林 住 記

あしたはあしたの風が吹く

一言多い喫茶店

2017-06-20 | 風に吹かれて

饂飩の後は珈琲です。山を下り、平地に出て、宿(しゅく)交差点を左折。秩父方面に向かった。

饂飩の「やすらぎの家」、蕎麦の「とき庵」の先に、古ぼけた2階家がある。目指す喫茶店「とき川の小物屋さん」だ。
ヘンな名前だが、店内は埃をかぶった小間物や絵本が並び、客席は3人で満席になるカウンター席しかない。
魔法使いのような風貌の店主は、一言多い尖ったじぃさんである。

殺風景だった店の庇の下で、不思議な男女が不思議な小物を商っていた。
収益を近所の牧場にいる老馬(婆ではない)の介護費用に充てるそうだが、果たして売れるのかな。

客席は道を挟んで前を流れる都幾川の土手の上。
だがパイプ椅子は足りず、木の切り株を椅子テーブル代りに使用する。
客席作りも何もかもセルフサービスである。

素通しの額縁がイーゼルに乗せてあり、額縁から上流を眺めろ、という仕掛けだ。

店の売りは「水出しコーヒー」400円である。
見た目はアイスコーヒーだが、8時間もかけて出来上がったコーヒーは確かに雑味が無く美味い。
魔法使いのじぃさんは、コーヒーとシロップとミルクを混ぜ合わせないように厳しく客に注文を付ける。
初回は、うさじぃがうっかり混ぜてしまい、客席を見回りに来た魔法使いから叱られた。

生真面目なお客に、この店は合わないかも。でも森生はこの店が好きです。
隣に小洒落た焼き菓子屋が開店。周囲が「活性化」してきた。素朴な雰囲気を、これからも守り続けて欲しい。

客への注文が多い喫茶店のこの日の注文は「日向は暑いから木陰にしなさいよ」だった
日陰は厨房から遠く、セルフサービスが負担になるので、3爺は日向にした。

似たような記事で恐縮ですが、過去記事「都幾川村再び」と「額縁から見る」もご覧くださいね。

170620

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2 コメント

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ん?!… (お絵描きばぁば)
2017-06-20 18:56:27
何か違和感…。イーゼルの後ろ脚 ?! はは〜ん、そういうことですね。特製かな。いい構図、まるごと自然♪
ふふっ!私もお会いしたい、魔法使いのような風貌のじぃさんが店主の、注文の多い喫茶店。過去記事も楽しく拝読 ♪
都幾川村へいらしゃい (森生)
2017-06-21 11:31:41
お絵描きばぁばさま
今回 魔法使いのじぃさんは 昔の電話交換手のように 口元にマイクを携え 川端のお客様に 厨房から指示をしておりました
商売繁盛は結構ですが 肉体疲労が心配です

都幾川村は景色がいい村です 是非 スケッチにいらっして下さい
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