風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

りんご王国おためし暮らし 8-2

2016-10-19 | 東北
その1からの続きです。

○ 鶴の舞橋

いよいよ、念願の鶴の舞橋にやってきました。
ここはすぐそばに行くまで道がわかりづらく、かなり近づいてから突然橋が姿を見せる地形になっています。
土地に詳しいスドウさんでさえ「この道で良かったかな?」とちょっと考えるほどでした。
(大丈夫、合っていました!)

わあ、なんて美しい景色なんでしょう。まさに、鶴が羽を開いているようです。



車を停めると、フロント部分にバッタが停まっていました。
あれ、君いつから乗っていたの?



そのうちいなくなるだろうと、そのままにして出ます。
近くの電話ボックスも、鶴デザイン。



ゆるやかなカーブを描く、美しい橋です。
まっすぐ前方に岩木山が見えるんですが、この日は雲でちょっと隠れ気味。



近くに寄れば、なおさら美しさを増す、なめらかな曲線の欄干にうっとり。



ここはJR東日本「大人の休日倶楽部」のCMで、サユリ・ヨシナガが訪れた場所。
辺りの緑もきれいです。



津軽富士見湖なので、津軽富士、岩木山を眺めるにいい場所。
山は隠れ気味でしたが、辺りの見晴らしはよかったので、よしとします。



優美なだけではなく、日本一長い全長300mの木造三連太鼓橋。
そのすべてが、青森ヒバで作られているんです。なんてすてきなんでしょう。
ヒバ好きにはたまりません!ネコにとってのマタタビ橋ですね。
かすかにヒバの香りが漂う橋の上を、夢見心地で渡りました。



この写真を見た友人が「日本じゃないみたい」と言いました。
そう、ここ、北イタリアのコモ湖なんだ。行ったことないけど。

○ バッタ車に乗る



橋を往復し、堪能して車に戻ると、先ほどのバッタがまだ停まっていました。
よっぽどこの車が気に入ったのかな。



車が発進してもまだ動きません。
気になってじっと見ていたら、スピード圧がさすがに強くなってきたのか、途中で羽を広げて、草むらへと飛んでいきました。
バッタ的にはなかなか体感できない高速移動を味わえたことでしょう。

○ リンゴだらけ

リンゴだらけ!キャー、うらやましい光景。
ここはなんでしょう。



一年かけても到底食べきれないほどの量です。
こんなにリンゴを貯めて、どうするの?



トラックに乗せて、どこかに運ばれていくようです。
私も乗せてって~。

○ じょっぱり魂

「じょっぱり」という言葉をときどき見かけます。
地元のお酒の名前にもなっています。
相撲の決まり手かなと思います(それはつっぱり)。



津軽弁で「ごうじょっぱり(強情張り)」の意味だそう。
「津軽人の気質のことで、いい意味じゃないんだけど、よく使われるねえ」とスドウさん。
みんな気に入っているのかも。

○ わさおアゲイン

この日は五所川原で東北六県のお祭りが開催されているため、町の中心に向かう道が混んでいます。
迂回路を通って、鯵ヶ沢方面へ向かいました。
目的は、わさお。

数日前に菊谷商店に行ったものの、人も犬も誰もいなかったという話をしたら「じゃあ行ってみよう」ということになりました。
その後でyumさんが訪れた時には、いたそうなんですが。
私も会いたいな~。
じきにちらちらと日本海が見えてきました。



菊谷商店近くの看板には、なにやら英語とロシア語が書かれていました。
「生干し焼きいか」の言い方で、英語だとBroiled half-dried squidというそうです。
ワンポイント外国語レッスン?



店名よりもわさおの顔と名前の方がはるかに大きい看板。
わさお、今回はいるかなあ。わっさお、わっさおー♪



あ、白い犬ならぬ、白い猫がいた。
今回はお店が開いています。期待値がぐんと高まります。



わさお、いたー!



相変わらず秋田犬らしくない憮然とした顔で、暑くもないのにだれていて、相変わらずみんなに大人気でした。



以前会いに行った時には花の独身でしたが、今ではお嫁さんのつばきと友達のちょめも一緒にいます。
白い秋田犬が3匹になりました。
ちょめはわさおに似てモフモフですが、つばきは秋田犬らしい毛並。
3匹の中では一番の美人さんですが、訪問者はやっぱり、ぶちゃカワのわさおにメロメロ。
会えてよかったわ~。

店内には、映画のポスターやわさおグッズが所狭しと飾られてありました。
ここで焼きたてのイカ焼きを購入。
無事を確認できたことに満足して、元来た道を戻ります。

○ 地球村

途中で、道の駅もりたアーストップに寄りました。
「地球村の端にあるから、アーストップなんだよ」とスドウさん。
「なぜ地球村っていうんでしょう?」
「それは考えなかった…盲点だ」
壮大な名前の由来は、なんでしょうね?
葉山にある湘南国際村を思い出しました。
室蘭にある地球岬も思い出しました。

あとで調べてみたら、つがる地球村は地名ではありませんでした。
地名は森田町。つがる地球村とは、キャンプ場やレストランなどがあるレジャースポットの名前でした。

地球村という名前は、地球規模で発展していきたいという森田町の構想から生まれたものだとのこと。
スドウさんは、ここでキャンプをしたこともあるそうです。



○ おらほのめへ

メルヘンな外観の道の駅に入ろうとしたら、「おらほのめへ」と書いてありました。
「ほら、褒めて」かな?
違いました。津軽弁で「私たちのおみせ」という意味だそうです。
わからないぃ~。



隣には、渋い藁ぶき屋根のレストランがあります。
メルヘンハウスと古民家のギャップがおもしろくて、そばまで行って見てきました。

○ webセミナー

一路弘前まで戻り、コンシスの事務所に顔を出すと、大学生向けのwebセミナーが行われている真っ最中でした。



もうすぐ終わりそうなので、後ろの方で静かに聴講します。
弘前リードマンの宮川さんと、昨夜の毛豆決定戦でファッキンキャットiPhoneカバーを持っていた女性がいました。
ただ、メンバーのヌマさんの姿はありません。
この日が私にとって最後の弘前ナイト。セミナー終了後には送別会をしてもらえそうですが、目下ハウスのメンバーは2人。
もう一人のヌマさんは、昨日から歓迎会なしのまま、生傷を抱えてひとりハウスにいるのではないかと気になります。
結局スドウさんにことわって、静かに会場を出て、ハウスに戻りました。

○ 大正浪漫喫茶室

帰り道に通りかかった、藤田記念定演内にあるカフェ。
赤いモダンな屋根がすてきな、大正時代の洋館。



ライトアップしています。
普段は塀の外から眺めるだけですが、この日は敷地内に入ってみました。

○ ぼやき番長

ヌマさんはやはりハウスにいました。
顔や手足の血はもう止まったようですが、歯やケータイやメガネを壊したショックはまだ癒えておらず、相変わらずとても悲観的でした。
はじめは励まそうとしましたが、もともと自虐的な人のようだとわかってきたので、言うに任せることにしました。

彼が満足するまでと思って聞いていましたが、ペシミスティックな話はずっと続きます。
一日ハウスにいた彼は、話を聞かせる相手もなく、鬱々としていたのでしょう。
話がいつしか「これまで旅先で経験した理不尽な出来事の数々」というテーマに変わり、小二時間くらい話が続きました。(もはや小じゃない!)

お気の毒すぎる人なんですが、エンドレスのぼやきと共に流れていく、弘前最後の夜。
スドウさんや宮川さんと一緒に事務所に残って、送別会をしてもらえばよかったかなとも思いましたが、この日は代表も本調子ではなかったらしく、珍しくも二次会に参加せずに帰宅したそうです。
前日の毛豆決定戦が無事終了して、どっと疲れが出たのかもしれません。
それに毎晩宴会続きでしたしね。

言動がマイペースなヌマさんは、これまでのハウスメンバーとはかなり違うキャラクター。
後日、ほかの人が彼を「漫画家の蛭子さんみたい」と表現していました。
アーティストらしい個性的な人。でも常識はある方で、共同生活を送るにあたっての問題はありませんでした。

彼も、私が横浜出身だと知ると、yumさん同様に「横浜といえば綱島温泉に何度か行きましたが、なくなっちゃいましたね」と言ったのでびっくり。
あなたも、綱島温泉を悲しむ会の会員でしたか!
弘前のお試しハウスでたまたま知り合った3人ともが、さほど知る人もいない横浜のマイナーでディープな温泉ファンだったという偶然に驚きました。

そんな悲しげな彼も、毛豆はお気に召したようで、昨日持ってかえった分は完食したそうです。
二人で抱えきれないほど大量に持ち帰ったので、まさかすぐになくなるとは思いませんでした。
私たちの分も食べちゃったというのが、彼らしいところ。
yumさんも戻ってきたら驚くでしょう。

この日買ってきたものを取りだします。
鶴田の道の駅で買った、あげたい。



わさおの菊谷商店で買った焼きいかも、あたためていただきました。



オー、Broiled half-dried squid、ワンダホーね。

○ 謎の自転車の正体

「そういえば、玄関の外にある水色の自転車は、乗っちゃ駄目だと言われました」とヌマさん。
前日の朝に突然出現して、yumさんと二人で持ち主の影におびえにおびえた自転車の話です。
「何か知っているんですか?」と身を乗り出すと「昨日ここに連れてきてくれた担当さんが"これはハウスの所有者の持ち物です"と言ってました」とのこと。

そうなの?そういうことなの?
じゃあ、あやしい侵入者が乗ってきたわけではなかったんですね。
前もって教えておいてもらえれば、こんなに悩まずに済んだんですが。
たまたま女性二人だけの日に見つけたので、すごくこわかったから~。
まあ、普段は置かれていないものなんでしょう。

そんなわけで、このミステリーは一件落着。
さっそく蔦温泉にいるyumさんに報告して、二人でほっと胸をなでおろしました。

昨晩は掛布団がなくて、寝る時に寒くて困りましたが、この夜はもう大丈夫。
yumさんが「私のを使ってね」と言ってくれたのです。
さっそくお借りしまーす。はーよかった。
これで、夜冷え込んでも風邪を引かずに済みそうです。

最終日、9日目に続きます。

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