ロンドン(ダウ・ジョーンズ)債券ファンド世界最大手、米パシフィック・インベストメント・マネジメント・
カンパニー(PIMCO、ピムコ)の幹部は8日、投資先に関し、欧州国債からのシフトおよび、別の債券の検討を余
儀なくされていると語った。周縁国国債のリスクが高まった上、中核国国債への需要により投資益が圧迫され、
実質利回りがマイナスになったためだという。
ピムコのエグゼクティブ・バイス・プレジデントでポートフォリオ運用担当者のマイルズ・ブラッドショー氏は
、ロンドンで開催された金融業界の会議の席で、「当社では欧州の全国家の信用力について、アンダーウエイト
に(=資産の配分比率を少なく)している」と語った。同社ではカバードボンドなどの代替投資先を検討する機
会が増えているという。
カバードボンドは、住宅ローンや公的融資などの貸出資産を裏付けに金利が支払われるため、一般的に銀行債の
中でも最も安全とされている。裏付けとなる資産は最低限の法的基準に適合し、貸し手側のバランスシートに残
る。
「(ドイツ国債など)要件を満たす担保全体の規模は縮小しており、コストはより高くなっている。われわれは
投資方法に関し、もっと独創的になる必要がある」とブラッドショー氏は語った。
ピムコは、政府系開発銀行のドイツ復興金融公庫(KfW)の銀行債など、トリプルA格付けを付与されているドイ
ツのその他の債券にも投資しているという。こうした債券は市場規模が小さく、流動性が比較的低いため、利回
りがドイツ国債を上回っている。
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