怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ロングステイフェア2012を手伝う

2012年12月09日 | 日本

写真は東京ビッグサイトだ。11月17日にここで「ロングステイフェア2012」が行われた。
十数年来の友人、井上さんが住まいのマレーシアからこの会場に仕事に来る、ということで私は彼女に合わせて帰省を計画した。

最後に彼女と会ったのは6,7年前だ。しばらく逢っていないのでわくわくっ。広い会場内にたくさん出展会社があったが、すぐに井上さんを見つけることができた。
「りすさん、ぜんぜん変わらないねぇ!」
痩せた、と言われるのが怖いこのごろ、彼女のこの言葉はうれしかったぞ。井上さんもぜんぜん変わらない、私たち、時間が止まっているのかい??
マレーシアで長期滞在希望者のための査証事務手続きなどの仕事をしている。相談者がひっきりなしに訪れていた。


スカイプなどで頻繁に彼女と連絡しているけれど、実際に会うのは本当に久しぶりだ。この日の夜便の飛行機でマレーシアに帰国するということだったので私は一緒に時間を過ごしたくて彼らを手伝うことにした。
パンフレットを通りがかる人々に配った。
「こちらはどういうことをなさっているのですか?」などと質問を受けることがあった。何も知らない私でもパンフレットを広げて「このようなことをやっています」と答えればよかったし、答えるのに難しい質問は「担当者はただいま接客中なのでしばらくお待ちください」と言っておいた。井上さんに「あなた、上手いねぇ」と褒められたぞ、ああ、雇ってぇ~、マレーシアに引っ越したいっ。
社長のシャーマンさんは、赤いシャツの男性だ。彼の話す英語のアクセントや、態度ののんびりしたところは本当にマレーシア人で、足繁く通ったマレーシアのあの雰囲気を思い出させてくれた。
彼も日本語を勉強しているらしいが、業務を日本語でこなすのは難しいらしく、日本語が母語の井上さんを一緒に連れてきたのは正解だ!

お客さんと井上さんの会話も面白かった。井上さんは、マレーシアの某日本関連業務事務所を定年まで勤めた後、この業界に携わっている。
お客「あなたの日本語、よくわかんないよ!」
井上さん「だって、私、マレーシア人ですから」
お客「ええ?どうみても日本人みたいだけど?」
井上さん「そうですよ、わたし、日本人ですから。ほら見て、日本の名前でしょ、私。」
パンフレットを配りながらこの会話を聞いていた私は爆笑して、彼らに「なんて会話しているんですか!」と言ってしまった。
彼女は日本生まれの日本育ちの日本人だが、かなり昔にマレーシア国籍を取得したらしい。
欧州でも、昔は(昭和3,40年代くらいらしい)現地の人との婚姻で長期滞在している日本人にその国の国籍を取得する人が多いと聞いている。
日本国籍を捨ててドイツ国籍取得、など想像もできない私だ。昔の外国移住は現在とは比較にならないほどの覚悟が必要だったのだろう。(二重国籍可能だったら、ひょとしてドイツ国籍取得もいいかも、でもドイツ語力が不足で認められないだろうな、とかいろいろ妄想はしている私)

ロングステイ、というと定年退職後の夫婦の特権、というイメージがあったが、来場者は小さい子供をつれた若い夫婦も多く見られた。
他の国ではどういうシステムになっているのか知らないが、手元のこの資料によると、要するに金があればマレーシアに長期滞在は誰にでも可能らしい。
(クリックで拡大)
マレーシア・マイ・セカンドホームプログラムとは・・・こちら
井上さんが「私の養女にならない?」と言ってきた。
あのぉ・・・もっと早く、10年位前に言ってくれれば良かったのに!!今じゃあ私は人妻、しかも夫はドイツ人・・・その夫はイスラムが大嫌いで私がマレーシアに旅行することさえ許さない。

とはいえ、今でも憧れの国マレーシア。将来、いつかは住むことを夢見て、今は過酷なドイツの生活に耐えることにしよう。
ちなみに、ロングステイ先で一番の人気地はやはりマレーシアだそう。
私からもお勧めする。海外移住をお考えの方、マレーシアを是非候補にどうぞ。また、お問い合わせは私の友人の井上新子さんへ!ちなみにこの会社のMM2H取得手数料は他社よりかなりお得!