筑波実験植物園にナンバンギセル (南蛮煙管) の赤紫色の花が咲いています。
この花を見るのは初めてです。花期は8~10月といわれており、ぎりぎり間に合い
ました。
和名を 「思草 (おもいぐさ)」 といいます。もの想うかのように俯きかげんに咲く
姿から来た名前でしょう。万葉集に、
道の辺の尾花が下の思ひ草
今さらさらに何をか思はむ (詠み人しらず)
の一首があり、尾花はススキで、「思ひ草」 はナンバンギセルとされています。
「尾花がもとの思ひ草」 は以後多くの歌人が読んだテーマだそうです。
くれはつる尾花がもとの思ひ草
はかなの野辺の露のよすがや (藤原俊成女)
(参考: 和歌歳時記)
ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属、学名 Aeginetia indica 、
英語名 Forest Ghost Flower 。
日本全土、東アジア、インドなどの熱帯から熱帯にかけて生育する寄生植物で、
イネ科の単子葉植物 (イネ、ススキ、サトウキビなど) の根に寄生します。
(茨城県つくば市 筑波実験植物園 2014年10月4日)
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花が落ちかけです。
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くれはつる尾花がもとの思ひ草
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ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属、学名 Aeginetia indica 、
英語名 Forest Ghost Flower 。
日本全土、東アジア、インドなどの熱帯から熱帯にかけて生育する寄生植物で、
イネ科の単子葉植物 (イネ、ススキ、サトウキビなど) の根に寄生します。
(茨城県つくば市 筑波実験植物園 2014年10月4日)
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