大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ミクロシスター、デビュー!後編

2006年04月23日 15時56分03秒 | ミクロマン
では、お約束通りミクロシスターの後編です。ちなみに前編は下記アドレスから。
http://blog.goo.ne.jp/robotsindisgize1985/e/2f63f56374c11dabd46c24ac07656f2b

 
ミクロシスターの三人目「ミクロシスター ラン」。鮮やかなブルーメッキのアーマーが綺麗で、忍者テイストのデザインが実に良い味を出しています。あと、バックパックを構成しているパーツはご覧の通り刃物系パーツの集まり、こんな格好でウロついたりしたらかさばってしょうがないと思うんですが。尚、外した場合はこんな感じです。


ただアーマーの取り付け精度が悪く、どっかの仮面ライダーよろしく胸アーマーが吹っ飛びます。この胸アーマーは背中アーマーに設けられた凸ジョイントをランの背中に差込み、その後に胸アーマーを背中アーマーに取り付け、最後に襟パーツで前後を止めるという構造になっていますが、きちんとはまらないのは背中アーマーの凸ジョイントと襟パーツを取り付ける為のジョイントが、メッキの所為で太くなっているのが原因と思われます(だから弾け飛ぶんですね)。ですから、凸部をカッター等で削るか両面テープを使うと良いでしょう。

 
顔はこんな具合です。ランにもシオン同様に頭部に取り付けるパーツがありますが、ランの場合はご覧の通りマスクとなっています。これ付けると目線が隠れるので、ランの持つ戦闘的な印象をより一層際立たせてくれる好アイテム。しかし大きな欠点もあります。これはデザインの制約から来る問題なんですが、素顔でもマスク状態でも“両側に下方に向かって伸びた尖った部分”がありますよね、それが襟パーツによく干渉し、メッキ剥げの原因になってしまうのです。ウチのランはアーマーとその部分にクリアコートしてありますが、それでも完全に防止出来ないので遊ぶ時は慎重に。

キャラ設定は、エル&シオンと違い現代生まれのミクロマンであり、チャラチャラした物を嫌い「他人に厳しく、自分に厳しく」を座右の銘とし、思った事はズケズケ口にするという硬派なトラブルメーカーだそうです。こう聞くと俗に言うツンデレ属性を期待する人もいるでしょうが、ウチのランはそうでは無くって「良くも悪くも素直」って解釈にしてます。


バストサイズはM。シオンと同じなのですが、色の所為でそうは見えませんね。エルと違い、アーマーのデザインとバストサイズが一致してますな。

付属パーツの多さはシオンと肩を並べるほどですが、ランの場合はその大半が刃物系パーツなので凶悪極まりない事と言ったら。先の全身像だと邪魔になるので外していますが、メイン武器の槍を持たせるとこうなります。


うわ、凶悪。まさに全身凶器。

では、他の武器のバリエーションも見てみましょう。
 
 


さて、今日はどれを持っていこうか。

総評としては、見た目の萌え要素だけでなく非常にプレイバリューの高い製品なので、萌えた人と可動フィギュア好きの両方にお勧めできる逸品だと思います。ただし、パーツ数が多いのと、精度の悪さを我慢出来る又は自分で修正出来る事が条件。大体、今の玩具はミクロマンに限らず、大なり小なりどっか不具合があるもんですから。


 
四人のトリを飾るは「ミクロシスター オルガ」。これまでと違って随分とシンプルに見えますが、紫のメッキが眩しいアーマーパーツを見ると実際はそうでもありません。下半身にアーマーが集中しているのが原因でしょう、きっと。これはエルにも言える事ですが、下腕部アーマーに設計ミスがあり、はめ込んでも手首ごとポロポロ取れるのが難点。あと初期ロット版は胸部パーツに欠陥があり、左肩が胸部内のジョイントごと抜け落ちます。ですから、もし購入したものがそうならメーカーに交換してもらいましょう。エル同様に腰にもパーツが付きますが、ここが外れやすいのも同様。内側に両面テープを貼って補強しておきましょうね。


オルガのご尊顔拝見。他のシスターとは一線を画したメカニカルなデザインですが、それは彼女が唯一のサイボーグだからなんですね。元犯罪組織の工作員で、ある事件がきっかけで重傷を負い保護され、治療の為にはサイボーグ化を余儀なくされたとか。で、その後に改心し現在に至るそうです。この年代の少女には随分とヘビーな設定ですね…なんかガンスリンガーガールみたいだ。そんなオルガでも意外に人間的な面も有り(と言っちゃ失礼か)、漫画版の方ではすぐに頬を染める照れ屋さんとして描かれていました…特にエルの“四人で歌手デビュー”の野望を聞かされ、「…実は私、そういうの小さい頃から憧れてたんです…。」と言わんばかりに顔を赤らめるシーンは、多くの読者のハートを鷲掴みにしました。


ではお約束のバストアップ。オルガは四人の中では一番グラマラスなLサイズの様です…でもこの娘の場合は機械の体ですから、真に受けていい物か…。あと左胸にさりげなくジョイントがありますが、これは胸部のクリアパーツをはめ込む為の物であり3ミリジョイントでは無いので、他のパーツは付けられませんから。良かったねオルガ、ヘンな物を付けられなくて。


付属パーツも他のキャラとは大きく異なり、刃物系のランとは反対に銃器系で構成されています。ですから刃物好きならラン、銃器ならオルガを選んでみてはどうでしょう?このシリーズらしくパーツが実に豊富ですが、多さは大体三番目なので気軽にかつ適度にバリエーションに富んだ組換えを楽しみたいという方はこのオルガが宜しいかと。ただし、オルガのパーツは癖が強くカスタマイズには少々慣れが必要なので、それに関しては上級者向けと言えるかも。

 
 



私が伊達に機械の体をしてないってトコ、見せてあげます!

総評としては、萌え要素に拒否反応のある人、銃器類が好きな人、パープルカラーを基調としたクールなデザインが好きな人だったら買いでしょう。



エル:やっほー!あたし達、今度デビューしたミクロシスターでーす♪
    みんなー、応援よろしくねー♪

シオン:もう、しょうがないわねー。すぐ調子に乗るんだからこの子は…。


ラン:フン、やっぱりあいつの縦ノリにはついていけないな。なぁオルガ。

オルガ:私達、あんなに大勢の人に注目されてる…やん…恥ずかしい…。

以上、ミクロシスターでした。少女モチーフというマイナスイメージだけに捕らわれていたら、このシリーズのプレイバリューの高さに気付かなかったでしょう。個人的には、2005年度のミクロマン製品で最高の評価を与えたいです…でも精度の悪さが惜しい。ここでタカラトミーにお願いなんですが、この少女素体を元に是非とも少年素体を作っていただきたい!やっぱ少女だけでなく、少年にも居てもらわんと落ち着かんしね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿