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「一歩踏み出す勇気」-故菅原文太さんの妻・文子さんのエッセイ

2017-12-06 10:15:03 | 「身の程」人生

故菅原文太さんの妻・文子さんのエッセイ 「朝(あした)の紅顔 夕(ゆうべ)の白骨」

               2017年12月号 p2~p5 「本の窓」小学館発行 

「一歩踏み出す勇気」。因縁の試合の重圧に耐え,世界ミドル級タイトルマッチを制した村田諒太さんの言葉だ。
 選挙公示日直前に立憲民主党を立ち上げ,清々しい結果を出した枝野草男さんにもまた,一歩踏み出す勇気があった。厚い灰色の雲に覆われた空に,わずかに青空が見えた。一方,希望の党はこの選挙で失速した。既成政党をその資金ごと取り込もうとし,政権が目前にあると,希望的に錯覚したリーダ-の狭量と自信過剰にその主因があるだろう。周辺はそれを諌めるどころか,政権を取った暁にジャマになりそうな人物を排除することに躍起になっており,その姿も醜いものがあった。権力の野望に取り憑かれたものは,いつか必ず滅びる。盛者必衰の理は,政権を維持した安倍政権にもあてはまる。

 加計孝太郎氏が千葉県銚子市に高額の補助金をつけさせ、市有地を無償貸与させて千葉科学大学を設立したのが、二〇〇四年、安倍晋三氏が小泉内閣で内閣官房長官の要職にあった時期だ。銚子市は今、高額の補助金負担から財政破たん寸前に陥っていると報道されている。
愛媛県今治市と同じ補助金漬け教育ビジネスを、すでに加計孝太郎氏は手掛けていたのだ。いや、味をしめていたというべきか。
 党首インタビューでこの森友加計問題を問われ、安倍晋三氏は「私が関係していないことは証明され、籠池夫妻は逮捕された。籠池氏は詐欺を働く人物だ」という内容を平然と語った。ジャマな人間を留置し、誘拐犯のように口にガムテープを張って叫び声を封じる。彼が外に出てくる前に衆議院選挙をしてしまおう、と考えたかもしれない。片や社会的に抹殺され、名誉と財産を失って没落した。政治家にとって、一人の人間を社会的に葬ることは、自分を刺した蚊を叩く程度のことなのだろうか。籠池氏が外に出た時に、真相を語れないほど憔悴していたら、それは人権侵害があったと断じても良い。

 

 

本の窓 2017年 12 月号 [雑誌]

菅原文子 奥本大三郎 牧野伊三夫

松山ようこ 西村京太郎 ドリアン助川

小学館発行 100円
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