風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

市場とカフェと教会へ 1

2017-06-19 | 神奈川
● prologue

友人さっちゃんと、近場の横浜で会うことにしました。
平日の夜と休日、どっちにしようかという話になったので、
「休日にしない?行ってみたい場所があるから、付き合ってもらえない?」と頼んだ私。

気になっているところは3箇所。市場と教会、そしてツリーカフェです。
どこも横浜駅から電車で1~2駅の距離なので、歩いて巡ることにしました。

この日の移動ルートマップを載せました。
ピンクのラインが歩いたところ。
地元だから気楽~!とのんきに構えていたら、何回も道に迷ってしまいました。(赤丸は間違えた駅)
今回は赤い印、その2では青い印の場所を訪ねています。



● 東・白楽、神奈川・新町そして仲木戸

当日は、散策日和のとてもいい天気。
待ち合わせは、市場最寄りの「神奈川駅」の改札で。
地図を見て、東横線の反町駅から歩いて行けることを確認したのに、人波につられたのか、ボーっとしていたのか、なぜかひと駅前の「東白楽駅」で降りてしまった私。[トラップその1]
慌ててもうひと駅乗って「反町駅」へ。

反町公園を通って、東へ歩いていきます。
JR東神奈川駅の隣にある京急の駅に行けばいいのね。
着いてみると、そこは私が思っていた「神奈川駅」ではなく、「仲木戸駅」でした。[トラップその2]



え?どうして?駅名を見て呆然とします。
「東神奈川駅」のそばの駅は「神奈川駅」だと思った、単なる自分のカン違いでした。
待ち合わせ時間が近づいていたので、大慌てで隣の駅まで一駅乗って行きました。

顔を合わせるまでに2回も駅を間違えてしまうなんて。
割とおなじみのエリアなのに。
キツネかタヌキにからかわれたとしか思えません。

初めはたぶん「東神奈川駅」のことを考えていたので、東つながりの「東白楽駅」で降りてしまったんでしょう。
そして仲木戸駅は「東・神奈川駅」「神奈川駅」「神奈川・新町駅」という3つのまぎらわしい駅に囲まれている、魔のトライアングル地帯。
紫ラインを引いた駅です。

ふだんうろ覚えなのが、こういう時にばれてしまいます。
でもこれは間違えますよね!(自己正当化)



神奈川駅の改札は、マシンも通路も細くてスリム!
そこを抜けて曲がったところに、さっちゃんが待っていてくれました。



ふー、お待たせしました!
この駅に降りたのは、まだほんの数回目。
横浜駅の隣駅なのに、ビックリするくらい小さな駅です。

● 洲崎大神



歩いて行く途中に、大きな白い神明鳥居のある神社の前を通りました。
洲崎大神(すさきおおかみ)という社標が立っています。

「洲崎神社」といったら、房総半島にある安房国の一ノ宮。
二つある安房国の一ノ宮のうち、源頼朝がもう一つの「安房神社」をここに勧請して、「洲崎大神」としたそうです。
ちょっとややこしいですが、頼朝の戦勝守り神が祀られています。



狛犬に近寄ってみましたが、まだ新しい最近のものでした。
でも、その横にこんもりとした獅子山を発見。



いいものをみられました。ホクホク。

● 君に届け用紙

ふと、ビルの前で足を停めました。
そこにあったのは、「届け用紙」という立て看板。



「届け用紙」って、届出用紙のことですよね。
でも私にとってはなじみがない言葉。『君に届け』しか思い出せません。



ひらがなが混ざると、とたんにやさしいイメージになりますね。
甘酸っぱい青春気分になって、看板を見つめました。

● 横浜市中央卸売市場

国道1号を横切って海の方へ行くと、市場の大きな建物が見えてきます。
ここは横浜市中央卸売市場。魚だけでなく、青果、鳥肉、鶏卵など、いろいろなものを取り扱っています。



「横浜食文化の一丁目一番地へ」と書いてあります。
ちなみにここの住所は、「横浜市神奈川区山内町1-1」。
山内町はほぼすべてがこの市場になっている、人口は0人の町なので、確かに食文化と言い換えちゃっても間違いないようです!



私たちは水産物部の建物入り口へ。
「関係者以外立ち入り禁止」の看板がいくつか立ってあるので(呼び止められるかしら)とちょっとたじろぎますが、ここでひるんではいけません。
私たちだって、ここの魚を食べに来た、関係者なんですから(!?)



一般人らしい姿が見えたので、そちらに行ってみると、ちょっとした食事処のアーケード街になっており、どのお店にも行列ができていました。
お昼どきだからでしょう。
並んでいるのは職員ではなく、私たちのように外から来た人ばかりのようです。
よかった、中に入っても大丈夫そうです。



● 厚生食堂

アーケード街から一旦入り口まで戻り、反対側に曲がって、一つぽつんと離れた厚生食堂へと向かいました。
もしかして、あのイベント特設会場のような場所?



「営業中」とのぼりが経っていなければ、気が付かずに通り過ぎてしまいそうな、道路下の目立たなさ。
若干罰ゲームめいていて、ちょっと勇気がいるテーブルとイス…。



あきらかに市場の従業員のための食堂。
寒いけれど外でいただきます。

● 市場の穴場

頼んだのは海鮮丼。さっちゃんは鮪の山かけ丼。
カニ脚のお味噌汁つきです。
千円以下でこのランチ。おいし~い!
画像からはあまり伝わってきませんが、切り身が厚くてとろっとろでした。



寒さを忘れて美味しさに震えます。
「近場でこんなにおいしいお魚を食べられるなんて、北海道まで行かなくてもいいね!」
やっぱり市場はいいですね~。



おいしくいただいて、満腹になって、すっかり満足。
食後は、先ほどの人が並んでいるアーケード街の方に行ってみました。
こちらにも千円以下のメニューが並びます。さすがは市場です。

築地市場は、もはや観光地化しており、どこもなかなかのお値段で(コレジャナイ感)をひしひしと感じていたので。
こういう企画に喜んで乗ってくれるさっちゃんは、本当にナイスな友人です。



敷地内には、伏見市場稲荷大神がありました。
伏見大社から市場に勧請したお稲荷さんのようです。
お稲荷さんは農耕の神様ですが、この辺りでは漁師にも支えられたのでしょう。
近くには、伏見大漁稲荷神社もあるようです。名前が似ていてまちがえそう。

● うらしまでんせつ

魚河岸を出て、道路を歩いていると、等間隔で並んでいる車止めのポールの亀が目に入りました。



「これ、亀なの。なぜかというとね…」
説明するために、お寺に立ち寄りました。



ここは浦島伝説に彩られた浦島寺。
ちなみにこの辺りは浦島という地名です。
最近御朱印帳を買って、御朱印集めを始めたばかりのさっちゃんにガイドします。
「ここのご本尊は、カメに乗っているのよ~」
目黒にあるタコ薬師はタコに乗っていませんが、ここは裏切りません。
普段は非公開で、見られませんが。



でも手水舎そのものが亀!浦島伝説にのっとっています。
さっちゃんも大喜びでした。

その2に続きます。




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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アネッティワールド)
2017-06-20 15:18:59
駅を間違える度に
マウスをスクロールしながら地図を確認し
『そりゃ間違えるわ!
駅同士が近っ! 』
さすが大都会、 沿線だらけですね。

人口ゼロの町があるんですね。
町会費も回覧板も 無し!ってこと?

北海道行かなくても美味しいものいっぱいありますよね。

そりゃそうだ! って。


・・・ 来週から北海道なんだな(´;ω;`)
アネッティワールドさん (リカ)
2017-06-20 15:26:57
お住まいの大阪だって大都会ですよ!
路線図が全然頭に入っていないので、訪れるたびに毎回途方に暮れてしまいます。

人口ゼロの町!というと不思議ですが、単にほぼすべてが、中央市場になっているということなんです。回覧板はなさそうですね・・・。

北海道!!!いいですね~。やっぱり本場の食材のおいしさ・新鮮さにはかないませんよ!
ブログ、楽しみにしていまーす(^O^)
Unknown (アネッティワールド)
2017-06-20 17:57:39
>ブログ、楽しみにしていまーす(^O^)

おおきに!

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