らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

2017-06-19 21:33:59 | Weblog

昨日日曜日、幼稚園の玄関の水槽の中で、らんちゅうが死んでいました。かなり前からいろんな皮膚病がありました。一ヶ月くらい前からあんまりエサを食べなくなりました。元気な時はエサをあげようとすると、その気配を察して、水槽の上の方に泳いであがってきたのですが、ここ一ヶ月はずっと下の方。泳ぎ上がる元気がない様子でした。

皮膚病だったので、死んだ姿はちょっと哀しく、私は一人でお庭の隅に穴を掘って埋めてあげました。

そして、今日。私はちょっと迷っていました。この死を子どもたちにお話するべきかどうか・・・。実は最近家族を亡くした子がいます。離れてくらしていようとも、そんなに何度も会ってなくても、血のつながった人を失うのは、小さな子どもたちにとっては大きな体験です。まだあんまりよくわからないから・・・と思っても案外子どもなりに考え傷ついていたりするものです。「死」というものに敏感になっています。らんちゅうの死と肉親の死は同列にはなりません。

それでも、やはりみんなにお話をしようと思いました。

らんちゅうが死んだこと。「死」は生きている者に必ず訪れるものであること。「死」は哀しくつらいものであること。「死」を前にすると悲しく、なんで「死」があるのかと思ってしまうこと。

でも、「死」を前にしてただつらいお気持ちでいてはいけない。特に親しい者の死を見た時に、死や病気の時のつらい悲しい姿ばかりを思い出してはいけない。

いちばん楽しくてステキな思い出を覚えていよう。「ありがとう」って言いたくなるような思い出を心の中にいっぱい置いておこう。それが先に死んじゃった人が望んでいること。

「死」を考えることは、「命」を考えること。「死」があるから命が無駄なのではなくて、「死」があってもなお命は美しく尊いのです。

からっぽのらんちゅうの水槽を見ながら、ちょっとだけ「死」や命のことを考えてくれたら嬉しいなと思います。

 

 

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