそうです。

「さようなら」

で、何て云ったの?
ときくと、やはりどうしても「さようなら」とは返せず、
「あ、ども、むにゃむにゃ」
と云ってしまったそうです。

ちなみに友人は男性。男の人には云いにくいことばなのかもしれないですね、「さようなら」。
女性には「じゃあね、さよなら」なんて、そんなに抵抗ないと思いますが。
でも改めて考えてみると、意外に「さようなら」ということばは
最近あまり使ってないことにも気づきます。

「さようなら」の語源は、「左様ならば」です。
それならばと、柔らかくお暇するきっかけのことばだと思えます。
そうゆう風に考えると、また冒頭の歌詞が鮮やかに頭に浮かんでくるのです。


さよならは別れの言葉じゃなくて
再び逢うまでの遠い約束

作詞は来生えつこ氏。すばらしい。




紫陽花

2008-06-08 10:23:05 | はしやすめ


きょうはまた関東に梅雨空が戻ってきました。

この梅雨の時期、あちらこちらで景色を彩ってくれるのが
あじさい。

写真は山あじさいの一種です。
この写真では分かりづらいですが花の縁がほんのりピンク色。
お床に茶花として飾られています。
茶花として飾るには、あじさいの種類も選ばねばなりません。

ところで山あじさいといってもその種類は多く、
たとえばこんなサイトもありまして、
私なぞ違いが分からず目が回りそうです(^^;

いえ、そうはいっても彼らにも主張があるわけでーーー。
せめて目の前にある花はよ~くながめてあげましょう。