怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

摂政宮ケーキ

2015年12月14日 | お菓子
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珍しくカフェでケーキを食べた。
今年十月からの知人K子さんは推定年齢義母世代。義母との違いはインゴルシュタット街中で生まれ育っているので、田舎街といえどもハイカラなものに接していることだ。

ごちそうになったK子さんお勧めのこのケーキ、直訳は「摂政宮ケーキ」という典雅な名前を持っている。
「プリンスレゲンテンケーキ(Prinzregenten torte)」と検索すると様々なサイトが出てくる。
クリームとスポンジを交互に重ねたミルフィーユ状態。胃に重くなく、日本風でよろしい。
写真は半分に切ってあって、フォークが二つ添えられている。K子さんが「一つ注文して半分にしましょう」という提案をしたからだ。義母ケーキ同様、どっしりとしたケーキを想像していたので私も同意したのだけれど、この軽い口当たりは一切れ全部一人で食べられたなぁ~。
次回は一人で一切れを食べるぞ!

このケーキのことをまだ義母に報告していない。
きっと話せば「作りましょう」と言い出すことだろう。
意外と負けず嫌いな義母。
義母が作るともっと重たいケーキになってしまうかもしれないな、面白そうだ。明日、話してみよう!


食欲に負ける

2015年12月13日 | 動物
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先月末に新築鳥エサ台が設置されたことを報告した。新しい家の備品
窓に近すぎて鳥たちがやってこないだろうと心配していた私だった。
初めの二週間ほどは全く近づくことが無かったが、とうとうやってきた。

たまたま台所にいるときはじっとして鳥たちを観察した。三週間目になると、我々が食事をしているときにもやってくるようになった。私たちは食べるのを止めて鳥を見守った。

次第に食事のたびにそんなことをしていられなくなったので、構わず食べるようになってしまったが、鳥たちも同時に窓の向こうに見えるニンゲンたちが何も危害を加えないことを知ると、ふてぶてしい位の態度になってきた。
こちらをちらちら見て警戒しているのだけれど、腹を満たすための行動は辞められないって、雰囲気だ。
ニンゲンだって、鳥のためにいちいち動くのを遠慮するのは面倒なので普通に暮し始めたら、もう、お互い慣れっこになってしまった。
いやー、食べるためにはあらゆる動物はなりふり構っていられないものなのねぇ、と鳥のエサ台に教えられたぞ。


写真の鳥はシジュウカラ。昨日はクロウタドリも来た!


忘れ物

2015年12月11日 | 物品
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22時30分頃のバス停の風景。
車椅子。

きれいで新しい品と見た。
いったいどういうことなのかいろいろ想像をめぐらしてみた。
割れたビン。
おそらくアルコール入り飲料だろう。
飲んで酔っ払った足の不自由な男性が(女性でもいいけれど)バスに乗車するとき車椅子の存在を忘れて歩いて乗ってしまったのかな。
迎えに来た家族の車に乗ったけれど、家族は車椅子を忘れて置いて行ってしまったとか。
周囲は誰もいなくて私一人だけ。ちょっと車椅子体験してみようか、と辺りを見回してみたりした。

次の日の午前中にそこを見たら、車椅子も割れたビンも無くなってきれいになっていた。

東京の方がもっと不思議な物事がたくさんある。この田舎街でこんな風景は珍しかった。


羊肉のスープ

2015年12月10日 | 交友関係
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結婚して一年ちょっとの中国人X子さんは、もともといろいろな物事を器用にこなすほうなので、初めのうちはハチャメチャなものを作っていたけれど、今回はひどく料理の腕を上げ、私にご馳走してくれた。

何時間も煮込むのだそう。前日から準備されていたこの鍋。羊の肉と野菜が入っている。冬にはとても身体が暖まる料理だとか。
羊と聞いて、ちょいと私はひるんだけれど「このスープは特に女性にいいのよ」と中国人お得意のせりふを掲げられ、それならいいかな、と簡単に考えを変えた私。

スープを盛り付けた上に、別にゆでたほうれん草と麺を入れる。
箸の添え方が日本で生まれ育った日本人には驚異なのだが、ここは彼女の住まいだ。中国式家庭料理マナーを受け入れなければならない。

どんぶりの大きさはかなり小ぶりだった。しかし、食べきるまでかなり努力が必要だった。
羊肉の脂分が早めに腹を満たすのだろう。スープを最後まで飲みきることができなかった。ごめんよーX子さん、決して不味かったわけではないんだ!
肉よりスープがたっぷりしみこんで柔らかくなった大根がとてもおいしかった。
中国人宅でごちそうになると、ほとんど必ずと言ってもいいほど肉料理がある。来客だから肉を料理するのだろうか、普段から肉の消費量が多いのだろうか。次回、誰か中国人に尋ねてみることにしよう。ドイツ人の一人当たりの平均肉消費量が60キロだ。アルゼンチンは100キロとちらりと読んだことがある。決して国の経済力で肉の消費量が違ってくるわけではないと思う。









折り紙講習

2015年12月09日 | ひとびと
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スーパーにお菓子の家があった。

雪はお菓子ではない様子だった。本物ナッツやドライフルーツが埋め込まれている。

この茶色い部分はクッキーかパンのようなものなのだろうか?

うおー。ネジで止められているぞっ。もしかして、木材??

ちょいと、齧ってみたい衝動に駆られた。リスのような鋭くて長い前歯が欲しいと初めて思った。
周囲を見渡してみたけれど、人通りが絶えないので触ってみることも難しかった。行儀よく、見るだけ、撮影するだけで立ち去った・・・

さて、このあと向かったのは縫い物コースに来ている仲間の家。
「折り紙を教えて欲しい」と確か七月半ばに頼まれた。「8月中にウチに来てもらうから」と言われていたのに、その後数ヶ月連絡がなく、やっと数週間前に実行することが決まったんだ。
すでに待降節、以前計画していた製作物を変更して、この時期に相応しいものを教えることにした。

3D星。二人のドイツ人の一人は折り紙の経験があるのか、すぐに折り方を覚えたがもう一人はなかなか大変だった。「頭脳トレーニングになるわね」とかなり的確な感想を言ってくれたので、よく理解していると感動。

これはすでに彼女の家に飾られてある星。折り紙やこうした紙の工作はかなり普及していて、しかもこちらの人々はセンスがいいので部屋を効果的に飾っている。

近影。成人したお嬢さんが作ったものだそう。

二人のドイツ人の会話はバイエルン方言で、彼女らの会話についていけなくて凄く大変だった。
まったく、無視するわけにもいかず、でも頑張って聞き取ろうとしてもほとんどわからない。そうした時間が三時間も過ぎた頃、頭痛がしてきた。
どうも、何やら縫い物コースの指導者B子さんの悪口を言っている様子だぞ・・・うーん、これはわからないフリをしたほうがいいな・・・と思っていたら、急にこちらを向いて何か訪ねるのだけれど、方言強くて全くわからず、「え?」と二度も聞き返したらあきれられてしまった。ん?それは方言じゃあなかったのか?くらくらする頭が爆発しそうになる頃、お開きになった。
もう、ここに集まりたくない、と思っていたのに「次回は寿司講習をお願いね」と言われたので、再び小さく燃え上がることとなった。










義父バスに乗る

2015年12月08日 | 家族
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夫、義父、私の三人でバスに乗った。夫と義父が路線バスに乗るなんて、めったにないことだ。
 
義父は窓から見える光景が珍しいようで、熱心に眺めていた。自分で運転する風景とは違うのだろうな。
夫はなぜか、チケットを片手に持ったまま固まっていた。これはパスチケットと入場券が一緒になったもの。
さて、行った先は・・・

スタジアム。

こんな位置に三人並んで座った。
 
こうした人々ばかりを撮影したら夫が訝しんだ。「何を撮っているんです?ゲームはあそこです」
警察官の帽子がひどくかっこよかったんだ。バイエルン州の制服は緑のはずなのに、別の警察もこうした大掛かりなイベントでは使われるのかな?
 
テレビ観戦ではなかなか見られない部分を記録しておきたかった。
 
明らかに臨時雇いと思われるセキュリティの人々。次回、私を雇ってくれないかしら~。怪我選手がでて、走る!これはテレビでも見たなぁ。
 
芝生がめくりあがったところを直す作業など、とても印象的だった。本物の芝なのね・・・ウチの芝の手入れでさえとても大変なのに、この面積の芝刈りだけでいったいどのくらいの人件費やガソリン代がかかるのだろう。
華やかな試合会場に多額のお金が動いていることを感じる。


空席も目立つけれど、14300人の観客がいたそう。



夫は自動車通勤。事務所の駐車場は暖かい地下にある。事務所も過剰なくらいに暖房してあり、夫は外套を着ることなどめったにない。義父も外出時はほとんど自分で運転して出かける。庭仕事で数時間を屋外で過ごすことがあるが、寒く感じればすぐに家で温まることができる。
一家で、バス移動の辛い部分を知っているのは私一人だ。10分バスを待つだけで、ひどく寒くなることを知っている。サッカー観戦にどのくらい厚着すればいいかなど簡単に予想できる。ぶくぶくに着込んだわたし。義父と夫は青くなって震えていた。
何度も夫は温かい飲み物を買いに行って、義父と私に配った。

義父は寒いなかでじっと座っている観戦に本当に参ったようだ。
「家でテレビ観戦のほうがいい」
息子からのせっかくの贈り物にこうした感想を洩らした。




プレッツヘェン三時間

2015年12月07日 | いろいろ
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すでに数種類のクリスマスクッキーを焼いていた義母。しかし、その量を確認した私は「まだまだだな」と睨んだ。
案の定「りす、今日は家にいますか」と尋ねてクッキー作りの子分になることを要求した。

一種類目。三日月クッキー。



二種類目。ココナッツ入りクッキー。



三種類目。ジャムクッキー。


全部仕上げるまで三時間、休息無しで二人で全力投球。
なぜか、クッキーを焼くとき、義母は方言が強くなり、私は彼女の発する簡単な指令も理解することができなくなる。
クリスマスの精に憑かれている義母に「標準語を話せ」と言っても無駄っ。要求をあらかじめ察知し、行動するしかない。日本人お得意の空気読みさーっ

くたくたになったところで、簡単な昼食をとり、私は出かけた。
近所の親しくしている中国人宅だ。そこでいただいたものは・・・・

ぎゃー、クリスマスクッキー! 中国人さえも夢中にさせるクッキー作りシーズンだ。
私も待降節になると、なぜだか焼きたくなるように変化していくことだろう。




写真もう一度

2015年12月06日 | いろいろ
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クリスマスマーケットの写真がよくわからないというコメントをいただいたのでもう一度掲載。
今回の写真はシリア人難民男性Aさんによるもの。芸術的な感性が高い人なので、私よりマシかも?









↑。これはマーケットのではなく、通りの飾りつけ。

クリスマスマーケットは盛況

2015年12月05日 | 何カテゴリーにしようかぁ
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平日の真昼間、街のクリスマスマーケットに行った。閑散としているだろうと思ったら、かなりの人がいて驚いた。
大都市の有名なものなら、外国からの観光客なども交えてごった返しているだろうが、ここはほぼ、地元の人々しかやってこない。それなのに盛況なんだ。凄いな。
 
お天気もいいし、気温も高い。外出には絶好だ。
  


繁盛の理由のひとつは付近の学校や事務所の人々が昼食を食べにきていた時間帯だったから。
立って昼食、という風景を見慣れない日本人にはそれとはちょいと気付かない。16歳を過ぎていると思われる、または思われない若者たちはグリューワインを飲みながら語り合っていた。

在独日本人仲間が食べたのはこれら。
 
見た目は量が少なく、おいしそうなのだけれど・・・食べても食べても減らない!また、すでに知ってはいるのだけれど、味が濃い。ああ、この肉の細く切った料理は白いご飯と食べれば絶品だ。次回は塩なしおにぎりを持ってこよう。

ステーキをはさんだ豪快なこのサンドイッチは4,5年前に一度だけ食べたことがある。以後の人生で食べなくてもいいと思った。いや、不味かったのではなく、充分な量を食べたという意味だ。



冬に網戸を設置する

2015年12月04日 | 子供たち
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今年の夏はとても暑かった。暑いけれど、網戸がないので夜になると、窓を閉めなければならなかった。
さもないと、様々な昆虫が喜んでりす部屋に勝手に招かれて来るからだっ
困惑している私を哀れに思った義両親は、網戸を注文してくれた。
注文から数週間して寸法を測りに来てくれた。どこも建築中の家ばかりだから、寸法取りも時間かかるのだな、と自分を慰めた。
が。
その後、網戸は来ることなく、夏が終わった・・・・
義両親たちは値段の高さで断ったのだろうか。なんとなく尋ねるのも気が引けるし、もう、暑さや虫に悩まされる時期でもなくなったので黙っていた。

そして、12月2日。
業者が網戸を持ってやってきた。12月に網戸。半年かかってやっと仕上がったって・・・こういうことは普通だ、と読んだり聞いたりしていたが、実際に体験すると、やはり改めて驚く。時間、かかりすぎ!夏はとっくに終わったぞー。

職人二人がかかりだ。高くつくぞ・・・うう、12月に網戸!かえってジャマになるぞ!
 
しかも、その職人たち、普通に泥のついた靴で家の中に入ってきた。
脱いでもらったり、カバーを差し出して付ける事を要求してもいいらしいが、義両親たちはやらない。
だが、泥で汚れたじゅうたんを見て、義母は嘆いていた。
仕事はいくら遅れてもいいし、仕事先の家を汚しても構わない。素晴らしくお気楽な労働環境かもしれない?




豪華クリスマス

2015年12月03日 | ひとびと
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訪問した知人(欧州人)宅の居間の飾り付けに驚いた。ええ!もう、クリスマスツリー?

ウチではいつも23日か24日にクリスマスツリーを飾りつけるので、ヨーロッパの家庭ではどこでもそうだと勝手に思っていたのだが、地域によって違うことを認識させられた。ドイツにいるのだからクリスマスもドイツ流にしろ、というのは、無理があるだろうなっ。言葉に関しては「家庭でもドイツ語を使用するのを奨励しよう」という意見があるくらいのドイツなのに。(義母のバイエルン方言は使用禁止となるのかな、と思った記憶アリ)
両脇の人形も、あまりお目にかかったことがない。少なくとも、ウチではこんな豪華な飾り物はない・・・
 
部屋のあちこちにそれらしい飾りが。「ウチでは待降節にはいつもこうなのよ」
クリスマスクッキーは30歳の長女が指揮を執って焼いた。義母のより凝っている。テーブルセンターも真っ赤。
 
嬉しい贈り物をいただいた。いや、クリスマスクッキー交換したんだ。
私が持ってきたクッキーは下の写真の四分の一位の量で、しかも義母のだから見た目はきわめて質素・・・撮影してここに掲載して比較するのも恥ずかしいくらいだったので無し!

残念だが、家に持って帰るのはタブーだ。夫は甘いお菓子を食べることがほとんどないし、義母は乳糖不耐症なので、他人が作ったお菓子を口にするのは危険。義父も義母に迫られて無理やり彼女のクッキーを食べている様子。私一人で、いただいたこの量を消費するのは難しい。私だって、義母クッキーを食べなくてはいけない義務があるのだし!
そういうわけで、この家を訪問したあとの別の集まりのお茶菓子となった。
「とってもおいしいから、盛大に褒めておいてね、またもらえるように!」と一人から言われた。









丁寧さがない義母

2015年12月02日 | おいしいもの
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義母が新しいレシピ挑戦した。「チーズボールのオーブン焼き」私流に訳してみた。クリームチーズを大量に混ぜた生地をオーブンで焼くんだ。油で揚げた品は以前よく作っていたらしい。
 
義母は不器用では決してないのだけれど、また、料理も嫌いではないのだけれど、なぜか非常に乱雑に作ることが多い。もっと均等に生地を切り分けて、もっと丁寧に丸めればいいのに、それぞれの形が全然違う風にしちゃうんだ。
オーブンに入れて10分ほど経過したところで、牛乳を上面に塗り、砂糖をふりかけ、再び10分ほど焼く。

出来上がり。義母につられて、砂糖ふりかけを手伝った私のやり方も乱雑。
こうして写真にしてみるとそんなに形のいい加減ぶりは目立たないから、ま、いいか。
食べてみたら、とってもおいしかった。甘みはほとんどレーズンのみ。義母の作るお菓子としては非常に珍しい。私が「もっと丁寧に作りたい」などと言おうものなら「見た目じゃあないのよ、おいしければいいのよ」とでも義母は言い出すのだろうな。

追記。レシピはこちら、すみません、ドイツ語のみ。

レープクーヘン型

2015年12月01日 | お菓子
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今年もすでに始まっているクリスマスクッキー作り。
この時期に天界からクリスマスの精がやってきて義母に憑くのではないか、といつも思う。作業を始めるといつもの義母らしくないんだ。憑かれているんだ!
 
今までと少々違うのはレープクーヘン型を使うことかな。義母の妹が使ってみて調子がいいようなので買ったらしい。いつもはスプーンでオブラートの上に生地を載せる。参照写真はこの記事に。
 
くぼみに生地を詰め、オブラートを載せ、天板に向かってぐるりと回すと、中の針金が生地を落とす、という仕組み。
 
なかなかきれいな焼き上がりになった。焼きあがったところに溶かしたチョコレートを塗る作業の写真は面倒なので省略。今まで何度も記事にしてきたしね。
同じ物事を何度も記事にしてもいいものなのだろうか。書くほうも飽きてくるぅ~。