(社)RJAV被災動物ネットワーク  Rescue Japanese Animal Victims 

被災地・殺処分・虐待からの犬猫保護施設。ご支援で一頭一食を!必達・人と動物同行避難

緊急保護!多摩川沿いの犬。その1

2013年10月25日 | New!保護しました!

数日前、多摩川の土手をサイクリングするWさんという男性が訪ねてきました。
Wさんはこの犬が近づいても触らせないことから、近所のRJAVを思い出したそうです。

RJAV東京シェルターから、車で5分程の多摩川沿いで
「1ヶ月近く放浪している白い犬がいる。
このままでは誰かが通報して保健所で

殺処分されてしまう。なんとか保護してくれないか。」
というご相談でした。

これは大変と・・・現場を案内してもらい、ターゲットと遭遇。
かなり逃げ足早く、近づくと唸って いかにも咬みそうです。
捕獲機を仕掛けたりしてる数日間に、多摩川沿いの生活者の方が飼っている事が判明。

早速、訪問すると飼い主さんは2頭飼っていて一ヶ月ぶりに仕事から帰って来ていました。
このとき、白いわんこは小屋から出ませんでしたが、
もう一頭の茶色の♀、「姫ちゃん」というわんこが出てました。



「姫ちゃん♀」眼がするどく、リカオンのように常に動いています。


餌も与えているようで、特に病気の様子はありません。
ところが、「来週からまた仕事で半年間は帰らない。世話できないし放浪させるより
保健所に持っていくつもりだった。引き取ってくれないか。」と言われました。

この方は、警戒区域やその周辺で除染作業のため長期福島県へ行くそうです。
国は除染作業による健康被害の訴訟を回避するため、携帯電話を持たない、
住所のない方を集めているようです。
どのようにこの人の存在を確認し、連絡してきたのかとても不思議でした・・・。

被災地の復興のために、いろいろな方が犠牲を払っている現実も
忘れてはならないと感じ、わんこたちを引き取ることに決めました
 
白いわんこは、なかなか小屋から出てこないので、今日は「姫ちゃん」
をシェルターに連れて帰りました。
5年間飼っていたそうです。


初めての車かな? かなりガチガチです
長年暮した小さな傾いた小屋とお別れです。


 
シェルターでよく見ると、ツンと鼻が上を向いていてかなり個性的。
緊張してますが、咬む様子はありません。


ボロボロの首輪とヒモ。
新しいものと換えました。


ゴハン食べて、毛布の上でグッスリ寝てました。
他のわんこが騒いでも、まったく起きませんでした。

 

 



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