林 住 記

あしたはあしたの風が吹く

がんばれゴジラ

2017-01-30 | 拍手

公開時、怪我で見られなかった「シン・ゴジラ」を、池袋の古く小さい映画館で観た。
感動した! 水爆級だ、凄い!

圧倒的な自衛隊と米軍の攻撃と、東京の都心部を瓦礫の山にするゴジラの乱暴狼藉に、頭がくらくらした。
事態の急激な展開と登場人物の多さについて行けず、話なんかどうでもよくなり、ただただスクリーンに見とれておりました。
以下、怪しい記憶と理解をもとに書く粗筋です。

東京湾の水蒸気爆発と海底トンネルの崩壊は、海底火山の爆発ではなく、核廃棄物で成長したゴジラが目を覚ましたのだった。
上陸したゴジラを自衛隊が迎え撃つが、避難が遅れた親子に気付いた総理(大杉漣)の攻撃中止命令で、取り逃す。

深刻な脅威を前に、総理官邸・官僚・生物学者たちの慌てふためくサマは、福島原発爆発時の混乱を彷彿させる。
中露2国とアメリカの対応は素早く、優柔不断な総理は成り行きで結局、国連軍による東京での核兵器使用を認めてしまう。
米国大統領特使の日系美女はこれを憂慮。ゴジラに関する牧教授の機密文書を、若く有能な内閣副官房長官に漏洩する。

以後、副長官を軸に各界のはぐれ者・異端の学者が集結。国中のスパコンを並列連結し、機密文書を解析。対策をたてた。
化学・薬品工業各社は、教授の機密文書から割り出した、対ゴジラ血液凝固剤を開発する。
これは国連軍の核兵器攻撃寸前にゴジラを制圧するためだ。



間もなく、より巨大化し、相模湾から鎌倉に上陸したゴジラは、多摩川の防衛線を易々と突破し、都心に迫る。
危険になった官邸を脱出し、立川基地に向かう総理一行のヘリは、ゴジラに一蹴され墜落。有力閣僚は全員死亡した。

出張中で生き残り、昼行燈とされていた前農水相の、対フランス土下座外交が奏功。核攻撃は実行直前に一時中止する。
東京駅に居座ったゴジラに自衛隊は空陸から猛攻撃。よろめくゴジラに地上部隊が血液凝固剤を注入する。

このくだりは心臓が破裂するかと思ったくらい圧巻です。 
見慣れた壮麗な高層ビル群が、ゴジラが放射する何本もの爆破光線でバタバタ倒壊する。見るも無残ながら痛快爽快愉快だ。
  例えば新型新幹線や東京駅に乗り入れる各電車に爆弾を積み一斉に突っ込むんです。
  1車両だけでいいのに15両編成なんですねぇ。勿体ない。

.......とまぁ、凄まじい破壊と猛烈な攻撃シーンはいくら書いてもキリがない。
まだ映画を見ていないご同輩は、冥途の土産に是非ご覧くださいね。

この映画は単なる怪獣パニック映画ではなく、社会派風刺映画でもある。また相当な反米ですな。
会議は空転するが、いい塩梅にゴジラとの攻防戦が挿入されるので退屈しない。会議だって既視感があり、笑わせる。
この種の映画にお定まりの、美しい家族愛も、若い男女の色模様もなく、人の死骸は全く見あたらない。

臨時総理大臣に祀り上げられてしまった、何かとボヤキが多い前農水相(平泉成)が好きですね。
また沈着冷静な統合幕僚長(國村隼)にも好感が持てた。

国家の存亡を前にして、本来ならばゴジラを恐れ、憎まなければいけないのだろう。
だが森生は、ゴジラが大好きになってしまった。あんなに痛めつけられて、可哀想になった。
処分できない核廃棄物は日本に沢山あるんだから、ゴジラを餌付けすればいい、とさえ思うようになった。

血液凝固剤で凍結させられたゴジラは、再び核廃棄物を摂り、元気に復活してほしい。
そして、首相官邸や国会議事堂や霞が関の官庁街を木っ端微塵にしてもらいたい。

できれば北京・ソウル・ニューヨークなどにも遠征し、徹底的に蹂躙して欲しいものだ。

 

以上を書き上げて、シンゴジラについてネット検索し、大変役に立つブログを見つけました。
①シンゴジラは何故大ヒットしたか。②シンゴジラの登場を予測していた牧教授とは何者か。③凍結したシンゴジラの尻尾はどうなるか。
などを詳しく考察しております。「CSLBOOK-好きなものは好き」を是非お読みくださいね。
粗筋と登場人物は、ウィキの「シン・ゴジラ」がいいでしょう。

なお、今回の記事はいわゆるネタバレかもしれませんが、あらかじめ筋を承知してから映画を観る方が分かり易いと思います。

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