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絵本作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

遠いところ

2017年06月19日 19時23分25秒 | 日記

   講談社 1200円+税

 村上しいこさんと田中六大さんコンビによる「日曜日シリーズ」も第14巻となりました。👏
 ここまでくればキャラクターたちもすっかりおなじみで、その性格も子どもたちには「だよね」の世界でしょう。
 今回は、給食室を舞台にケチャップの恋ごころと、それを手助けするお玉やお鍋。ところが伝言ゲームよろしく、聞き違いや思い込みで、ケチャップはお玉にやきもちを。恋に目覚める小学生の乙女心をどきどきさせながら、物語は展開していきます。さてその結末は……。し~らない。
 ところで、ふと、思うんですけど。ケチャップって恋をするんですか? まな板の恋なら知っていますが。

 こちらも出たようです。

 さとうめぐみ・絵 講談社 1200円+税

 ここ二週間ほど目がかすみ本が読めませんでした。読んでいるうちに、ぼんやり。(疲れているんだなぁ)。でも、どうやら老眼鏡が合ってない気配も。というわけで、昨日、眼鏡屋さんへ行きました。「二本ともに、一週間後にお渡し出来ます」。そうか、一週間本が読めないのか。昨夜は文字の大きい童話と絵本を読んでいました。
 ところが、本日、眼鏡屋さんから電話が。「出来ました」。眼鏡屋さんも算数が苦手のようです。

 朝日新聞 東京版

 今朝の朝日新聞に「 内田麟太郎詩集」の広告を出していただきました。「天声人語」の下です。広告って効くんですね。詩集『まぜごはん』がAmazon子どもの詩で第2位になりました。1位と3位は谷川俊太郎さんです。谷川さんは明日も上位でしょうが、わたしのはあと2時間ほどで転げ落ちることでしょう。というわけで、きょうも少年詩ふたつ書いていました。

 

     遠いところ

  青くかすかに山は見えた
  そんなことはあるはずはなかったけれど
  (あの山のむこうに)
  と ぼくはおもいこんでいた 

  その所番地は
  住む町のはずれだったのに
  それでも ぼくは
  ときどき山を見て
  (あの向こうに)
  と  つぶやいていた 

  あれから何年たったのだろうか
  山の向こうの町を
  バスで走りながらぼくはつぶやいている
  (ここが母の生まれた町)と 

  その所番地は
  歩いても行けるところだっのに
  行ってはいけない
  遠いところだったから

 

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
負けず嫌い (Megumi Buda)
2017-06-19 19:27:08
先生、私『まぜごはん』は、もう持っているのですが、負けず嫌いの性格なので、Amazonで、思わず、100回くらいご注文ボタンを押したら、谷川先生に負けないのではと、一瞬思いましたが、予算の関係で諦めました。

最近は、先生のブログを拝読iいたしますと、動悸、息切れを感じます。これは歳のせいでしょうか?それとも、、、まな板の恋のせいでしょうか?
 (しいこ)
2017-06-19 20:11:18
「給食室の日曜日 ~ゆれるバレンタインデー~」
「にげたエビフライ」
そろって紹介していただきありがとうございます!
15巻目は一ヶ月後が締め切り…。

目がかすむと困りますよねえ。
私も老眼鏡を仕事机、カバンの中、あちこちにあります。
持病ですから ( 内田麟太郎)
2017-06-19 20:14:25
Megumi Budaさま
 それはスルドイ。動悸息切れは持病です。だましだまし生きています。
 谷川さんを越えなくてもいいですよ。10位くらいがねらい目かな。お気持ち、うれしく頂いております。
締め切り ( 内田麟太郎)
2017-06-19 21:18:28
しいこさま
 締め切りはつらいけど、締め切りがあるから本を出していけるんだよね。
 さあ、今夜は本が読めるかな。じいさまもがんばります。
 
遠くから (メグ)
2017-06-20 00:05:08
先生、この詩の中に少年が見えます。先生が小さくなった少年が。母を想って遠くを見つめています。そして、遠くから少年を見つめ返す海の母が。

素敵な詩をありがとうございました。また泣いちゃいそうです。
青い山 (絵本の河)
2017-06-20 00:31:47
『遠いところ』を拝読し、浮かんだのは、山頭火の『分け入っても分け入っても青い山」と言う句でした。私もお母様の街は、何故か遠く感じましたから・・・
哀しい (ひでちゃん)
2017-06-20 05:15:36
内田麟太郎さま
哀しくなりました。その光景は美しいのに。美しいから哀しいのかもしれません。
アマゾンすごい、天声人語の下もすごいです。
さびしい町 ( 内田麟太郎)
2017-06-20 06:00:25
メグさま
絵本の河さま
ひでちゃんさま
 人は誰もさびしい町をもっているんでしょうね。山頭火さんも、どうしょうもなく。また社会も。物語の起源かなぁ。拙詩をお読みいただきありがとうございました。
 Amazonは、もう10位だよ~ん。 !(^^)!
Unknown (さつき)
2017-06-20 09:04:39
「ひとつ山越しゃ ホンダラッタ ホーイホイ」と、
歌いながら、
「野ゆき山ゆき海辺ゆき」たいものですね。
つぶらな (内田麟太郎)
2017-06-20 09:57:34
さつきさま
 つぶらな瞳の君ゆえに
 狸も峠を越えるでしょう。
 ホンダラッタ ホーイホイ
 お元気で。

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