今村夏子さん、『星の子』

 『星の子』の感想を少しばかり。

星の子
クリエーター情報なし
朝日新聞出版

 こういうこと、こういう話は実際にあるだろうな…と思いながら読んでいたら、とても怖かった。“新興宗教”ならばある意味まだ分かりやすいが、これが“親の方針”ともなるとその偏りは外からは見えにくく、素直な子どもほどその影響にどっぷり浸かって育つだろうし…。たとえどんなに親がそれを“正しい”と信じていたとしても、非力な存在である子どもにはそもそも初めから選べない。…辛い。
 主人公ちひろの性格が他愛ないというか、見たくないものから目を背ける子どもの知恵が身に付いていて切なかった。集会所や研修の様子が居心地よさそうで、もはや他人が一概に正誤を決めつけるべき話ではないのか…と思いつつ。

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