アスパラガスの出荷を始めました。体内共生の始まりについて!

2012年03月24日 | 生物共存農法
アスパラガスの出荷を始めました。
使用資材;草、魚粉、ヨーグルト、水にがり、蜂蜜以上。
防除資材;化学農薬、自然、有機、生物農薬、忌避剤などの防除薬剤未使用。

気温の変動が激しく、例年より出荷が遅れました。

腸内共生のお話。
腸は、消化吸収をする大切な器官であることは、言うまでもありませんが、ほかの様々な機能が解ってきました。

口から肛門までは、一本の管になっていて、粘膜を介して外界と触れ合っています。
簡単に考えると人は、穴の開いたホースと同じなのです。口から入れたものが出ていかないように肛門というバルブで止めています。厳密にいうと体内は、ホースの肉厚部分ということになります。
腸を覆う粘膜には、粘膜免疫システムがあることが解り、「腸は最大の免疫臓器」と言われる時代になりました。腸に生息する細菌は、「重要な共生者」として注目されていて、「腸は最大の生物共生の器官」とみなされています。

私たちは、食べる、飲むなどの行為を経て、多くの生物と環境を共有しています。
特に腸には、多くの常在菌存在し、これらに菌と共生したいかなければ、私たちは、健康に生きていけないとと考えられるようになりました。

腸にある体内最大規模の免疫系を構成している器官、細胞は、腸内細菌によって機能し、このことに関係した研究は、日々進歩して、腸内細菌との共生の機構が分子、細胞レベルで解き明かされようとしています。

腸内細菌との共生は免疫系ばかりではなく、神経系、内部分泌系にも見られ、腸内共生は、人の健康維持に必須の機能です。

これらの共生の破綻は、免疫系、神経系、内部分泌系の異常をもたらし、感染症、アレルギー、自己免疫疾患、癌、メタボリックシンドロームなどの難病発生のリスクを高めることも明らかになっています。

つづく






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