演じる「高次脳機能障害」で眠ると前日のことを忘れてしまう大学生の五十嵐クンが主人公。彼が大学のプロレス研究会に入るところから話が始まります。原作は舞台脚本。名前は知っていますが未見の人気劇団モダンスイマーズの作品なんだそうです。舞台見てぇ～～！！～ここから少々ネタバレ含みますので、ご注意くださいませ。～
全編笑える場面が多く、楽しい映画ですが、ちょくちょく挟まる五十嵐クンのメモを取ったり、写真を撮ったり、「明日の自分」に日記を残すといった場面…その姿が切なくて切なくて。。。泉谷しげる
演じる父親が息子の障害を受け入れられず、現実逃避的な言動を取るところなんかもやけにリアルでしたし、息子の日記を読んで現実を受け入れていく過程、そのオヤジの背中にも泣けました。終盤、向井理演じる奥寺が五十嵐クンに決め台詞を言って、直後に「昨日考えたんだ」とオトす場面なんか、泣けたと思ったら笑えて…最高でした。バスから降りた五十嵐クンが泣いていると強い雨が降ってくるシーンはちょっと演出し過ぎじゃん？と思いましたが、ちゃんと次のシーンへの布石だったんですね。失礼しました。無意識に粗捜ししてしまっていたみたいで反省（＾＾；。
隆太
クン＆向井クンはドラマ『バンビーノ』とは先輩後輩の役が逆なので、ちょっぴり違和感はありましたが、二人ともそれぞれにカッコ良かったです。あと、『ちーちゃんは悠久の向こう』の仲里依紗が五十嵐クンの妹役を好演。ちーちゃんの数倍良かったですよ。人気学生レスラー役でこの映画のヒール役、瀬川亮…あまりにムキムキだったので本職レスラーさんかと最初思ってしまいました。。。顔がイケメンで体がムキムキって生理的に受け付けないものですネ（笑）。でもプロレス研究会の面々と同様、印象に残る役者さんではありました。一つ思ったのですが、舞台の映画化って結構いいですよね。時間の尺が一緒なので、小説orマンガが原作の時のように、無理矢理縮めました・纏めましたみたいな不自然さを感じずに済むのがいいです♪♪
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