林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

もみじばふうの街

2014-11-05 | 風に吹かれて

飯能の美杉台団地へ美しく紅葉したもみじばふうの並木を見に行った。
友だちが門前まで車で送迎してくれ、歩く距離はほんの少し。
ちょっとした大名気分である。いつも悪いねぇ。

空は高く、高台の団地は広く、もみじばふうの並木は見事だった。
でもなぁ。



毎日見物している英国は湖水地方の街並みと較べ、ため息が出る。

狭い歩道に列植されたもみじばふうは、数年先には大木に成長する。
その時、枝は伐採され、棒杭のうようにされるだろう。

並木道の両側の住宅・店舗・学校・集合住宅などの外観・外構はてんでんばらばら。
電柱電線が見えないのが救いだ。

この街の住民も、景観と不動産価値とは関係がない、と思っているようだ。

この団地に住み、何かと意見が多いシャモじぃも、

  電柱に看板? ふ~ん......。

と関心がない。

朝日山公園に上った。

素晴らしい丘の上の広場は広く、公園下の造成地も途方もなく広い。

西から南は、武甲山ほか前秩父・奥多摩から丹沢までの山並みが連なる。
東は眼下の美杉台団地。その先は関東平野で、筑波山やスカイツリー。

初日の出で賑わう、というシャモじぃの話は頷ける。

バブルの後も造成工事を進めたUR機構は、公園の西側の用途を変更し工場団地にする。

住宅地として残した区画は不動産会社にまとめて売却したようだ。
不動産会社は文化住宅を敷地一杯に建て、売出し中である。
数十年後は山の上のスラム街になるのではないか。

 

ま、そんなことはどうでもいい。
昼食は並木道にある薬香草園を見物。
「ヤハラテナ」という洒落たレストランで昼食にした。

美杉台団地は飯能駅南口から、長い坂を上がってくる欅並木も美しいです。
  モミジバフウを漢字で書くと「紅葉葉楓」になります。 

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