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詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

荒戸理也子の絵はおかしい

2017年06月20日 18時34分54秒 | 日記

     文・二宮由紀子 絵・荒戸理也子 ブロンズ新社 1400円+税

 文章とも言えないような、女子高校生のおしゃべりのような、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。しかし、荒戸さんの絵をこれほど生き生きとさせている文章も。二宮さんは戦術家だなぁ。「こんなのは文章じゃないよ」というおじさんたちに、ペロリと舌を出しながら「はい、お見事」。
 荒戸さんの描く松の盆栽の丁寧すぎる枝ぶりのおかしさ。それにくらべてコミック風メジロのずっこけぶり。絽の着物の、麻の暖簾の、シャワー室のガラスの、巧さ。
 AKBよりも楽しいお化け屋敷のアイドル6人?のろくろ首のネコたち。なによりも色白お肌が大事。化粧品を買いに行けば、その行き戻りに日焼けの心配と、日焼けクリームもネットでお取り寄せ。
 AKBを横目に、過ぎし日の田園風景しか歌えないおじさんたちは、ホッピーのジョッキを高く持ち上げ「完敗!」。そして歌うのであります。♪夕空晴れて 秋風吹き~ 吹いてるねぇ、秋風。
 このお二人のコラボを企画された編集者に、「乾杯!」。

 こちらも二宮さんの、かぁ~るい文章がおかしい(楽しい)童話です。絵と、ぴったりなんだよなぁ。

 そにしけんじ・え 学研 950円+税

 で、わたしですが、詩を推敲したあとは新作童話を書いていました。

 故郷の大牟田市・生涯学習課より写真が届きました。福岡県庁よかもん広場ではじまる「 内田麟太郎の世界展」(7/3~8/25)のための前宣伝です。1階ロビーにあるようです。 

  韓国版と台湾版の「おれとも」でしょうか。

 左・市制百周年記念キャラクター、ジャー坊   右・大牟田の夏祭り大蛇山の玩具

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ざわざわ (メグ)
2017-06-20 19:28:59
先生、『内田麟太郎の世界展』と聞くだけで、私、胸がざわざわいたします。
世界 ( 内田麟太郎)
2017-06-20 19:53:25
メグさま
 ミミズにもオケラにも世界はありますから。まあ、まあ、の世界展じゃないんでしょうか。ざわざわというよりもちらほら。
気になりますねぇ~ (絵本の河)
2017-06-20 21:01:51
福岡県庁は、いつもこの様な企画をされるのでしょうか?それとも大牟田市が市制100年で売り込みされたのでしょうか?どうしても気になりますねぇ~
市なりの ( 内田麟太郎)
2017-06-20 21:06:37
絵本の河さま
 100周年事業のひとつですが、これまでの市町村の企画は、観光資源と名産品の紹介が多いみたいですよ。
 「 内田麟太郎の世界展」はこのあと、カルタックス、大牟田動物園、三池公民館とつづきます。
サイコー! (木枯らしモンジャロウ)
2017-06-20 22:00:00
内田麟太郎の世界展、いいですね!サイコーですね!
二宮由紀子さん (ひでちゃん)
2017-06-21 05:50:06
内田麟太郎さま
品切れ間近の『日本児童文学3・4月号』に書いて頂いてから、気になりだしました。
二宮さんの原稿で、「常識で凝り固まったカブトガニみたいな頭の固い大人たちに――」まだ笑えます。
感謝 ( 内田麟太郎)
2017-06-21 07:10:41
木枯らしモンジャロウさま
 大牟田のみなさんには感謝するしかありません。ありがたいことです。

ひでちゃんさま
 二宮さんは頭がいい人ですよね。なんといっても文章がおしゃれだなぁ。

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