徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで6年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

ウルトラマンたちとの同居こぼれ話ーツルピカハゲ丸をめぐってー

2017-07-27 06:38:41 | 二世帯同居
私は今、ツルピカハゲ丸だ。
20代から「禿る」こととの
同居が「デフォルト(初期設定)」の夫に
遅れること約40年。

今では夫をすっかり抜いて、
瀬戸内寂聴並みの完璧さ!

そうなのです。
このところは抗がん剤の
パクリタキセルを使って
もぐら叩き中。

この薬との相性は以前からよく、
今回もモグラ叩きは成功し、
モグラは地中にお戻りあそばしている。

ただ、いつもと違って今回は、
しばらくもぐら叩きを続けなくてはならない。

このパクリくん(と私はパクリタキセルのことを呼んでいる)、
よく効くけれど・・・・、
それについてくるおまけ(副作用)も結構きつい。

一つは脱毛系。
でも還暦を過ぎれば、
これは精神的にはそんなにダメージはない
(ただし、楽天系の私からかもとも思うけれど(笑))。

次が私にはきついのだけれど、
末梢神経いたぶる系。
手袋靴下症候群という名もある通り、
手袋や靴下は履く場所を叩かれる。

爪や、皮膚がやられる。
むくみなんかがやってくる。
時々、ピキピキっていう痛さが走る。
まあ、週一で叩いているので、さもありなん。
でもなあ・・・なんて
珍しくちょっぴりへこんでいたある朝のこと。

「あ、7時56分だ!
じゃあ、学校行ってくるねー。
行ってきまーす!!」(ウルトラマン1号)

「待って、待ってー。
今、一緒に送るからー」(私)

「あっ、ケア帽子忘れた!!
ちょっと待っててねー」と叫んで、
二階に帽子を取りに走った私。

待っていてくれた1号。

「さあ、これで大丈夫!
外に出られるわよー」と私。

すると、1号が耳打ちをしてきた。

「おばあちゃん、僕たちおばあちゃんが
ツルピカだって知っているけれど、
これば僕たちだけの『ヒ・ミ・ツ!』。
誰にも言わないから心配しないでね。
じゃあ、行ってくるねー!」(ウルトラマン1号)

というなり玄関を飛び出していった。

私も追いかけて走り、道路に出る前で
いつものグータッチ!!
「じゃあねえー」(ウルトラマン1号)
「じゃあねえー」(ジジババ)

見送るジジババ。
こちらの手はちぎれんばかりに
振られているのであります。

ツルピカハゲのことを、
私から1号や2号に説明したことはなかった。
下(娘家族が住んでいる)では、
時々、娘が孫たちに私の病気の話を
することはあるらしい。

病人自身と家族とは心配の度がちがう。
私の場合は母の癌のときのほうが
よっぽど精神的にはきつかった。

前にも書いたかもしれないが、
受験生と受験生の家族といった関係が
なんだか近いように思う。

本人は自分のことだから、
自分で向き合っていくしかないし、
自分で、その方向も悩んだって決められる。

一方家族は、心配するだけっていう面もある。
自分じゃないからきつい。
それって、大きなお世話かもしれないけれど、
そういうもんなんだと思いう。

閑話休題。

そうか。1号は知っていたんだ。
私が家のなかではツルピカハゲのままだけれど、
いったん外に出るときは、「ウィッグ」か、
「ケア帽子」をかぶっているということを。

そして、それだけではなく、
その意味までも理解していたんだなって、
その時思った。

私は家の周りに出るときはケア帽子をかぶる。
ご近所には私のデフォルトのことは公開済み。
でも、「ツルピカハゲ」のまま出る勇気はまだない。

ツルピカになって分かったこと、
それはなーんと、頭の形がよいということ。
だから、そのまま出ればいいのに、
まだ残念ながらその壁を越えてはいない。

外出の時は「ウィグ」着用。
2つ用意してる。
いずれもショートヘアだが、
ロングのものや、三つ編みなんかも用意したほうが
面白かったかしら???((笑))なんて時々思う。

だって、この暑さ!!
ウィグは、冬は帽子同様暖かい。

でも夏は、はっきり言って地獄です。
家に入った途端、私はウィッグを脱ぎ捨てる。
あーさっぱり!!。

内側に着ける綿ローンを洗うのが次の仕事。
だって、搾れるくらいに汗を含んでいるから。

こんなとき
「おばあちゃん、何洗濯してるの?」なんていって
2号(保育園年長)がそばにやってくる。

1号と2号は全く性格が違う(よくあることなり・・)。
2号は生活興味集中型。
つまり、おとなのしていることは何でもやってみたいタイプ。
だから、自分の住んでいる階下のものはもとより、
私たちの住んでいる2階の台所まわりのことなんか、
すべて頭に入っている。

この日も、
「おばあちゃんの洗濯、手伝うよ!」っていって、
私の場所を占拠。
ローンの帽子を洗ってくれた。

私は自分の病気のことは
基本的にオープンにという主義。
その方が、自分も楽だから。

でも病気はオープンにしていても、
まだツルピカハゲのオープンは
家族どまりだったということに、
1号の言葉で気づいた。

本当にオープンだったら、
そのまま、近所まわりくらい出たっていいのに・・。
病気は見えないけれど、
ツルピカハゲは見えちゃうからかしら??
と、そんなことを自問自答。

でも、ほんとの気持ちは1号がよく知っているのかも。
まだ、そのまま出る勇気はないってことを。
そして、その気持ちを分かって、
「誰にも言わない」っていってくれたんだ。

小さい子どもたちの気持ちは
本当に細やかに動いてるっていうことを
朝の秘密の耳打ちで感じさせられた一幕でした。

私ってまだ、
見た目を気にしている凡人だなって思った。
髪型を白髪のベリーショートにしたときも、
ちょっと勇気がいったけど、
ツルピカハゲを公開するのは
もっと勇気がいるのでありました。

だって、眉毛があったらともかく、
それなしでのツルピカって、
結構衝撃的ですもの(*_*;。

あ、眉毛を描けばいいのかー・・・。







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