りすこ寫眞(しゃしん)

日常の風景を 気の向くままに撮ってみました

ペガサスの男

2006-04-15 | 日々こもごも寫眞
『kenだよ 元気?』

ペガサスの男から電話があった

ペガサスとは。動物占いペガサス参照

なにげに あたってるし・・(ボソ)


ということでペガサスの男kenくんもまた

ときどきまれに 忘れかけた頃にふたたび

パタパタと羽をはためかせ 飛んでくるのであった・・


通称kenくん もとい水野剣さん

トリノオリンピック代表選手でフリースタイルスキー
エアリアルの日本記録保持者だ

その上イケメン(写真参照)性格良しで悪いところ無し

天は彼に二物も三物も与えたのね・・ ずるいわずるいわ。。

けれど本人はいたって謙虚で 少し鼻にかかったような甘い声で

『そんなことないよー普通だよ~』といって笑う

オリンピック選手に選ばれたことさえも

『才能じゃないよ ただずっと続けられただけ 才能じゃなくて努力だよ』

という

確かに彼は すごい努力家なのだろう

両膝の靭帯を断絶するほどの大怪我をしたのに

一年もたたずに復帰して オリンピック出場の夢を果たしたのだから

そしてそれは 私の想像などおよびもしないような 大変な道のりだったんだろう

大抵の人なら根を上げるような辛い場面でもきっと 歯を食いしばって踏みこたえていったに違いない


そういえばこんなことがあった

トリノオリンピックの直前だった

私はkenくんから 運転していた車が事故に巻き込まれ大破したとの連絡を受けた

けん:『大変なことが起こったよ・・

りす:『どーしたの???

けん:『事故した・・

りす:『えぇぇ~~~?エアリアル?車? 怪我は???

けん:『車・・誰も怪我してないよ

けん:『だけど・・ただ普通に走ってただけなのに・・俺が一番悪いことになった・・

けん:『昨日も寝られなかったよー

りす:『で 今なにやってんの???

けん:『今? 練習が終わって帰っているとこ・・

りす:『・・・(゜∀゜)』


補足

その時kenくんは海外の遠征から日本に戻ってきたばかりだった

前の夜に話していた時も 時差ぼけで眠れないと嘆いていた

そして電話を切ったその深夜に 事故に巻き込まれて車を廃車にし

警察の事情聴取を受けて・・

そのまま寝ないで練習にいった


やはりただものではありません


kenくんは『剣』という名前がぴったりだと思う

kenくんの目はまるで鋭い剣のような目

強い光りを放つ こわいもの知らずみたいな目 

そしてしっかりと世界を見据えたような 力のこもった目

こんなことを言うとkenくんはまた

『普通だよ~こわいものだらけだよ~』

と電話口ではにかんだように笑っていた


エアリアルは スキー板をはいて空中アクロバットショーをやるようなすごい競技で

一度見たら忘れられないくらいインパクトがあります

そしてそんなエアリアルと水野剣さんをご覧になりたい方 朗報です

次の日曜日 4月16日(日)夜に

フジテレビのジャンクスポーツに出演することになったそぉです

なので皆さん是非 見てくださいね

そして

4年後のバンクーバーでの冬季オリンピックに向かって

すでに全力で走り出している水野選手を応援してあげてください

顔晴れ~(^_^)


水野剣選手のブログ


山口より

2006-04-11 | 日々こもごも寫眞
春休みということで
山口県より甥っ子×2が我が家へ遊びにやってきた

まぁ ずいぶん会わないうちに大きくなったもんだねぇ

子どもの成長を見て時間の流れる速度にはっとさせられる

これって私もずいぶん老けたってことよね

でもねぇ おねぇちゃん(おばちゃんとは呼ばせない) 

実は中身は全然進歩してないの 

あなた達がオシメの頃から

バレたかな??



それにしても何ていうのか・・



『まるで他人の気がしない・・



待ち合わせをした夜に道頓堀のビックリドンキーで

テーブルはさんで彼らの顔を ボンヤリ眺めながら思ったこと

まぁ当たり前のことなんだけど 血が繋がっているのだから

だけど不思議なものだと思う 

血が繋がっているというだけで

なんでこんなにも愛おしかったり暖かかったりするんだろう

よくわからないけれど

きっと理屈じゃあないんだろう



次の日

朝から釣竿と餌を持って松ノ浜埠頭に出かける

防波堤によじ登り大阪の海を見渡した

海ははるか下のほうにあって

海にたどりつくまで 無数のテトラポットが敷き詰められていた

ここから落ちたら痛いどころじゃすまないよね・・

風が強くて足がすくむ

テトラポットの間って魚の住みかになっているんだそうだ(長男曰く)

長男はうれしそうに壊れたはしごをスルスルと降りてゆき

テトラポットの上をいとも容易くぴょんぴょん飛び移る

お願いだから足をすべらさないでね 

痛いどころじゃすまないと思うよ絶対・・

私と次男は高い堤防の上に座り込んで 

持ってきたおかしをパクパク食べながら

長男が釣りをする姿を見守っていた

うちの近所にこんなところがあったなんて今日まで知らなかったな

この辺は工場や倉庫が多くて 

昼休み中の作業服のおじさんたちが 

あちらこちらでまったりとひなたぼっこをしていた

暖かい日差しと強い風と青い海と

スローモーションのように流れる時間

どこまでも 平和な休日だな


何にもせずにぼーっと過ごしていたけれど

おねえちゃんは結構楽しかったんだ

さびきを気前よく沢山まいてみたのに いっぴきも釣れなかったのことも

なんだか微笑ましくておかしかったよ

高い防波堤の上から3人で 泉州の海を見渡したこの日のことをいつか思い出してね

おねえちゃんはずっと覚えていると思うよ