死ぬ間際にタイトル決まるかも

ちと書いてみたかっただけ

ザ・ウォーク

2016年02月18日 | 生活
 
フランス生まれのフィリップ・プティが1974年、当時世界一の高さを誇ったニューヨークのワールド・トレード・センターの2つのビルの間にワイヤーロープを張り、命綱なしの空中闊歩に挑戦した。
本作はこの実話を基にしたもの。

同じ題材で2008年に一度「マン・オン・ワイヤー」というドキュメンタリー映画が作られ、アカデミー賞を獲っている。
ただそれは綱渡りをするまでの経過を関係者にインタビューしているだけの映画だった。
綱渡りの時もカメラは持って行ったのだが、綱渡りが無許可の違法行為だったため警官が集まってきた。
だから実際に綱渡りをしている映像は撮れなかった・・・撮っても取り上げられる事になるから。

ひょうひょうとした主人公を演じるのはジョセフ・ゴードン=レヴィット。
小柄で華奢(きゃしゃ)。
実際のフィリップ・プティはどんな人なのか知らないが、こんな感じの人だったんだろう、と思わせるような容姿と演技だった。
彼は今、自分で監督した「ドン・ジョン」という映画のために、身体を鍛えて筋肉モリモリに変身してるらしい。

ストーリーは無駄なものがあまりなくシンプルで観易かった。
綱渡りシーンはもちろん見せ所だが、それよりも綱渡りを実行するまでのプロセスに重点をおき作ってある。
設計者を装って建設中のビルディングに何度も足を運び、写真を撮ったり計測したり、足の裏に釘が刺さったり・・・。

そしてなんといっても、この映画のウリは高所の映像。
自分は時間の都合で3Dは観られなかったが、本作の作り手が意識的に「観客を高い所にいるように」仕上げてある映像は凄い。
ニューヨークの試写会では高所恐怖症と思われる観客何人かが嘔吐したとか。
それを聞いた監督のロバート・ゼメキスが「やった!」と喜んだとか・・・計画的に鑑賞するなら是非とも3Dで。

映画「ザ・ウォーク」予告
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2 コメント

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厳しい・・・ (虹伝説)
2016-02-20 00:58:01
この映画、CMやTVの映画紹介で存在は知ってましたが・・・実話が基なのがすごい。
私・・・筋金入りの高所恐怖症(笑)
この映画を観る事が出来るか否か?よりも、先ず「実話」つ~所に軽い衝撃が・・・(笑)
確かに予告を観ると、そのプロセスがとても人間味溢れてて(観てませんので勝手な想像・笑)・・・コレが有るから、綱渡りシーンが生きるのではないか・・・と、また勝手な思い込みしとります。
予告だけ覗いただけでも私的には・・・映画館の大スクリーンでのこの映画の鑑賞は厳しいと思いますが、ましてや3Dなんぞ・・・とってもチキンな虹伝説でした~!
「嘔吐」は宣伝も兼ねて・・・ (2g)
2016-02-21 20:45:10
試写会で嘔吐した、ってのは宣伝効果も兼ねて必要以上にオーバーに語られてるのだとは思うのですが、やはり筋金入りの方にはお薦めできません(笑)

地味ですけどいい映画でした。

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