おはようございます。ヘッドスパ・頭皮ケアリッツです。
これまで髪の毛の仕組みやダメージのことについて学んできました。今日は髪の保護には欠かせないトリートメントについてです。
毛髪には自己収縮力はないので常にリンスやトリートメントなどで保護や補修をして、ダメージの進行を抑えていかなければなりません。
●リンスとトリートメントの違いについて
よく聞かれる質問です。まずはこの2つの違いについて押さえておきましょう。
リンス
…主に髪の毛の表面に作用するケア剤です。キューティクルを保護することで、毛髪同士の摩擦を抑えたり、枝毛を防止したりします。表面のコンディションを整えるので、コンディショナーとも言いますね。
トリートメント
…毛髪表面と内部の両方に作用するケア剤です。キューティクルとコルテックスの両方を保護して、内部のダメージを補修して弾力やしなやかさを与えます。
リンスは表面のみ、トリートメントは内部まで作用する、という所に違いがあるんですね
●自宅用トリートメントとサロン用トリートメントの違いについて
自宅用(ホームケア)トリートメント
…洗い流すタイプと洗い流さないタイプに分かれます。上にあげたように主にキューティクルの保護や内部の補修が目的です。
サロン用トリートメント
…代表的なものにPPTがあります。PPT=ポリペプチドの事なんですが、ペプチドとはアミノ酸の集合体でしたね。(過去のブログを参照)髪の毛と同じ成分を補っていくのがPPTです。主なものにケラチン、コラーゲン、シルクなどのPPTがありますが、カラーやパーマの薬剤の前につけて過剰な浸透を抑えたりします。
※一般的なトリートメントには、油性成分・PPT成分・保湿成分・柔軟成分など様々な成分が配合されています。それぞれの働きは・・・
油性成分‥植物油、動物油、シリコン油など。キューティクルを保護して、つやを与えます。
PPT成分‥上記サロン用トリートメントのようなケラチン、シルク、コラーゲンなど。キューティクルとコルテックスを保護します。
保湿成分‥アミノ酸やヒアルロン酸など。毛髪内部の水分をしっかりと保ちます。パサつきの防止に。
柔軟成分‥カチオン界面活性剤など。毛髪に軟らかさを与えます。
●トリートメントの分子量ってなに?
化学的な性質を示す最も小さい単位を分子と言います。分子量の数値が小さいほど小さい分子ということになります。
たとえば上記のPPT成分はたんぱく質を化学処理することでつくられますが、処理の仕方によって分子量の異なるPPTが作られます。
その大きさにより、分子量の比較的小さいもの(400~1000程度)は毛髪への浸透性が高いため内部補修に適しています。また、1000以上の分子の大きいものは表面のキューティクル補修に適しています。何気なく毛ているトリートメントにもいろいろな工夫がされているんですね。
※自宅用のトリートメントでは分子量の大きさまで意識する必要はありません。サロンにてヘアカラーやパーマの施術をするときに、スタッフが状態を見て合っているものを選んで使っていきます。
基礎的なところから見ていくとトリートメントの大事さも分かってきますね。次回からはヘアカラーやパーマについて、その仕組みを書いていきたいと思います。ぜひまたご覧になってください。
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