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ドラムセットを自作した超珍しい研究生、前川維旺利くんをご紹介〜!!

こんにちは!西新井の、ドラム。ルーディメント、パーカッション教室のリズケンです!

ただいま一般の生徒さんの他に、専門的に打楽器を勉強する「研究生」も大募集中!!

様々なジャンルの研究生がいるのですが、なんと昨年、パーツを国内外から取り寄せ、塗装もし、ドラムセットを自作した研究生が現れました!!

 

 

 

ドラムメーカーさんもびっくり。もはや職人の域。。。そんな研究生「前川」君にインタビューをしてみました!


Q.研究生になったきっかけを教えて下さい。

A. 学生時代進路について考えましたが、会社に就職するイメージは全くわきませんでした。朝の通勤ラッシュほど嫌いなものは無かったし。

かと言って、めちゃめちゃバンドやりたいわけでもなく、ただただ、音楽、ドラムをやっていたいと思っていました。 しかし、経験や知識もまだまだ乏しいし、やりたい事は色々あったものの、漠然としていて、、、どうしようかな〜と悩んでいるうちに時は過ぎ、大学卒業間近。あぁーヤバい!これじゃあ押し出されて終わってしまう!地面に心太になっちゃう!せめて受け皿探さないとー(汗)・・・

で、受け皿になってくれたのがリズケンです(笑) リズケン近くに一人暮らしをして、打楽器の研究と並行して自分のダメな部分も正そうと、短期間で一大決意をしたのでした!

 

Q.現在研究していることは何ですか?


A.研究という言葉を使うと堅苦しいイメージになってしまうので、私の場合は「自分の好きなものを追求している」という表現が正しいかもしれません。

そのうえで、世の中に受け入れられるか、商材となり得るかを研究しています。 去年は自分の好きな「ドラム」と「もの作り」を組み合わせ、「自分でドラムを作る」に至りました。


Q.ドラムを作る???


A. はい。パーツなどを全て取り寄せ、一から作成。自分で塗装もしました。 とは言え、最初からドラムを作ろうと思ったわけではなく、普通に買おうと思っていたんです。部屋にも置ける小口径の、比較的リーズナブルなセットを。

楽器屋を巡って小口径セットを試奏する日が続き、つくりや音を吟味していると、どのセットもなんだかしっくり来なくて。。。

ハイエンドモデルは購入を悩むくらいには良かったのですが、部屋にあってもちょっとデカいなーとか、色や重さ、金額が高いというのもあって、手が出ず。でもドラムは欲しい。と思っている頃に、リズケンの倉庫に眠っていた18"x10"くらいの、マーチングバスドラムをドラムセット用に改造したものを見せていただいて、これだー!と理想を発見できました。

小口径セットは基本的にフロアタムがバスドラムになったようなものしか無く、結局のところ幅を縮小できても深胴の分縦幅はあまり変わらない。

そのわりにやはりフロアタムな感じの音でバスドラム感が足りない。そのどちらも解決出来るのが18"で浅胴のバスドラムだったのです。

早速探してみましたが、そんなものはオーダーメイドでしか無く、そして高い。バスドラムだけでハイエンドモデルのドラムセットが買える!そこで、何を思ったか、ネットでシェルやパーツを探し、価格を調査してみました。探しているうちに、「作っちゃえば?」という天の声が聞こえたので作ることにしました。 ドラムの細かい知識は無いですし、この際研究して、そこら辺の人より詳しくなってやろう。初めてのマイセットは自作、というインパクトも凄いなぁ!こだわり抜いたら少なくとも自分好みのセットになるだろうしと。動機はこんなもんです。

Q.すごい発想ですね!制作に関する情報はどうやって集めたのですか?

A.ドラムを作ると決めてから、夜な夜な情報収集と素材・パーツ収集の為のネットサーフィンが続きました。

リズケンや楽器屋にも、細かい寸法や仕様、塗装を研究する為に通いました。机上の空論段階で、音のイメージとセットとしての大きさ、ディテールをなるべく明確にして、目星をつけておいたものを一斉に発注。

結局アメリカのサイト何ヶ所かの発注で済みそうだったので、一度US-BUYERという代行業者に集約し、一気に空輸してもらうてはずを整えました。 パーツが集まるのを待っている間、オリジナルを象徴するラウンドバッヂと塗装の工程と塗料を考察。ラウンドバッヂはデザインを自分で行い、板金屋を探して依頼しました。塗装は是が非でもシートを回避したかったので、ステインやスプレーをある程度調べて、金属パーツの塗装工程のみを固めていました。全てのパーツがエクストララージの大箱2箱に集約されて、ようやく我が家に届き、開封し、確認。

この時点では問題が無かった為早速パーツの塗装から始めました。8つに分けてこだわりすぎた工程のおかげで、全てのパーツを塗るのに2ヶ月以上かかりました。最後の方は部屋でガスマスクをつける有様で。。。この段階で、様々な工具が必要になったり、いくつかの工程が自分1人では厳しいという判断に達したので、ドラマーズベースというところに協力を依頼して、本格的なドラム作りを学びながらの作業になりました。


ドラマーズベースには数回通い、シェルの下処理、ベースとなる色のステイン塗り、穴あけのノウハウを学びながら工程を進めていきました。

最終塗装のヒントを貰い、最後の工程は笠間ズベース(リズケン社長の山奥にある別宅)で行いました。最終塗装と組み立て。表面はつや消しのウレタンを3回程スプレーし、軽くサンディングし、ピアノ用半ツヤユニコンでサッと拭き上げ、スベスベな肌触りに。

テカテカしすぎない、新しいような古いような、魔法がかかったような、緑から紫への綺麗なグラデーションでサンバーストっぽい仕上がりに。

全てが組み上がり、まず見た目の美しさに感動。その後の試打で、小口径で作り立てとは思えない、狙った通りのビンテージ感と音量感にまた感動。感動の嵐。



失敗が無かったわけでも、全体で安く作れたわけでも無いですが、突拍子もない事でもしっかりと調べ、こだわり抜き、思いを込めれば作れるものだなーと。

ドラムがどの様に作られていて、どれほど大変なものかも学べたのですが、同時にそれに伴う精神力や楽しさも学べ、充実した素晴らしい研究でした! 今後はこのドラムを軸に、演奏も製作も発展させていきたい!暫くは自分で作ったドラムセットを様々な現場で使用して、音の研究とデータ収集をしていきます。そして、実はドラムセットが出来た瞬間に新たらしく画期的なドラムセットを思いついてしまったので、とても実現させたい。。。

Q素晴らしいですね!ここまでの自作をされるとは、ドラムのメーカーさんもびっくりでは無いでしょうか!?

では最後に、リズケンの研究生になってみてよかったと思うことを教えてください。

A.そうですねぇ〜。自分のやりたい事や特技が、「繋がるんだ、活かせるんだ!」と思えるようになったり、「自分はこういうとこ足りないんだな。」と気付けたり、先生方や、同じ研究生である仲間から刺激をもらったり。研究生になって良かったと思う事は様々ですね。


リズケンという場所は、私にとってはラフな研究所みたいな感じでして。ドラムやパーカッションを習いに来る場所、その情報共有・収集に来る場所、練習をしに来る場所だったり、わいわいお話ししに来る場所だったり(笑)人によってあり方を変えられるような場所だと思うんです。

そんなフレキシブルな場所を最大限に活かせるのが研究生のいいところですね!


ありがとうございました!!

とってもマニアックなお話をたくさん聞けましたね〜♪

演奏に加え、ドラムセット自体の幅広い知識を身につけた前川くんの今後に期待です!!

研究生には本当にいろんな人がいます。貴方も仲間入りしてみませんか?説明は4月23日と5月28日に開催です。

ご予約は03−3852−4174(ケン・ミュージック)まで!!






(ユ)


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