あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

むかしむかしのおとぎ話

2017年05月30日 | 

むかしむかしあるところに

おじいさんとおばあさんがすんでいました。

 

幾度となく聞いたフレーズです。

「おじいさんは山へ柴刈りに

おばあさんは川へ洗濯に行きました。」

 

今現代の世の中、無断で山に柴を刈りに行けません。

犯罪行為ですね。

川で洗濯なんて、それこそ川を汚染する行為は許されませんし、

すでに汚染されている川で洗濯をするのもある種の冒険行為。

衣服が汚染してしまいます。

 

昔の村落社会は、村人が山へ入っても許されたし、

川で洗濯しても許されていた。

村人が共有していた入会地(いりあいち)があったのです。

 

自由に入会地へ入って柴を刈って、マチに売りに行けたのです。

それで貧しさもしのげたのです。

今は、国や市や個人の土地所有権がはっきりしています。

 

 

「貧困と社会」の本を読んでふと、思ったのでした。

    

平成の会話・・・

「どの山も持ち主がいてはるねん。」

「かってにタケノコ採ってもあかんねん。」

「かってに木を切ってもあかんねん。」

                 おしまい

 

 

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