小さきものはみなうつくし

ドールと食玩で綴る、季節の歳時記

心配

2008-06-29 22:54:41 | シルバニア・田舎編
10日ほど前から、妻が体調を崩している。
食欲もないし、微熱が続いていて下がらない。
「調子はどう?」
「うん・・相変わらず・・・」



何も食べたくないって言うけれど、少しは口に入れたほうがいいと思い、
僕は一生懸命おかゆを作った。



「食べられそうだったら食べるんだよ。」
「ありがとう・・・」



でも、結局妻は口をつけなかった。



よっぽど具合が悪いのか・・・。
風邪にしても、こんなに長引くのは初めてだ。
もしかして、命にかかわる重い病気なのかも・・・。



「わあ~!僕をおいて行かないでくれ!」
「あなた・・・!」



「・・・違うの。
まだ安心できないから言わなかったのだけれど、
赤ちゃんが出来たみたいなのよ・・・」



「ええ~っ?!ホントかい?」
「隠してて御免なさい・・・」



「りんごすったから、調子のいいときに食べるんだよ。
赤ちゃんがいるんだから少しでも食べないと。」
「うん、ありがとう。」



今日ほど心底驚いて嬉しかった日は無い。
もうすぐ僕たちの子供が産まれる・・・。

朝の匂い

2008-06-25 13:34:35 | シルバニア・田舎編
シュッシュッシュッ。



「お味噌汁は出来上がりっと・・・」



「ご飯はうまく炊けたかな?」



「うん、おいしそう~」



「おこげもバッチリね。」



「今日はおむすびにしよう」



いつもの朝ご飯は、炊き立てのご飯と味噌汁、漬物くらいの簡素なものだ。
でも、削りたてのかつおだしの味噌汁と、お釜で炊いたご飯は何よりもおいしい。



朝の匂いに包まれて、今日も僕たちの一日が始まる。




今回も本物と比べてみました。よく出来てます~。
画像で気が付きましたが、本物の鰹節の置き方が逆でした・・・(笑)
ぷちには鰹節削り器の蓋はないのがちょっと残念です。


梅仕事

2008-06-23 15:54:40 | シルバニア・田舎編
先月から、一羽のチャボを飼っている。
毎日おいしい卵を産んでくれる可愛い奴だ。



「鳥小屋に三つあったよ」
「じゃあ今日は卵丼にしましょう~♪」



6月は梅仕事の月。
我が家でも梅酒に梅干しと、妻がせっせと仕込む。
梅酒は、去年のものはあっという間になくなってしまったから、
今年はたくさん作るつもりらしい。



「そろそろ、このあいだ漬けた梅も干しておこう」



「梅干さん、お天道様をいっぱい浴びて、おいしくなってくださいな」



リーメントの「おばあちゃん家」、今日届いたのでさっそく少し使ってみました~。
どれもこれもツボなアイテムばかりで、可愛すぎです!
ご飯の羽釜やお鍋はシルバニアにはちょっと大きいけれど、
他のアイテムはちょうどよい大きさで、うさねこ夫婦にもピッタリ~♪

rinrinも、この時期になるとお隣さんの梅をたくさんもらうので、
せっせと梅酒と梅干しを漬けます。
梅酒はぷちとまったく同じ容器だったので、一緒に写真を撮ってみました。

すご~い小さい!でも全くおんなじで感動・・・。


魚釣り

2008-06-02 15:45:08 | シルバニア・田舎編
今日は近くの堤防へ釣りに出かけた。
この時期は鯵が捕れるから、たくさん釣って妻を喜ばせてあげたい。
しかし・・・


「はあ~。朝からまだ一匹も釣れないなあ・・・」



と。そのとき、釣竿にググッと重みが!


「やった!」



そして家路に着いて・・・


「一匹しか釣れなかったよ・・・」
「まあ!美味しそうな鯵!」



「さっそく一夜干しにしよう♪」



「おいしく焼けたかな?」



そして、一匹の鯵を二人で食べた。
妻は魚が大好きだから、僕はちょっと遠慮して食べた。
今度は大きな鯛を釣って来るよ、と僕が言うと、
足りないくらいがちょうどいいの、と言って妻は笑った。