林 住 記

あしたはあしたの風が吹く

風に吹かれて

2016-10-19 | 歌の翼に

 

 

ノーベル文学賞はボブ・ディラン(長くなるので以下B・Dにします)だった。

村上春樹一辺倒だった日本のマスコミは手のひらを返し、B・Dを絶賛し、決定を称賛している。
小耳に挟んだ噂話だが、欧米では「これじゃ文学賞じゃなく音楽賞だぜ」との異論もあるようで、健全な社会だと思う。
そもそも欧米諸国はノーベル賞を日本のように、唯一無二のものとして有難がっているのだろうか。

B・Dへの授賞は、彼の反戦思想を込めた詩作活動に対するものだそうだ。
ふ~ん、なるほど反戦詩か。反戦詩なら谷川俊太郎だって、茨木のり子だって書いている。
でも二人は英語でなく日本語で詩を書いている。日本語ではあちらに直接反戦思想が伝わらないのかも。
それに贔屓する人数だって、村上谷川茨木では勝負になるまい。スウェーデン・アカデミーは、B・Dにあやかりたかったのかもね。

B・Dはノーベル賞の受賞について、まだ何のコメントもしていないそうだ。
欧米のマスコミは、彼を追いかけないのだろうか。彼には妻子も祖父母も、先輩も後輩も、向こう三軒両隣もないのだろうか。
それとも、あちらのマスコミが怠慢なのだろうか。日本ならスキャンダルさえ掘り返すだろうけどね。

授賞を決定した委員会は、4日経ってもB・Dに連絡がとれず困惑しているようだ。
・Dがいっそのこと「そんなもの要らねぇよ」とノーベル賞を突っ返したら、森生は拍手喝采したい。

恥ずかしながら、彼の代表曲「風に吹かれて」が反戦歌とは長い間知らなかった。
さすらいの旅に憧れるフォークソングだと思っていた。

B・Dの歌詞は難解で何回読んでも分からない、と音楽評論家の萩原健太さんが言っている。
英語圏の友人も「いや、俺にも分からない」なのだから手に負えないそうだ。(10月17付 朝日新聞朝刊 文化文芸欄)。
やっぱりね。あまり分かり易いのも考えもの、ということでしょ。

それはともかく「風に吹かれて」は森生も大好きな歌です。
但し、B・Dのだみ声は好きじゃない。ここは若かった頃の南こうせつ君の、脳天気な歌でどうぞ。

         「風 に 吹 か れ て

なお、お隣・韓国では、日本人の連続ノーベル賞受賞に、いたくご不満らしい。
だったら「サムスン大賞」でも創設するといい、と思うよ。
この話題は、「木走日記」さまをどうぞ。

161018

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2 コメント

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ノーベル賞って何だろう (Hじじ)
2016-10-19 18:07:16
人間が人間を評価するのは、最後には選ぶ人の主観が入り、選考基準もその都度変わるわけで、客観性がある賞とは最初から考えてはいけないのでは、と思っている。
特に、平和賞は実績での評価ではなく、期待賞の様相がある。オバマ大統領のように。
また、最近は文学賞も“反政府”的な題材でないと受賞できないように感じます。
でも、今回のボブ・ディランはどうなんだろう。単に選考委員が好きだったのではと感じました。
とは言っても、ノーベル賞は日本人が受賞したと聞けば、内容が分らないがうれしい。
関心は無いと思っていても、オリンピックでメダル獲得したと聞けば、ナショナリズムが刺激さると同じように。
日本では直木賞や芥川賞は、一出版社が出している賞にすぎないと思うが、マスコミが大々的に取り上げる。長く続いているという伝統から来るのでしょうか。

季語“今朝の秋”はしゃれています。語感がいいような。
ノーベル賞 (森生)
2016-10-20 09:23:28
Hじじさま
ノーベル賞やオリンピックや世界遺産やギネスが そんなに名誉なことなんでしょうか
日本では有難がり過ぎる と思います
もっとも スウェーデン程度の国力で 世界的な賞を創設し 箔を付けたことには 頭が下がりますが
一時は世界2位の経済力を誇った日本に 世界的な賞がないことが 残念です
大江健三郎はノーベル賞は受けましたが 文化勲章は辞退しております

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