緑園マザーズゴスペルのレッスン日誌♪

緑園都市で2000年に生まれたお母さんゴスペルクワイア!
まだまだパワフルに歌い続けます。

This Joy inside me,No one can take it away!

2017-05-29 | 日記

日曜日、三ツ境にある老人ホームへお招きをいただきました。

まるでホテルのような広々ピカピカの設備、日が降り注ぐ美しい中庭に、一同うっとり。親をこんなところに入れてあげたいわ…とため息混じりの声も。
 
中庭に面した大きな集会所で、午後ののんびりとした時間を頂きました。輪になっての短いお祈りのあと、いよいよRMGのステージが開始。前半はRMGパート。眠気を吹き飛ばすようなアップテンポなゴスペル曲で登場しました。緩急をつけつつ、入居者の皆さんと歌ったり、踊ったり…みんなで客席に混じり手を繋いだり、ハイタッチをしたり、大盛り上がり!
ゴスペルの醍醐味はただ聞いてもらうだけでなく、客席も巻き込んで一体になれること。コール&レスポンスや、クラップはやったことがありましたが、私はこういう演出は初体験だったので、とても楽しかったです。御歳100歳のおばあちゃんと両手を繋いだ時は、感極まって泣いてしまいました😭
後半はPi坊先生のミニリサイタル。MCを挟みつつ、残してきた故郷と両親への思いを謳い上げました。そして最後は皆でふるさとの大合唱、和やかな雰囲気で終了しました。
 
終わった後スタッフのリーダーの方が、今日は入居者の皆さんがすごく歌っていた、私たちスタッフも感動しました、とおっしゃってくださって、何かが伝わった実感がありました。音楽に包まれ、歌うことへの喜び、愛が満ちた、とっても楽しい1時間でした。
 
今日も神様が私たちの真ん中に立ってくださり
、心を開いて交わりの時間が持てましたこと、感謝です!
We all are beloved one!Hallelujah 🌟

五月晴れ

2017-05-10 | 日記
Hallelujah! Sです。
五月晴れ!
今日からご多忙でお休みされてたメンバーが
二人復帰し、GWの旅行のお土産も全国各地から集まり、にぎやかに練習が始まりました。
お休み明けで、声の調子が最初から万全とはいきませんでしたが、からりと乾いた気持ちのいい空気の中で、のびのび体と声をほぐしていきました。
 
今月末に控えた今度の公演は、老人ホームでのワークショップ形式で、先生の単独パートと合わせて1時間の長丁場。
当然曲数も多めで、一緒に歌える歌謡曲やAmazing Grace等ゴスペルの有名曲を中心にチョイスしてくださいましたが、私にとっては新曲ラッシュであと2回の練習で果たして仕上がるのか一抹の不安も💦要自主練です。
 
Amazing Graceの作者ジョン・ニュートン牧師は、元は奴隷貿易船の船長でした。有色人種は家畜同然の扱いを受けていた当時、船内の環境は劣悪で、輸送中に黒人奴隷の13%が船内で命を落としたと言われています。15世紀から19世紀初頭まで、約1000万人が奴隷にされ大西洋を渡りました。
しかも、19世紀に奴隷貿易が収束したのは人道的な理由などではなく、アフリカの人的資源が払底しかつアメリカの農産物価格が下落したことによる、経済合理性の低下が理由だったのだとか。なんとも遣る瀬無い思いになります。
 
彼は嵐から奇跡的に助かったことで神を求めるようになり、やがて船を降り牧師となり、このAmazing Graceを作詞したのだと言います。
 
That saved a wretch like me
(それは、私のような悪人をも救ってくれた)
Was blind,but now I see
(かつては盲目だった、しかし今は見ることができる)
 

ジョン・ニュートンら奴隷船の船長たちがアメリカに売り飛ばした黒人奴隷とその子供たちは、その苦難の歴史に寄り添うように歌い続けました。伝統的な賛美歌の代わりにアカペラと手拍子でプリミティブなニグロスピリチュアルを歌い始め、やがてゴスペル音楽が形作られてゆきました。今や宗教熱心と言われるアメリカで最も敬虔なのは黒人で、子供の頃から毎週教会に連れて行かれそこで音楽に親しむことは、ブルースやジャズ、ロック、ファンク、世界を席巻するアメリカ音楽の源泉になったのです。  

 
超有名な曲ですが、数えきれない死と苦痛の渦中からこんな美しいものが生み出されたことに、驚きを禁じ得ません。まさに、驚くばかりの恵みなりき!歴史を通じて与えられた音楽に感謝しつつ、私たちの息で歌にスピリットを吹き込むように、大事に歌いたいと思います。