「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

「やすらぎの郷」・2-「老い」の悲喜をユーモアたっぷりに

2017-05-24 00:00:02 | 「身の程」人生

●やすらぎの郷 予告動画 60秒

 ・毎週月曜~金曜日 ひる12:30~12:50放送
 ・BS朝日(再放送)毎週月曜~金曜日 あさ7:40~8:0

 

老人ホーム「やすらぎの郷」に入居した往年の大スターたちの「老い」の悲喜をあくまでもユーモラスに描いたドラマです。
倉本聰氏が描く味わい深いストーリーと,86歳の八千草薫を筆頭に、85歳の有馬稲子、81歳の野際陽子、78歳のミッキー・カーチス、76歳の浅丘ルリ子・山本圭、主演の石坂浩二は75歳と,出演者キャストの平均年齢は78歳です。ドラマの内容の斬新さと,ベテラン俳優たちのいぶし銀の演技に魅了され,画面に引き込まれていきます。

>>>ドラマの内容の斬新さ-たとえばタバコ問題
とにかく唯我独尊にして傍若無人。なにしろ、このご時勢にあって、主人公をはじめ多くの登場人物が最初から最後まで煙草をスパスパ吸いまくっているのです。

画像の出典:『やすらぎの郷 上』 表紙とびら 倉本聰著 双葉社刊

 かつて宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』の喫煙シーンが問題になった際,倉本さんは「NEWSポストセブン」のインタビューで,「僕の作品でたばこを吸うシーンを削ってくれなんて注文されたら,その台本は取り下げますよ」と語っていました。
 その言葉通り,「やすらぎの郷」では,出演者は,タバコをバカバカ吸いまくりです。

 >>>第3話-息子の一郎から「タバコはほどほどにしときなよ」とたしなめられた菊村(主人公・石坂浩二)は逆ギレして,
    「オレとタバコの付き合いは,お前との付き合いよりよっぽど長いんだ!」
    「オレがお前を育てられたのは,タバコが作品を書かせてくれたからだ!」
  と,まくし立てています。これは,倉本さん自身の「心からの叫び」でありましょう。

  台本より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『やすらぎの郷 上』 倉本聰著 双葉社刊

 


 脚本の倉本聰さんのコメント 出典:http://gogomiegon.com/miyuki-nakajima/

暗い話には絶対にしたくない。明るいこと。しみじみとしていること。悲しいこと。そして,あくまで笑えること。
「人生は,クローズアップで見ると悲劇だが,ロングショットで見れば喜劇である」(チャールズ・チャップリン)そんなドラマを創りたいと思います。               

 

 
やすらぎの郷(上) 第1話~第45話 やすらぎの郷(中) 第46話~第90話  
双葉社刊 1,620円 双葉社刊 1,620円  
テレビ朝日系で月曜~金曜 ひる12:30より放送中の連続ドラマ「やすらぎの郷」のシナリオ本  

 

 p24


一郎「(立つ)煙草は程々にしときなよ」

      間。

栄 「煙草を吸うなと云ってくれるのは、オレの健康を心配してのことかね」
一郎「(笑う)」
      間。
栄 「俺と煙草のつき合いはお前とのつき合いより余っ程長いンだ」
一郎「判ってるよ」
栄 「俺がお前を育てられたのは、煙草が作品を書かせてくれたからだ」
一郎「(苦笑)判ったよ」
栄 「煙草が体に悪いことぐらい、云われなくた って判ってる。現に俺はもう肺気腫がすすンでるンだ! けどな当節、俺にとって一 番体に悪いのは、そこら中に書かれたク禁煙″ ってあの文字だ。あの文字が俺のストレスを」
一郎「判った判った、もう云いません。じゃ元気でね」

 

プロフェッショナル 2017年2月6日 170206 仕事の流儀 動画 倉本聰

 

倉本聰 (くらもとそう)
1935年、東京都出身。作家・脚本家・劇作家・演出家。東京大学文学部美学科卒業後、
1959年ニッポン放送入社。1963年に退社後、脚本家として独立。1977年、富良野に移住。
1984年から2010年まで、役者やシナリオライターを養成する私塾「富良野塾」を主宰。

この26年間に育てた「富良野塾」の卒業生とともに創作集団r富良野GROUP」を立ち上げ、現在は主に舞台公演を中心に活動している。代表作は『北の園から』『前略おふくろ様』『うちのホンカツj『6羽のかもめ』『昨日、悲別で』r君は海を見たが』『優しい時間』『風のガーデン』く以上TVドラマ)『明日、悲別で』『マロース』『二ングル』『帰国』『ノクターンー夜想曲』『屋根』『走る』(以上舞台)『駅 STATION』『冬の華j(以上劇映画)など多数。

2006年より「NPO法人富良野自然塾」を主宰し、閉鎖されたコルフ場に植樹をし、元の森に返す自然返還事業と、そのフィールドを使った環境教育プログラム活動を積極的に行なっている。
                                                       続く:次回掲載予定日 5月24日(水)


 

 

 


 脚本の倉本聰さんのコメント 出典:http://gogomiegon.com/miyuki-nakajima/

 

暗い話には絶対にしたくない。明るいこと。しみじみとしていること。悲しいこと。そして,あくまで笑えること。
「人生は,クローズアップで見ると悲劇だが,ロングショットで見れば喜劇である」(チャールズ・チャップリン)そんなドラマを創りたいと思います。               

 

 

 

 
やすらぎの郷(上) 第1話~第45話 やすらぎの郷(中) 第46話~第90話  
双葉社刊 1,620円 双葉社刊 1,620円  
テレビ朝日系で月曜~金曜 ひる12:30より放送中の連続ドラマ「やすらぎの郷」のシナリオ本  

 

 



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