ろくろうの雑記帳

ろくろうの日々思うこと等を不定期更新で、、、。

いびつな大都市より、、、

2006-01-17 03:29:12 | 留学生活@上海
もう数日寒い日が続きそうです。雨もずっと降ってる感じでなかなかすっきりしません。それはそうと最近よく洋画のDVDを見てます。日本語の字幕つきのが大分あるんで。多少は映画にも強くなれるといいなあ、なんて思ってるんですが。



ろくろうの寮の近くには日本語書籍を扱ってる店があり、少々遅れてですが日本の雑誌(月刊誌がメインかな)やなんかも入荷してるんでよく立ち読みしています(買うと高いんだもん)。ここ上海や中国の可能性や危険性について言及してある記事やなんかはいろいろな誌面で目にします。こういうときに「外国人」及び「現地人」双方の視点からこの中国と言う国を眺めることができるのは現地にすんでるからこそ。まあそれでも考え及ばない点も多々ありますが。
周知のように中国、ことに上海は超高速での近代化が進められ日本経済界にとっては最注目の市場と化しています。しかし日本や欧米といった現在の先進国とは明らかに異なると思える点がいくつも存在することも無視できません。

例えば凄まじい貧富の差。都市内で、都市間で、民族間で。また処々の制度のレベル。人々の民度(純粋にふるまい、という意味で)の低さ。極端すぎる競争社会となった教育の現場。またもっと大きく共産党の独裁政権で野党の存在を許さない国家形態、そして極度な規制体制等等、、、。

中国がこのままかつての日本のように順風満帆に(とはいえないのかもしれませんが)近代化を進めていくかと言われると誰しも疑問符を付けざるをえないらしく、いろいろ雑誌やネット記事を見ていても「いづれどこかでけつまずく」という見方が一般的です。
とりあえずこの勢いを保っていけると言われているのが2010年まで。折りしも08年に北京でオリンピック、そしてこの10年に上海での万博が開かれるため、この時までは右肩上がりかもしれんぞ、と。ただこれらが終了した後、新たな建築の需要がなくなり大量の失業者を生み、そしてそれが国のバランスを崩す一因になるのでは等。

ちなみに今でも都市と地方の所得の差は広がる一方だそうで、農民達による抗議行動は凄まじい数になっているらしいですが、詳細は報道されないのでよくわからないという。
このままではいずれ農民や失業者が反乱を起こし、共産党政権に何らかのヒビが入るのではないか、という意見もあるくらいですし(中国は伝統的に農民蜂起で国が潰れますから)、これは何らかの対策の必要性を感じさせます。と、いっても13億の人口を抱える中国。そのうち8億が農民、高額所得者は1億とか。そんな人口と急劇な近代化。「もう勢いでこのまま行けるとこまで行くっきゃないんじゃない?」みたいな印象を抱いているのは当方だけではないでしょう。

その他にもウイグルや内蒙古のナショナリズム問題や公務員の汚職問題など、「爆弾」は山ほどあり、それらを果たして潰していけるのか等関心を抱かざるを得ませんね。


とは言え日本にとって中国は危険性とともに可能性を秘めた魅力(魔力?)ある国であることは間違いなく、これからも日系資本の進出が続くのでしょうが、やはり何から何まで中国に依存するのは危険なことなのでしょうな。
上海の異名「魔都」は20世紀初頭、日本や欧米の諜報員が暗躍し、テロや賭博、処々の娯楽が繁栄したことからついた名前。しかしこれからも上海は「魔都」でありつづけるのでしょう。
当方もこれから中国がどう変わっていくのか、敏感さと冷静さを持って見つめていかなくては、なんて思っている今日このごろなのであります。



さて、日本人留学生らも国内旅行ラッシュ。中にはこれから大連→ハルピン行く人も。おいおい今ハルピンは−20℃ダゾ。大丈夫なのか?ネタでも行きたくない、、、。
ジャンル:
海外
キーワード
日本の雑誌
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