風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

まだ見ぬバルト三国へ 3-1(タリン)

2017-05-17 | travel
2日目からの続きです。

● 朝食たっぷり

心地いいベッドで気持ちよく眠り、目覚めてから朝食を食べにホテル内のレストランに向かいました。
入口にあったスムージー。どれもおいしそう~。



前日、旧市街で屋台を見かけたので、(暖かい何かが食べられるかな)と震えながら近づいて行ったら、調理したものではなく、ドライフルーツが売られていました。
ここでも、ジャムとドライフルーツがずらりと並べられています。
どうやらヨーグルトに合わせるようです。



まだ秋とはいえ、外は冬のような寒さになっていますが、野菜はみずみずしくてどれも新鮮。



チーズとハムが多いのは、北国の保存食だからでしょうか。
ポテト類は一切ありません。なぜかしら。



キッチンの料理、どれもおいしそうですし、どれも美しく並べられています。
照明の効果も使っていて、センスがあるわ~。



こちらはパンのコーナー。うーん、やっぱり絵になる―。
乾燥しないように、ナプキンがかかっていました。



その場で作ってくれる温かいメニューは、特にありません。
北欧のスモーガスボードみたいな感じでしょうか。
だからか、キッチンのスタッフものんびりしています。



オムレツやスクランブルドエッグは作ってもらえませんが、5分の茹で卵と7分の茹で卵がありました。
こだわるところはこだわっています。



昨日軽く済ませたので、朝からおなかペコペコ。
テーブルの上には、スタイリッシュなデザインのステンレスの塩・胡椒入れ。
いただきまーす!



他の宿泊客はほとんどやってきません。私たちを含めて3組くらい。
もっとゆっくりと起きてくるのかもしれません。
北欧に近いタリンでは、やっぱりシンプルな落ち着いたデザインを取り入れているようです。



フルーツも色とりどりで新鮮。
ふんだんに山積みされているのを見るだけで、心が豊かになります。



スイカやキウイがありました。
この辺りで作っているとは、気候的に考えにくいです。



食べてみると、しっかり甘みがありました。
ということは、ハウス栽培ではなく、南の方からお取り寄せしているのかもしれません。



甘いお菓子もありました。
食事を食べ終わる頃になっても、レストランが人で混むことはありませんでした。
宿泊客が少ないのか、みんなの朝が遅いのか、どちらかでしょう。



レストランを出ると、隣りにZen Spaがありました。
禅スパなんて、どんなものだろうと写真を見てみると、ちっとも禅ぽくないし、日本ぽくもありません。あれー?
エストニア国内に、日本人は100人くらいしかいないそうなので、それをいいことに、勝手ににイメージを作っているのかも?



● 食後の散策

食後、暖かくして外へ散歩に出かけました。
のっぽのヘルマンの横を抜けて。
この日も国旗がたなびいています。



ヨーロッパの秋を堪能。カサコソと足元で落ち葉の音がします。
ああ、詩人になれそう。



右はキーク・イン・デ・ショクという高さ38mの塔。
「台所を覗く」という意味だそうです。
やっぱりエストニア人のネーミングセンスって、ユニーク!



100年前から変わっていなさそうな光景が続きます。

● エストニア民族独立運動

昨日とは違う道を通ろうと、お城の横を抜けて真っ直ぐ進んでいくと、巨大な十字架が見えてきました。
ソ連からの民族独立運動(1918-1920年)を記念する十字架だそう。
巨大な軍事大国のソ連から、こんなに小さな国が独立するのは、並大抵のことでは叶わなかっただろうなあと考えます。
独立解放を叫んだ多くの尊い血が流され、それを悼む意味で十字架がたてられてたのでしょう。



● ラエコヤ広場ふたたび

途中から昨日と同じ道を通ります。
聖ニコラス教会を眺めているような、縁石の鳥さんたちは、今にも動き出しそう。



再びラエコヤ広場にたどり着きました。
今日も旧市庁舎を見上げましたが、塔のてっぺんに立つ風見トーマスじいさんはやっぱり豆粒大。



月曜の朝なので、昨夜と違ってオープンカフェは出ていません。
ずいぶん閑散としています。人が少ないとますます広く感じます。
鳥さえも少ないのです。鳩って広場にはたくさんいるものですが、この市庁舎には鳩が少ないなあと思いました。



魔女も騎士も、どこへ行ったんでしょう。
市庁舎の横の通りには、中世の衣裳の描かれたマークがありました。
地下にちょっと気になるお店があるようですが、英語表記がないのでわからずじまいでした。



広場を取り囲む建物は、15世紀に建てられたもの。
今なお堂々とした風格を保っています。



● 中世と現代

ラエコヤ広場から放物線状に広がっていく、何本もの石畳の道。
昨日とは別の道を通ってみました。



今日は雨がちで、傘をさしての観光。
石畳の道は雨でぬれています。
滑りやすいため、これ以上転ばないように気をつけながら、そろそろ歩きます。
昨日ひねった両足首はまだジンジンと痛み、癖がついたのか、注意してもなんだかコケやすくなっています。



外観は中世の面影のままでも、外と中は大違い。
建物の中は、現代の生活に合わせた暮らしができるように改装されています。
ここはブティックでしょうか。モダン~。
ぜいたくすぎる空間の使い方です。



● 聖カタリーナの小径(Katariina Kaik)



聖カタリーナの小径なんて、名前を聞いただけで、通ってみたくなりますね。
かつてギルドのメンバーが住んでいた屋敷が立っており、現在ではアーティストのアトリエやショップが集まっているとのことです。



セントポール教会の手入れの行き届いた中庭。ドアを囲むアーチがすてき。
教会は写真に収めていませんでした。どうやら庭の方が気になったようです。
どの建物も三角屋根で、煙突がついています。



カタリーナ通りから一本細道を入ったところにあった中庭。



中庭からさらに奥に続く道。
どの角を曲がっても風情があり、道の奥まで進んでみたくなります。
人が少ないので、ますます雰囲気たっぷり。

● 職人たちの中庭(Meistrite hoov)

「職人たちの中庭」を探す私たち。
アルチザンなんとかって書かれているのかな、と思いましたが、そんなヒントを与えてはくれないエストニア語。
アートではなく、マイスターの方でした。



トンネルの向こうに、中庭がありました。
どうやらこの場所で、正解だったようです。



再現された13世紀中世の中庭。
ここはかつて熟練の職人に与えられた場所で、今でもアート系の工房と店が集まっている場所です。



でもだれ一人いません。あれー?
ピエール・ショコラテリエという老舗チョコレートカフェがあるようですが、がらんとしています。
「日曜日の夜遅くまでみんなはじけていたのかもね」
「月曜日の朝は、職人たちはまだ眠っているのかな」



地面に面した斜めの開き窓。のぞくと奥にまたドアがありました。
ここから地下室に重いものをスライディングさせて入れたのかもしれません。

● セーターの壁

セーターの壁ってなんだろう?と気になります。
城壁沿いに、ニット製品の露店が並ぶ場所だそうです。
ああ、城壁とニットでセーターの壁なのね。



城壁のヴィル門の前に、セーターの壁がありました。
大勢のおばあちゃんたちが、自分が手編みした編み物を広げて売っています。
セーターも帽子もマフラーも、どれもあたたかそう。
かなり分厚いので、日本ではそんなに使う機会はなさそうでしたが。

● ヴィル門



城門のヴィル門に着きました。旧市街の中から見ると、門の向こうに近代的な街並みが見えます。
旧市街はとてもクラシカルで、中世のまま時が止まっていますが、人々はもっと便利な新市街の方で暮らしているんですね。


門を横から見た図です




城壁の中に、アイリッシュ・パブがありました。
アイルランドの国旗が描かれているので、すぐにわかります。
アイリッシュ・パブは、家の最寄り駅にもありますし、世界中どこに行っても見つけられますね。
ヨーロッパ版中華街みたいな感じでしょうか?

● 黄色い花売り



準備中の花売りの人を見かけました。
どうやら黄色い菊をメインに売っているみたい。
菊なのか、デイジーの仲間なのか、よくわかりませんが、エストニアの人は黄色い花が好きなんでしょうか?
それとも、この日たまたま黄色い花をたくさん仕入れちゃったのかしら?

町の人々はあまり英語が通じないため、わからないことが増えていきます。



この縁石の鳥、ほかの鳥のように首をシャキッと上げていません。
下を向いてしょんぼりしていて、かわいかったです。



町なかの鳥の縁石の中に、時折このがっくり鳥さんがいました。
そうした遊び心もいいです。

● 日本領事館と桜

先ほど訪れた十字架の広場に再び戻ってきました。
十字架の前は、広々としたオープンスペース。
きっとここで独立記念祭が行われるんでしょう。



十字架の近くの建物に、白地の旗が掲揚されているのが見えました。
あら、日の丸だわ。
ここはエストニアの日本領事館でした。
「日本のシンドラー...?」
残念、杉原千畝さんはリトアニアの領事でした。



敷地内には友好の桜の木がありました。
春にはタリンにも桜の花が咲くのでしょう。



またテクテク歩いて、ホテルへ戻りました。
冷え切った体を温めて、のんびりします。
ホテルのチェックアウトは12時なので、朝食後にゆっくり町の散策ができました。

その2に続きます。

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