花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

南蛮ギセルは 思い草

2014年10月06日 08時52分05秒 | むらさき色の花 
筑波実験植物園にナンバンギセル (南蛮煙管) の赤紫色の花が咲いています。
この花を見るのは初めてです。花期は8~10月といわれており、ぎりぎり間に合い
ました。

和名を 「思草 (おもいぐさ)」 といいます。もの想うかのように俯きかげんに咲く
姿から来た名前でしょう。万葉集に、

   道の辺の尾花が下の思ひ草
          今さらさらに何をか思はむ  (詠み人しらず)

の一首があり、尾花はススキで、「思ひ草」 はナンバンギセルとされています。
「尾花がもとの思ひ草」 は以後多くの歌人が読んだテーマだそうです。

   くれはつる尾花がもとの思ひ草
          はかなの野辺の露のよすがや  (藤原俊成女)
               (参考: 和歌歳時記)

ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属、学名 Aeginetia indica 、
英語名 Forest Ghost Flower 。
日本全土、東アジア、インドなどの熱帯から熱帯にかけて生育する寄生植物で、
イネ科の単子葉植物 (イネ、ススキ、サトウキビなど) の根に寄生します。
       (茨城県つくば市 筑波実験植物園 2014年10月4日)


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