風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

りんご王国おためし暮らし 6-1

2016-10-13 | 東北
5日目からの続きです。

○ カツカレー明け

夕べも遅い就寝でしたが、ゴミ出しの日なので頑張って起きました。
でも別の人がもう出してくれていました。

「お"は"よ"う"~」かすれた声で登場したヒヤマさんとせのおさん。
うつろな目をしています。
「夕べのカツカレー、まだおなかに残ってる…」
そうでしょうとも。真夜中2時近くに食べたんですから。

カツは2枚のっていたそうです。うわあ。
「きついな・・・」
二日酔いの時と同じように、食べ過ぎの人もけだるげで小さな声になるんですね。

yumさんと4人で写真を撮っても、2人はうつろな表情。
ほら、笑顔、笑顔!



「じゃあみんなで、ジャンプして撮りましょう!」
あまりに朝からゾンビっぽいので、悪魔発言をしてみました。
2人は弱々しく反論します。
「いやいや、今は無理だって」
「戻しちゃうよ。出たもの写真に写っちゃうよ」
ですよね~。

いじめるのはやめて、朝ごはん代わりにリンゴをむきました。
「リンゴなら、いけそう」
整腸作用がありますからね。

○ 町のふらいんぐうぃっち

yumさんは、わさおに会いに早々に出かけました。
ヒヤマさんと私は、せのおさんの車に乗せてもらってダウンタウンへ。
「この建物、ふらいんぐうぃっちにも出てくるんだよね」



弘前を舞台にしたアニメ『ふらいんぐうぃっち』にも、たか丸君は登場するそうです。
といっても動くキャラクターではなく、タオルの柄などのデザインとして。
アニメーターさんは別の方が手がけておいでだとのこと。
「それが上手なんだよ」とせのおさん。いえいえ、御本家はあなたですから。

ほのぼのしたストーリーが、ゆるくていいんだとか。
横浜から弘前に魔女修行に行ったヒロイン。親しみが持てそうです。



町の書店のウィンドウいっぱいにも『ふらいんぐうぃっち』のポスターが貼られていました。

○ CAFE JEEBA

中央弘前駅近くに車を停めて、商店街にくり出しました。
ここで突然、スギちゃんそっくりの格好をした男性と、すれ違いました。
本物よりも大柄で、一瞬フレディ・マーキュリーかと思った風貌。
半そで短パンデニム姿で堂々と歩いていきました。

あまりに突然のことだったので、3人とも目を見開くだけ。
「今のは・・・?」
町の方では、スギちゃんファッションが流行っているんでしょうか?
ヒヤマさんと私の問いかける視線を受けて、弘前に詳しいせのおさんは「いやいや、弘前にはああいう人、普通はいないからね」と言いました。

近くのゲームセンターの前では、うら若き乙女がひとり、ワニワニパニックをしていました。
髪を揺らしてハンマーでバンバン叩きまくっている様子を見て、せのおさんは
「ああいう人も、そんなに見ないけど…ストレスかな…」と言いながら、語尾が小さくなっていました。
弘前にも、いろんな人がいるんですね。



訪れたのは、CAFE JEEBA
シックな店内に、お客さんは私たちだけ。のんびりしています。



『東北のテマヒマ』という、気になる本を見つけました。
帰ったら読んでみようっと。



2人は津軽リンゴティーとリンゴミルクティーをそれぞれ注文。
私はリンゴキャラメルワッフルにしました。



うわあ、かわいらしい盛り付け。
「それおいしいんだよ。普段ならね…」とせのおさん。
カツカレー後遺症に苦しむ2人をしりめに、パクパクいただきました。



リンゴティーを飲んで、二人ともちょっと元気になった様子。
オシャレな店名だと思ったら「爺と婆でジーバ」なんだそう。
でも、店員さんはジイでもバアでもありませんでしたよ。

○ 卍のわけ

たか丸君の作者と一緒に朝カフェをしているなんて、不思議な感じ。
たか丸君には、まだ会えていません。
「弘前公園をよく歩いているよ」
もともと弘前城築城400年祭のイメージキャラクターだったため、市の顔になった今でも、お城や公園が本拠地だと教えてもらいました。

たかまる君には卍マークがついており、マンホールにも必ずこのマークがついていたなあと思い出します。
お寺と関係が深いわけでもなさそうだし。

せのおさんに聞いてみると「シショーだよ」
「?」「市章ね」
お寺のマークだと思っていたら、弘前市のマークなんだそう。
「だからたかまる君を反転させると、問題なんだ」
「逆卍はネオナチですからねー」

○ 国際ホテルの支配人

それから、事務所前で車を降りました。
ヒヤマさんとはまた後で会いますが、せのおさんとはここでお別れです。

これから、赤べこ号に空気を入れるミッションを果たします。
昨晩事務所に停めていた赤べこ号で、国際ホテルへ向かいました。
昨日知り合った支配人の方に、空気入れを貸していただけるということで、頼っていったのです。
ホテルの入り口付近で空気入れを見つけて使わせてもらい、階上のフロントにお礼を言いに行くと、フロントさんが奥にいた支配人を呼んでくれました。

支配人は昨日のラフな姿とは全然違う、ビシッとしたホテルマンの姿で現れました。
キリッとしてまぶしい~!
ご多忙の勤務中ながら、一緒に入り口まで出て、赤べこ号のタイヤの空気状態をチェックしてくれる優しさ。
最後に支配人自ら、見送りまでしていただき、恐縮しながらその場を離れました。
いろいろとありがとうございます。今度泊めてもらいますね~。

○ むなかた神社

空気が入った赤べこ号で快調に駅に向かい、迷いながらまず訪れたのは胸肩神社。



宗形(宗像)神社はよくあるけれど、この字は初めてです。



胸と肩の神様かと思ったけれど、やっぱり宗像三女神を祀る神社でした。
狛犬が表情豊かでユーモラス。かつてのクラス担任の顔にそっくり。先生、元気かな。



宗像三女神と一緒に、弁天様も祀られていました。



ここの絵馬には、意味の通らないひらがなと数字が書かれていました。
ほとんどの絵馬が同じように書いてあります。
いったいこれはなんだろうと考えて、ハタと気づきました。
カーナンバーを書いているんですね。
他では見たことがありませんでした。



岩木山神社の分祀もありました。
関東の方では富士山を祀る浅間神社をよく見かけますが、こちらではやっぱり津軽富士の方でしょう。

○ 太宰治まなびの家

次は、太宰治まなびの家(旧藤田屋住宅)へ。
地図を持っているのにまたもや迷ってしまいました。
一人で動くと、いつも迷うのはなぜなんでしょう?
あまりチェックせずに歩くからでしょうか。(多分絶対それ)



太宰が旧制弘前高等学校へ通った3年間、下宿していた家です。
正面の庭で草むしりをしていた管理人の方に挨拶をすると「2階が太宰の部屋なので、見ていってください」と教えてもらいました。



おうちに上がります。
誰もおらず、屋敷の中は私一人。贅沢です。



大正時代の建築。古いいいつくりです。



木の階段を上がります。ミシミシと少しきしむ音にドキドキ・ワクワク。



2階の太宰の借りていた部屋には、書生マントが飾られていました。
これこれ。太宰を気取った人が時々着ますよね。



かつては太宰の机の前に座れたそうですが、今は入れないスペースになっていました。



青森ゆかりの作家ということで、前に金木の斜陽館にも行ったことがあります。
ここには高校生時代に書いた作品が展示されており、東京でやさぐれた生活を送っていた頃とは違う、みずみずしい彼の青春が詰まっているようでした。



あまり知られていない若い太宰、未来を見つめる初々しい学生の姿を見られた気分。
心に響いて、ここでもメッセージをしたためました。



○ カツカレーからの~あかつきの会

そろそろ待ち合わせ時間が近づいてきたので、駅へと向かいます。
余裕を持って動いたはずが、案の定またもや方向を間違えて、どんどん郊外へ向かってしまいました。
急いで方向転換し、駐輪場に赤べこ号を停めて、待ち合わせ場所へ。



駅中央口の反対側の城東口側には、JRの車庫がありました。
なんとか時間に間に合って、ヒヤマさんと落ち合いました。



コバヤシさんからのお誘いで、これから津軽あかつきの会の食事をいただきに行くのです。
昨日の夜中過ぎに声をかけてもらい、その場でお願いしました。
前に書きましたが、コバヤシさんは「真夜中過ぎのカツカレー締め」を弘前男子にじわじわ広めつつある問題児、いえ悪の根源、いえいえすばらしいお方。
昨晩、カツカレーを食べながら、ヒヤマさんは彼から翌日の食事会に誘ってもらい、ついでに私にも声をかけてくれたのです。
それを思えば、ヒヤマさんが身体を張ってくれたおかげで、今回私も参加できることになったわけで、つまりはカツカレーに感謝しなくてはいけませんね??

コバヤシさんとも合流し、空港バスの到着を待って、降りてきた女性と4人で車に乗り込みます。
この女性、どんな方かと思ったら、JALの元CAさんでした。
まあ、華やか~!

○ 鬼伝説

車は黒石方面に向かっています。目的地は市内だそう。



途中に通った神社の鳥居には、しめ縄がかかっていましたが、それに蛇の頭がついて、こちらを見ていた気がします。



私がひそかに撮影していたら、コバヤシさんが「この辺りには12干支の神社があって、お正月には氏神様のほかに自分の干支の神社をお参りするらしいよ」と教えてくれました。
干支に護られているんですね。

あとで「こんなのがあるよ」と、鬼の付いた鳥居の画像を見せてくれました。
なぬ~?鳥居に鬼がいるの?神域の入り口に?

以前、この辺りにロシア人がいて、鬼と言われたとされているそうです。
五所川原の辺りには、青い目の日本人がいるんだとか。
北方だから、ロシアから来た人もいたんでしょうね。

そういえば岩木山の辺りに鬼神社があることを思い出しました。
この辺りの鬼伝説、なんだか気になります。

その2に続きます。

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