りんたろうのきときと日記

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DVD「エンジェル」観ました♪

2008年09月26日 20時08分27秒 | 映画(DVD)
☆「エンジェル」
監督:フランソワ・オゾン
出演:ロモーラ・ガライ、シャーロット・ランプリング、サム・ニール、ルーシー・ラッセル、マイケル・ファスベンダー、ジャクリーン・トン、ジャニーン・デュビツキ、クリストファー・ベンジャミン、ジェマ・パウエル


イギリス・ベルギー・フランス合作。
英国の女流作家エリザベス・テイラーの同名小説を原作に、フランソワ・オゾンが監督、映画化。
類い稀な想像力と才能に溢れる女流作家エンジェル・デヴェレルを演じるのは「ダンシング・ハバナ」、「つぐない」のロモーラ・ガライ。

編集者セオ・ギルブライトには「レッド・オクトーバーを追え!」、「ジュラシック・パーク」のサム・ニール。

「8人の女たち」、「スイミング・プール」、「ぼくを葬る(おくる)」など繊細に人間の内面を描き、上質な作品を作り上げるフランソワ・オゾン。
評論家や映画ファンの間では、ある種芸術化され、一般的には少々敷居が高く、観る者を選ぶ監督というイメージが。
本作は、1940~50年代のハリウッド映画にオマージュを捧げたというだけあり、とてもわかり易い作品となっています☆

前半は、あれよあれよと瞬く間に成功していくエンジェルの御伽噺のようなサクセスストーリー、後半は一変、厳しい現実が襲う波乱万丈な展開に。

若くして地位も名誉も手に入れたエンジェルは、世間知らずのうえに、周りもチヤホヤしてしまうしてしまうものだから、ある種女王様状態。
純真であるがゆえに、時として周囲の人間は被害を蒙ることも。
順風満帆の人生に思えた彼女ですが、エスメという男の登場で、雲行きが変わることに。
このエスメ、エンジェルを崇拝する秘書ノラの弟で、自称画家なんですが、肝心の画の才能ゼロ、おまけに飲む打つ買うと絵に描いたようなヒモ男。
エンジェルに対して愛情は無く、興味があるのは彼女の財産。
しかし、自分の空想上でしか恋愛経験がないエンジェルは、彼にゾッコン。
恋は盲目とよく言ったもの、欲しいものを買い与え、彼のためにアトリエを用意したり、海外旅行と贅沢三昧。
エスメの心は他の女性にあることも知らず・・・。
思わず画面の彼女向かって、「あんた、騙されてるよ・・・(涙)」と言ってしまうほど、もう、不憫で不憫で(>_<)
そして、報われない愛は最悪な結末に。

絢爛豪華な衣装の数々、20世紀初頭のイギリスの街並みも見事に再現されており、観ている者をタイムスリップさせてくれる。
エンジェルを始め、登場人物たちが実に良く描かれておりキャラクターに感情移入し易い。
特にロモーラ・ガライの演技は見応えアリ☆
119分あっという間の作品でした(^-^)


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2 コメント

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Unknown (シネマ大好き娘)
2008-09-27 06:21:38
エンジェルはしあわせだったのかしらね?!
シネマ大好き娘さん☆ (りんたろう)
2008-09-28 01:06:53
ラストは、エスメの愛を得ることが出来ず悲しい結末でした(>_<)

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